平成29年度

2018年1月の記事一覧

卒業証書授与式当日の駐車制限について(お願い)

 3月1日に挙行いたします卒業証書授与式当日に関わる駐車場の制限について,保護者宛文書を掲載いたします。
 本校では講義棟建設や武道館改修のため,十分な駐車スペースを確保できません。駐車するには許可証が必要となります。詳しくは配布プリントをご覧ください。

卒業証書授与式当日の駐車制限について(配布プリント)

駐車スペース

シチズンシップ教育

 「選挙制度に関する講座」
 平成30年1月18日(木),シチズンシップ教育の一環として,2年生を対象に「選挙制度に関する講座」を開催しました。今回は,宮城県選挙管理委員会事務局の藤原剛史先生に来校していただき,選挙の意義や制度についてお話をいただきました。後半には,実際に使用する記載台や投票箱を利用した「模擬投票」も行い,選挙に対する意識も高まりました。

  

≪生徒の感想≫
 「選挙に行く」,「投票する」とはどういうことなのか,どんな意義があるのかが分かった。自分の一票が国や街の大事なことを決めることにつながり,それが生活に大きく関わってくるので積極的に投票するようにしようと思った。
 また,そのために,選挙・政治に関するニュースをたくさん見るようにしようと思う。今年から選挙権を得られるので,自分の一票を大切にしたいと思った。 (2年女子)


「税に関する講座」
 平成30年1月11日(木),シチズンシップ教育の一環として,1年生を対象に「税に関する講座」を開催しました。今回は,税理士の佐々木清人先生に来校していただき,税の歴史や税の種類,そして税の必要性等についてお話をいただきました。

  

≪生徒の感想≫
 普段は税金の話を聞く機会がほとんどなく,今はまだ扶養される側で,自分で税金を払っていないため,税金について考えることがありませんでした。今回この「税に関する講座」を受け,税金はいつからあって,いつからどの税金が課されるようになったかという税金の歴史や,税には所得税や法人税,酒税などの様々な種類があることがわかりました。
 また,国の財政についての話など,これから大人になり,次世代を担ってゆく私たちが,今のうちに知っておき,しっかりと考えておくべき事だと思うので,とても有意義な話を聞かせていただけたと思います。 (1年女子)


 「裁判制度に関する講座」
 平成29年10月5日(木),シチズンシップ教育の一環として,3年生を対象にした「裁判制度に関する講座」を開催しました。今回は,仙台地方検察庁より伊東義修(よしなお)検事に来校していただき,刑事司法の仕組みや検察の役割及び「裁判員制度」についてお話をいただきました。

  

災害科学科1年 北海道滝川高校SSH道外研修東北コースへの参加

 北海道滝川高校の生徒10名が,大崎市の蕪栗沼や伊豆沼での野鳥観察,気仙沼市での海洋実習,南三陸町における防災学習など,多面的に学ぶ環境学習プログラム「SSH道外研修東北コース」のため,1月5日(金)~1月8日(日)の日程で宮城県を訪れました。この研修の3日目である1月7日(日)に,本校災害科学科1年有志4名(うち科学部2名)が一緒に参加しました(他,気仙沼高校の生徒5名も参加)。この日の研修は,NPO法人森は海の恋人舞根森里海研究所における環境学習と,唐桑半島ビジターセンターにおけるフィールド実習です。
 "森は海の恋人"というフレーズを聞いたことがありますか?「豊かな海をつくるためには,その海につながる川の上流に豊かな森をつくる必要がある」と,気仙地方でカキ養殖業を営む畠山重篤氏が,1989年に大川上流の室根山に広葉樹の植樹を始めました。それから約30年,この運動は日本全国の海と森に広がっていきました。
 森は海の恋人舞根森里海研究所では,海上に浮かぶカキ養殖筏での実習や,陸上施設での生物観察を行いました。この実習を通して,東日本大震災の被害を受けた気仙沼の自然は,数多くの生物が確認できるまでに大きく回復したことが分りました。
 午後の唐桑半島ビジターセンターにおける実習では,東日本大震災の津波によって巨岩が移動した“津波石”の観察や,明治津波の教訓で築いたと伝わる“土塁”の観察を行いました。

  

写真上から 
カキ養殖筏でのプランクトン採集    
カキに付着する生物の採集と観察
北海道滝川高校,気仙沼高校,多賀城高校の参加者(中央は代表の畠山重篤氏)

■大江透真(災害科学科1年 幸町中出身)
 私達4名は,北海道滝川高校の研修に一緒に参加させて頂きました。極寒の海で船に揺られて渡ったカキの筏でのお話しや,付着生物の観察,唐桑半島でのフィールドワークなど,心身共にとても充実した一日となりました。
 今回の研修を終えて学んだことは,1人の気持ちが多くの人達を揺り動かすということです。畠山さんの海に対する愛が,勇気ある行動の原動力となり,自らの持つ疑問を解決しようと試みたその姿に脱帽しました。畠山さんが海の環境改善のために植樹を始めたように,私達高校生も震災からの復興に向けて,そして将来のためにそれぞれが動き出さなければならないと感じました。