進路行事

2019年4月の記事一覧

平成31年度 第2学年『学問研究講演会』を実施しました。

 今年度も,第2学年の生徒を対象に『学問研究講演会』を実施しました。これは,大学の先生による講義,活動などにより,大学での学問,学習についての理解を深めるとともに,進路目標を明確化することを目的としたものです。
 4月23日(火)6~7校時に,文系志望者と理系志望者に分かれ,別々に講義,活動に参加しました。

文系
 山形大学地域教育文化学部地域教育文化学科教授の三上英司先生より,講義をいただきました。大講義室で,「論語」の一節を通して,これから人生を歩む高校生にも通ずる内容を分かりやすく講義して下さいました。特に,結びの場面では,自分の目標に向かって突き進むためには,努力を惜しまないことの大切さを,熱く語っていただき,生徒たちにも刺激になったようです。

 

理系
 岩手大学理工学部システム創成工学科教授の高木浩一先生から,理系と文系の学問として問題解決の方法の違い,小学校,中学校,高等学校,大学それぞれでの勉強の違いを講義いただきました。また,開発した科学技術をどのように社会に還元していくかといった話題にも触れていただき,学問研究の大切さを丁寧に説明していただきました。その後,8人程度のグループに分かれ,グループ内での活動を通じて問題解決へのプロセスを体験しました。

生徒の感想

(理系生徒)

 講演では,小・中・高・大と進むにつれ,より専門的に複雑になっていく教科から,自分たちが将来何をしたいかという判断をさせる材料ともなりうるということを学ぶことができました。まだこの先も3年生では科目選択があるので,教科・科目の大切さを学び,将来を見据えられるようにしていきたいと考えています。

 また,実習では,実際にウェビングマップを描いてみることで「エネルギー」と言う単語から多くの言葉が連想され想像以上に紙を埋めることができました。ちなみに,私たちのグループでは,「エネルギー」というキーワードから,「発電所」と導き,たくさんの発電所があれば街も活性化するのではないかと考えましたが,高木教授からは「文系的な考え方だね」と講評していただきました。なので,計算を駆使するなど,違った視点から物事を考えていけるようになっていきたいです。

(文系生徒)

 漢字から考えられる事はたくさんあって,自分の見る世界が広がったように感じた。その上,大学受験に役立つ知識をたくさん知ることができたので忘れないうちに今から確認していきたい。また,大学受験は甘くないということを,大学の先生から直接聞くことができたので,勉強に対する意識を改めることができ,自分に甘えず勉強生活していきたいと思った。

 さらに,小論文を書くときには自分の気持ちを素直に書くことが大事だと知った。私は文章を書くのが苦手なので,素直に書いていくために語彙数を増やしたり本を積極的に読んだりなどしていきたい。将来は人と関わる仕事をしていきたいと考えているので,「人の感情を見つめる」という言葉を大事に今後につなげていきたい。