平成29年度

2017年7月の記事一覧

フィリピン行政官が多賀城高校に来校しました

 フィリピンの地方行政の防災担当者16名が7月19日(水)に,JICA青年研修プログラムの一環で,本校の防災・減災教育について学ぶため来校しました。
 本校の防災・減災教育について佐々木校長より説明を受けた後,3年生の「英会話」の授業に参加し,本校における様々な取組を英語でプレゼンテーションする生徒に対し,行政官の方々もフィリピンの現状や水害対策などについて紹介し,お互いの取組について意見交換を行いました。また,行政官の方々が,フィリピンの各地域に伝わる踊りを実演するなど,お互いに有意義な時間を過ごすことができました。

    

 午後からは,語学研究部の案内で多賀城市内を「まち歩き」しました。イオン多賀城の駐車場で,津波が押し寄せる当時の映像を見ながらの生徒の説明に,多くの質問があり関心の高さが窺えました。また,本校で市内各所に設置した津波波高表示板を巡り,歩きながら生徒が英語で説明したことに熱心に質問するなど,時間を延長して「まち歩き」を行いました。
 学校に戻った後は,語学研究部の生徒たちと座談会を行い,本校で作成した防災マップを使って意見交換を行いました。フィリピンの方々からは,「防災マップが素晴らしく,是非,地域の取組として取り入れたい。教訓を伝えることが大事である。」という声が聞かれました。案内をした語学研究部の部長佐藤千咲さんは「自分たちが考えた説明で,伝えきれない部分もあったが貴重な経験となった。」と話しました。

    

ジャマイカ教育大臣が多賀城高校に来校しました。

 防災,減災について日本の教育の現状を視察するため,ジャマイカからルエル・B・リード教育大臣をはじめ,10名の視察団が7月13日(木)に来校しました。
 本校の防災教育について佐々木校長が説明した後,災害科学科2年生の松嶋祐典くんが,英語で授業の内容などについて説明しました。質疑応答の中で,視察団の方々からもジャマイカの現状について簡単なお話があり,ルエル・B・リード教育大臣と佐々木校長とが防災教育の現状について語り合いました。

  

 視察団の皆さんは,災害科学科1年生の災害時の妊婦や乳幼児の避難時の課題や対応を学ぶ「くらしと安全A」の授業で,生徒が妊婦ジャケットを着用して疑似体験する様子などを見学し,リード教育大臣は「実践的な教育を受けて,それをコミュニティーで活かしていこうとする取組は素晴らしい。ジャマイカでも子供が災害に対応し,防災を仕事にしたいと考える子供が出るようにしたい。地震や洪水の多いジャマイカにも参考になる。」と話しました。

  

球技大会を開催しました。

 6月28日、29日に球技大会が行われました。

 多賀城高校における三大行事の1つです。実行委員の生徒により企画運営がなされます。
 まずは開会式。
 学校長 佐々木 克敬先生の挨拶に続き、代表生徒による選手宣誓が行われます。

 続いて各クラスで作成された「クラスTシャツ」の発表が行われます。

  

 この後投票により最優秀クラT賞が決められました。
 そしていよいよ競技開始。初日はバレーボール、サッカー、ドッチボールが行われ、2日目はバスケットボールが行われました。

  

 熱い戦いが繰り広げられました。
 気勢を上げるための円陣も徐々に参加者が増え、大きな輪になりました。決勝前の円陣はさらに気合いが入ります。

  

 生徒が一致団結する瞬間です。生徒はこの2日間で多くのことを学んだようでした。
 日々の学習に追われる生徒たちも、笑顔で2日間を過ごすことができました。溢れんばかりのパワーを見せつけた多賀城高校生に大きな期待が持てそうです。これからの活躍に注目です。
 実行委員の皆さん、準備にあたった生徒の皆さん、お疲れ様でした。

くらしと安全Aの特別授業「災害時の避難所設営について」

7月4日(火)にくらしと安全Aの特別授業「災害時の避難所設営について」が行われました。講師にみやぎ災害救護ボランティアセンターの村上氏と門間氏をお招きし,2年7組(災害科学科)に授業を行っていただきました。
前半は,指定避難所や開設時に起こりうること,運営時のポイントなどを教えていただきました。後半は,多賀城高校の図面を用いて避難所設営の図上訓練を行いました。前半に学んだ避難所設営・運営のポイントを踏まえながら,ブースの配置や特別教室の使い方,ヘリポートの設置など様々な状況を想定して図上に書き込みました。お互いの発表を聞くことで,通路確保の大切さなど,自分たちの班にはなかった考えにも気付くことができました。