国際理解プログラム
第1回ハイスクール世界サミットin福島に参加してきました!
8月5日から三日間、福島県いわき市で開催されたハイスクール世界サミットに、本校から4名の生徒が参加しました。 これまで国内の高校生が集まって開催されてきたサミットでしたが、今年度からは世界規模に拡大し、様々な国や地域の高校生が参加していました。
初日には福島第一原子力発電所の事故の影響で、除染作業が行われている地域や、立ち入りが制限されている地区を実際に視察し、 福島の浜通の現状を目の当たりにしました。その後、まるまる3日間、いわき市の東日本国際大学において、 それまで抱いていた福島県のイメージや視察しての感想、これからの福島県の復興のありかた、 そして、これからの日本のエネルギーと環境について白熱した議論が交わされました。
最終日の午後には、首相夫人の安倍昭恵氏や国土国交省の道路局長、福島県副知事など、福島の復興に関わっている方々の前で話し合ったことを発表し 、さらにはフロアディスカッションで直接疑問点をぶつけている生徒もいました。
本校の生徒も始めは緊張していましたが、次第に打ち解け、最終日には話している相手が海外の高校生であることも忘れて、 意見を交換していました。普通の生活では出会えないような日本各地の高校生や、海外の高校生と本音をぶつけ合うという経験をこれからの高校生活に活かしてくれると思います。
以下は参加した生徒の感想の一部です。
「参加する前は、知らない人しかいない状態でディスカッションするのはとても不安でしたが、すぐにみんな意気投合し楽しく過ごせました。 そして住んでいる地域が違うと価値観も違っていると感じました。 今回のサミットに参加したみなさんは自分の意見をしっかり持っていて、かつ他の人の意見も取り入れてくれる方々でした。 そのような人たちと関わって私は今までよりも多面的に物事を見られるようになり、成長させてもらえたと思います。 海外の高校生とは、最初は英語が話せないという引け目があってか、積極的にお話しすることができませんでした。 しかし、少しお話したときに、必死になって私の言葉を理解しようとしている姿を見て、私ももっと理解したいなと思い、積極的に話しかけるようにしました。 話してみると外国人の方々は、思ったよりも私たちの生活と変わらないと感じました。割と共感することも多かったです。 やはり、言語が違うと困る場面は沢山ありました。ですが、お互い理解しようとし、ただ笑顔を返すだけでもとてもいいコミュニケーションが取れるのだなと思いました。
今回のサミットでは、同世代の沢山の地域の人たちや外国の方々とディスカッションすることによって、様々な視点でエネルギーについて考えられるようになったと思います。 そして自分から積極的にいく力や、人の話を聞く力そのようなものの大切さも感じることができました。」