平成29年度

その他の行事等 平成29年度

球技大会を開催しました。

 6月28日、29日に球技大会が行われました。

 多賀城高校における三大行事の1つです。実行委員の生徒により企画運営がなされます。
 まずは開会式。
 学校長 佐々木 克敬先生の挨拶に続き、代表生徒による選手宣誓が行われます。

 続いて各クラスで作成された「クラスTシャツ」の発表が行われます。

  

 この後投票により最優秀クラT賞が決められました。
 そしていよいよ競技開始。初日はバレーボール、サッカー、ドッチボールが行われ、2日目はバスケットボールが行われました。

  

 熱い戦いが繰り広げられました。
 気勢を上げるための円陣も徐々に参加者が増え、大きな輪になりました。決勝前の円陣はさらに気合いが入ります。

  

 生徒が一致団結する瞬間です。生徒はこの2日間で多くのことを学んだようでした。
 日々の学習に追われる生徒たちも、笑顔で2日間を過ごすことができました。溢れんばかりのパワーを見せつけた多賀城高校生に大きな期待が持てそうです。これからの活躍に注目です。
 実行委員の皆さん、準備にあたった生徒の皆さん、お疲れ様でした。

くらしと安全Aの特別授業「災害時の避難所設営について」

7月4日(火)にくらしと安全Aの特別授業「災害時の避難所設営について」が行われました。講師にみやぎ災害救護ボランティアセンターの村上氏と門間氏をお招きし,2年7組(災害科学科)に授業を行っていただきました。
前半は,指定避難所や開設時に起こりうること,運営時のポイントなどを教えていただきました。後半は,多賀城高校の図面を用いて避難所設営の図上訓練を行いました。前半に学んだ避難所設営・運営のポイントを踏まえながら,ブースの配置や特別教室の使い方,ヘリポートの設置など様々な状況を想定して図上に書き込みました。お互いの発表を聞くことで,通路確保の大切さなど,自分たちの班にはなかった考えにも気付くことができました。

    

くらしと安全Aの特別授業「DIG(災害図上訓練)」

 6月27日(火)にくらしと安全Aの特別授業「DIG(災害図上訓練)」が行われました。講師に八千代エンジニヤリング株式会社の寺脇氏と加藤氏をお招きし,2年2組(普通科)と2年7組(災害科学科)で授業を行っていただきました。
 多賀城市で発生した過去の災害やハザードマップ,洪水・土砂災害などについて学んだ後,グループごとにDIGに挑戦しました。どちらのクラスでも設定や地図を踏まえながら,どのように避難をすれば良いかを考えることができました。特に7組はこれまでの専門的な学びを生かして,地形や状況などから幅広い想定をして考えていたのが印象的でした。
 災害はいつ,どこで起こるか分かりません。今回の学びをきっかけに,もしものときに適切な避難ができるようになってもらえればと思います。

    

災害科学科『自然科学と災害A』特別授業を実施しました。

 6月23日(金),災害科学科1学年生徒を対象に『自然科学と災害A』特別授業を実施しました。国内外の生物を追い求め,環境保全の立場からも様々な保護活動をされている自然写真家の永幡嘉之氏を講師として招き,東日本大震災が生態系に及ぼした影響と人間生活とのつながりについて,数々の写真とともに実体験に基づいたお話をいただきました。
 東日本大震災による大津波によって,生きものはいなくなったように見えましたし,人々はいなくなったと思い込んでしまいましたが,実際にはその土地には多くの生きものが残っていました。さらには,昔そこにいた植物の種から,開発によって失われていた植物が再生するようすも見られ,永幡氏はそういった事実を記録に残してきました。
 自然災害や防災,復興というのはYes,Noといった解が一つに定まるものではありません。その中に社会学的な視点や科学的な視点など,様々な視点を持って向き合うことが必要だと語る永幡氏の言葉には,永幡氏の人柄や生き方が強く感じられました。科学的な視点から震災や復興を考えることを初めて行う生徒も多く,新たな視点から災害科学を考える貴重な講話となりました。

  

(アンケート調査の結果)
 生徒の生態系や環境問題に対する興味は,「たいへん興味がある」と答えた生徒が講話前の15%から講話後には46%にまで増加し,全体の95%が興味を持つようになりました。また,津波被災地の生態系の変化については,「よく知っている」「知っている」と答えた生徒が講話前の22%から82%に増加し,理解も深まったという結果になりました。さらに,「これから復興についてよく考え,議論したい」と解答した生徒は,講話前の10%から50%にまで増加し,永幡氏の講話を聞いて,より深く学び,多くの人と様々な視点から議論までしたいと考える生徒が増えたと考えられます。

塩釜一中「防災活動」

  

 6月11日(日)に,本校2年生の防災委員14名が,塩釜一中さんの「防災活動」の講師を務めました。この日は,塩竃市総合防災訓練の日で,塩釜一中さんでは,市全体の避難訓練の後に学年毎に防災活動に取り組みました。 本校防災委員は,中学2年生122名と地域の方を対象に「多賀城高校における防災活動の発表」と「防災ワークショップ」を行いました。 「多賀城高校における防災活動の発表」では,「災害科学科の授業内容」や「まち歩きマップ」も紹介しました。塩釜一中の生徒さんは興味深く聞いてくださり,たくさんの質問を受けました。

  

「防災ワークショップ」は,地域の方にも参加していただき,24グループに分かれて行いました。グループ毎に自分が「沿岸部」「都市部」「山間部」のどこにいるかを決めてもらい,その場所で大きな地震が発生したときの起こりうる危険と身を守る行動を考え,発表しました。最初はなかなか付箋に自分の意見を書けない人もいましたが,少しずつ慣れていき,最後には5つのグループが全体の前で堂々と発表しました。 防災委員にとっても貴重な経験となりました。ありがとうございました。

【生徒感想】
 2年 藤井 天音
 私は今回,ワークショップのメインファシリテーターをやりました。大人数の前で初めてやったので緊張しました。事前にシミュレーションをしたり,私なりに準備はしていたものの,中学生相手となると指示が伝わりにくかったりして,思うように進めることができませんでした。時間がかかりすぎてしまったことも改善点だと感じました。 とても良い経験になりました。
 2年 藤村 涼香
  最初に行った「多賀城高校における防災活動の紹介」では,分かりやすく説明できていて,中学生もクイズに積極的に参加したり,質問してくれたりして,とても良い時間になったと思う。また,ワークショップでは,指示するのが少し難しかったが中学生が積極的に意見を言ってくれたり,指示したとおりに行動してくれたりしたので良かった。今回の活動を通して,中学生と防災についてよく考えることができた。これからもこのような活動をしてきたいと思った。