教育活動

課題研究

災害科学科1年生特別授業 および教員研修会の報告

1月10日(木),本校大講義棟(iRis Hall)において,NHK放送文化研究所 メディア研究部 主任研究員 山口 勝 氏をお呼びし,災害科学科1年生「社会と災害」「自然科学と災害B」特別授業を行っていただきました。

NHKの8K映像を活用した「命を守る」という視点での防災・減災の在り方や考え方について探究することができ,また,身近な「ネタ」を見つけるところ,あるいは些細な疑問から研究が始まるという事を学び,課題研究における研究テーマ設定の大きなヒントを得ることができました。

その後の教員研修会では,山口氏より,「研究テーマをどう見つけ探究するか」~アジェンダセッティングと事実を繋ぐということ~ という演題の講演をいただきました。新学習指導要領における総合的な探究の時間の目的や指導のポイント,他校の優れた研究事例の紹介,生徒をAO入試に対応させる為の指導の在り方等について多くのヒントを得ることができ,SSH事業校として,課題研究の指導に対する本校教員の大きな指導力向上に繋げることができました。御教示いただいたことを,今後の教育活動に活かしていきたいと考えております。

山口様,どうもありがとうございました。

国際協働型プロジェクト学習の様子

さる12月4日,国際協働型プロジェクト学習始動として,本校災害科学科の2年生とインドネシアにあるサンタローレンシア校とでZoom(モニターを利用したアプリ)を用いた文化交流授業を行いました。回線の関係でコミュニケーションが上手くとれないところもありましたが,iPadでミラーリングをしたり画像を提示したりすることで乗り越えることができました。

 

参加した生徒の感想

・聞こえづらくところもあったが,インドネシアの人たちの英語の能力の高さに驚いた。自分たちも頑張らないといけないと感じた。

・スピーチでは緊張してしまったが,反応が優しくて救われた。画像や動画を用いているときのリアクションが良い印象を受けたので,積極的に用いていきたい。

・こちら側の映像や音声がちゃんと伝わっているな,と感じました。発表をしているときに笑ってくれたり,手を振ってくれたりして嬉しかったです。

特別授業及び課題研究推進報告会の御案内

平成31年1月10日(木)14:00~16:50

NHK放送文化研究所より 山口勝 氏 をお招きし,本校大講義棟(iRis Hall)において,災害科学科1年7組の生徒を対象とした特別授業および,教員を対象とした課題研究推進報告会を開催致します。

年始御多用のところと存じますが,下記の要項を御覧の上,御参加いただければと御案内申し上げます。

下記の参加申し込み用紙で申込みをお願いします。

 

2019.1.10 要項・参加申込書.pdf

洞爺湖有珠山ジオパーク巡検の報告

 5月7日~9日の日程で,災害科学科1,2年の有志6名が北海道室蘭栄高校との合同巡検に参加しました。7日の巡検前日には,室蘭栄高校の先生から有珠山噴火の歴史について事前ガイダインスをしていただき,8日の巡検当日は,実際に噴火活動があった西山山麓火口コースにおいて,断層によって国道が寸断された現場に立ち入ったり,当時の噴火口に降りるなどしながら,火山災害について様々な視点から捉えることができる実習となりました。午後には4つのテーマに分かれて課題研究を行い,本校生徒は被害に遭った国道跡地の隆起に関する調査を行いました。9日には,国立大学法人室蘭工業大学の協力のもと,安居光圀准教授によるDNAの抽出と電気泳動の実験を行いました。

2年7組 佐瀬翼
 今回の洞爺湖有珠山巡検では人生初のことが多く,私にとって非常に有意義で感動的な3日間になりました。有珠山においては,噴石の観察や火山活動による地殻変動を調査しました。広い範囲にわたって被害を受けており,噴石の飛んできた方向や隆起の状況などをイメージするのは大変でしたが,ガイドをしていただいた先生や一緒に活動した人たちと交流する中で,火山活動に関する疑問を多く見つけることができました。3日目の室蘭工業大学で行われたDNA抽出実験は,難しい内容でしたが,実験をしながら1つ1つの事象について理由を突き詰めることの重要性を実感しました。3日間の活動のすべてを今後の課題研究等に活かしていきたいと思います。

 


事前ガイダンス

有珠山巡検

DNAの電気泳動実習

平成29年度 宮城県高等学校理数科課題研究発表会

 3月15日(木)「平成29年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会」がトークネットホール仙台(仙台市民会館)大ホールを会場に開催されました。宮城県における理数科設置校は,仙台第三高校,仙台向山高校,宮城第一高校に本校を加えた4校からなります。今回の発表会は,各校においてこれまで取り組んできた課題研究の成果を発表するもので,本校からは生物分野で「東日本大震災による植生の攪乱と生物の応答~浦戸諸島,ハイブリッド松に迫る~」(災害科学科1年),地学分野では「塩竈地域松島層の年代測定」(災害科学科2年)を発表しました。発表者は自分たちがこれまで行ってきた研究の成果を,12分間の持ち時間で丁寧に解説しました。口頭発表のあとに行われる質疑応答も大変活発で,会場では各校からの質問が飛び交い,発表者はその都度明確に回答していました。
 発表会の最後には,指導助言の2人の先生から講評をいただきました。山形大学の栗山恭直先生は,「面白い発表があって大変良かった。進級してもこれまでの研究テーマを掘り下げたり,後輩にテーマを引き継いで研究を発展させてくれることを望みます。」,宮城教育大学の内山哲治先生からは,「発表することは大変難しく,上手く伝えられていないところもあった。高校での課題研究は,研究に取り組む短い時間のなかでデータをしっかり集めることが重要で,この経験が大学での研究につながる。」とお話し下さいました。
 今回口頭発表を行った生徒や,聴衆として参加した生徒達においては,次年度の課題研究では,与えられた時間を有効に使いながら,自らの興味に導かれ課題を発見し,問題解決に向けて研究に主体的に取り組み,その研究の成果を100%伝えられる力量を備えるような取り組みに期待します。

(災害科学科2年 地学部門発表)
(質疑の様子)