国際理解プログラム
台湾防災ジュニアリーダー研修 交流会
2月1日(水)に台湾防災ジュニアリーダー(25名)と災害科学科2年生(14名)の交流会を,本校iRisHallにて行いました。両国の文化についての相違点・共通点を知るとともに災害に対する考え方や防災・減災についての取り組みについて理解を深めることができました。また,今回はコミュニケーションツールとしてICT(「多言語音声認識&翻訳」のアプリケーション)を活用しました。異なる言語を使用しながら円滑にコミュニケーションを取ることができ,地域に住む外国人との災害時の緊急を要するコミュニケーション手段としての可能性も実感することができました。
災害による被害を最小限に抑えるための「自助」「共助」「公助」の考え方が重要であるため,今回は「自助」に焦点を絞り,災害時に身の安全を確保して生き延びるための備えとして,どのような物品が必要かについてグループで話し合いました。
「地域の実情を考慮してオリジナルの災害時持ち出し袋の物品を考えること」を目標に設定し,まずは日本と台湾の災害・生活・文化について情報交換しました。そうしてまとめた共通点・相違点を踏まえながら,非常持ち出し袋の物品にどのようなものを含めたいかを話し合いました。
話し合いの中では気候による持ち物の違いや,家の中で起こりえることの想定にも違いがあり,今後の防災・減災の取り組みを考える上での新しい目線があるということを学びました。また,台湾で一般的な災害食を紹介してもらい,試食させてもらうことで食文化の違いについて理解を深めることもできました。
【グループワーク・災害食試食の様子】
語学研究部 「JICA東北訪問学習」しました。
ALTと津波伝承まち歩きをしました
語学研究部「多文化共生事業:お正月遊び」に参加しミャンマーの技能実習生と交流しました。
語学研究部「たがさぽのクリスマス雑貨市2021」に参加し、タイのフェアトレード商品を販売しました
語学研究部「日本アセアンセンターオンラインプログラム」に参加しました。
「世界津波の日」2019 高校生サミット in 北海道 に参加しました。
9月10日(火)~11日(水)に「『世界津波の日』2019高校生サミットin 北海道」が,北海道立総合体育センターを会場に行われ,本校からは3名の生徒が参加してきました。事前には,本校が行っている,多賀城市内の被災地を歩く「まち歩き」に参加したり,八幡地区で,地元の方から当時の様子や被災状況を教えていただき,その後,八幡地区の施設に津波標識設置活動を行ったことを踏まえて,サミットに参加しました。
今年は「 “記憶を未来へ,備えを明日へ” 」~北の大地からイランカラッテ。自然災害の脅威と対応を学ぶ~」をテーマに,日本を含む世界44か国の高校生が参加しました。
1日目の分科会は,日本の6つの高校と,アルゼンチン,パラオ,タイの代表高校と,英語を公用語として行われ,本校は,これまでの防災活動の取り組み,今後の課題などについて発表しました。その後,分科会ごとに話合い提言をまとめました。
2日目は分科会ごとの発表を行いました。自然災害などの現状や原因,防災などについて学び,それを広めていくこと,地域社会の安全活動やより良い復興に向けた取り組みに進んで参加・協力し,貢献することなどが発表されました。
サミット全体を通して,本校での取り組みを海外に伝える良い機会になったのはもちろんのこと,英語で討論をしたり,海外の高校生と交流したりと貴重な経験ができました。これらを踏まえて,今後も防災・減災の意識を高める活動へ繋げたいと思います。
【生徒の感想】
私は,今回の津波サミットで「津波が来る前」と「津波が来たあと」の2つの行動について考えました。「津波が来る前」では沿岸地域のハザードマップの作成を,発災前に危険箇所や避難場所の確保などを行うという結論に至りました。「津波が来たあと」では情報共有のため,若者はSNSによる情報の確認,高齢者へはTV・ラジオ・新聞で情報の確認をして,デマを防いで安全に避難させるという結論に至りました。また,今回の開催地は北海道であり,これまで数多くの自然災害が発生してきたところです。私たちは東日本大震災で,都市型津波によって実際に被害を受けた多賀城市にある高校として津波の恐ろしさなどをしっかりと他県・他国の人に発表することができました。ほかにも,私自身は海外に行ったことがなく,外国人と英語で話す経験をほとんどしたことがなかったので,外国の高校生と話してみて,自分の英語力を上げるきっかけにもなりました。今回の貴重な体験を今後の活動に活かしていきたいです。
(災害科学科1年 松浦康生)
私がこの津波サミットで学んだことは,防災や減災等の面,災害にあった町などを復興する面ともに,災害に関する情報を伝えていくことが最も大切なことだということを学びました。サミットではいくつかグループに分かれてそれぞれ与えられたテーマについてグループ内で持ち寄った意見発表し,話し合いをするという活動を行いました。そしてより良い復興をするために私たちにできることなどをテーマに,グループでの考えをまとめました。私たちは多賀城市内をまち歩きしたり,津波到達地点を示したプレートを設置したりしたことなどを発表し,また,他の班の発表なども聞くことができる貴重な機会だったと思います。中でも私が面白いと感じたのは,ゲームの中に災害が起こった時の行動を記すようなことを考えている班がありました。これからの生活には,そのような,近未来的なアイデアも必要になると強く感じました。災害科学科として,そのような貢献ができるように活躍していきたいです。
(災害科学科1年 佐藤 禅)
高校生サミットに参加して,外国語を学ぼうという気持ちが今までよりも強くなりました。なぜなら,このサミットでは全て英語でディスカッションが行われているからです。英語で会話をする力や伝えようとする力,そして考える力がこのサミットでは重要なことでした。いろいろな国から高校生が参加しているので,同じグループになったアルゼンチンの人と仲良くなりました。コミュニケーションをとる中でスペイン語を教えてもらいました。英語だけでなく様々な言語に触れ合うことのでき,他の言語にも興味を持つことができました。世界中の高校生の災害に対する意見や強い意識を知ることができました。私もそのような意識を常に持ち,今回のこの貴重な経験と次に活かしていきたいです。
(普通科1年 山内海奈)
「多賀城市シカゴTOMODACHI交流プログラム2018」
「多賀城市シカゴTOMODACHI交流プログラム2018」でシカゴレーンテック高校の生徒6名が多賀城高校で過ごしました!
日米の高校生が相互訪問して次世代のリーダー育成を目指すTOMODACHIプログラムでシカゴのレーンテック高校の生徒6名と2名の教員が6月25日に終日多賀城高校で過ごしました。レーンテック高校の生徒の滞在は6月25日~6月30日で,その期間は昨年多賀城高校からシカゴ訪問の際に交流プログラムに参加した生徒の自宅へ宿泊しました。ホスト生徒と授業に参加したり,アメリカ文化やシカゴ,レーンテック高校についてのプレゼンテーションを多賀城高校生の前で行ったりしました。また,語学研究部は「まちあるき」で多賀城市の被災跡を案内し,放課後には吹奏楽部や軽音楽部がパフォーマンスを披露しました。また,さまざまな部活動を楽しく見学しました。
ハワイ大学教育学部マノア校の方々と交流を行いました。
今年も,ハワイ大学教育学部マノア校の教員や学生ら9名が来校しました。
ハワイでは現在もキラウエア火山の噴火が続いていることもあり,津波や火山といった自然災害も身近で,防災教育を軸としたESDに取り組んでいる本校の教育活動の現状を視察し,授業に参加し生徒との交流を通して日本の教育実践を学び,そして今後の交流について検討する目的で本校を訪れました。
詳しくはこちらをご覧ください。
JICA国別研修の防災教育コースでトルコの教育関係者ら14名が来校しました!
国際協力機構(JICA)の国別研修事業の一環で来日しているトルコの教育関係者ら14名の皆さんが,日本の防災教育の現状を視察するため,1月25日(木)に本校にやって来ました。宮城県の防災教育の現状や本校が設置された経緯について,県教育庁スポーツ健康課長からの説明に始まり,本校の防災・減災教育活動について学校長から内容を紹介しました。この研修会の参加者は,トルコの国民教育省の方々と現職の学校長及び教員から構成された団体で,本校における取組に大いに興味を持っているようでした。参加者からは,災害科学科を担当する教員の養成や様々な取組のことなど,様々なことについて質問があり,最後には「多賀城高校の活動・取組はとても参考になった。」との感想もいただき,充実した意見交換ができました。 本校では,「くらしと安全A」の授業に参加していただきました。留学生は1年生と一緒に災害時の洗濯についての実験に取り組みました。ジッパーで密封できるポリエチレン袋に少量の水や洗剤,あるいは重曹を入れ手もみ洗浄を行うものです。災害時には貴重な水をどのように有効活用するかを,生徒と一緒に学習してもらいました。留学生の方から終始,本校生徒に対して実験内容や防災・減災学習についての問いかけがあり,国際交流と兼ねた授業となりました。
ディスカッションの後は,それぞれの教室を巡り,実際の授業の様子を皆さんに見学していただき,普通科1年生のコミュニケーション英語Ⅰの授業には一緒に参加もしていただきました。
お互いにたどたどしい英語(トルコの方々はトルコ語なので,英語はほとんど話せない)とタブレット末端の翻訳機能を活用してコミュニケーションを図り,クイズ形式でお互いの文化を学び合いました。生徒たちは自分たちで工夫して,折り紙の作り方を動画で説明したり,けん玉を実演したりして,伝統ある日本文化をトルコの方々に紹介する場面も見られました。トルコの方がけん玉に挑戦し,成功したときには大きな拍手が起こりました。
トルコは,日本と同じく地震の多い国で,国民教育省教員養成総局のアクテキン・セミヒ局長は,「日本は災害に備えてしっかり準備していることが分かった。トルコの防災教育システムに今回学んだことをしっかりと生かしたい。」と最後に述べていました。
【生徒の感想】
・トルコの方々との交流はとても楽しかったです。トルコ語と日本語という言語の壁はありましたが,翻訳アプリなどを使いながらも,お互い伝えたいことを伝えられたと思うので良かったです。とても良い経験になりました。
・外国の方と交流する機会はあまりないので,とても良い経験になりました。英語で伝えるのは思ったよりも難しかったですが,ジェスチャーや習った文法を思い出しながら頑張りました。相手も聞き取ろうとしてくれて,伝わったときはとても嬉しかったです。今回の体験を通して,英語の重要性を改めて感じました。
・言葉の壁は大きく,まったく伝わらずに終わってしまった話題があったり,自分の英語力の至らなさを痛感しました。トルコの方々は,とても優しく,熱心で,とてもフレンドリーだったので,緊張もすぐにほぐれてとても楽しかったです。最後には,一緒に写真を撮っていただき,貴重で素敵な思い出になりました。「トルコに是非おいで!」といってくださったことがとても嬉しく,いつまでも記憶に残ることだと思います。
・初めて日本について自分が紹介したいことを自分の言葉でまとめて外国人相手に紹介してみて,とても大変だったけど,どのようにすればうまく伝わるのかなど,探りながらやることで,伝わったときの達成感が大きかったです。伝わったときにリアクションを取ってくれたり,自分の意見を伝えてくれたりしたので嬉しかったです。
・話すのがとても緊張しました。しかし,クイズや自分の国の紹介を通して,コミュニケーションの難しさや楽しさを学ぶことができました。トルコのお土産もいただきました。このとても貴重な経験をこれからの英語の学習につなげていきたいと思います。
2017 シカゴ・多賀城市TOMODACHI交流プログラム
9月3日(日)~10日(日)本校6人の生徒がトモダチTOMODACHI交流プログラムに参加しシカゴに滞在してきました。TOMODACHIとは、日米関係の強化に深くかかわり、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と。そうした世界での成功に必要な技能を備えた若いリーダーの育成を目指すものです。今回の交流は、シカゴ日米協会が『グローバル・シカゴ、グローバル・ミー』というテーマで企画して多賀城市の高校生がアメリカの滞在を通しグローバルに視野を広げ将来へとつなげていくことを目的として実施されました。
詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。
日本ベラルーシ友好派遣団に参加しました
ベラルーシ共和国からの招待を受け,7月21日から8月4日までの15日間,本校生徒11名を含む宮城県・福島県の高校生50名がベラルーシ共和国を訪問しました。この活動は2011年から継続して行われており,今回で6年目となりますが,本校生徒が参加するのは初めてです。
滞在中の多くをベラルーシ共和国が運営する保養施設「ズブリョーノク」で過ごし,教育・文化プログラムのほか,健康プログラムに参加してきました。はじめのうちは緊張していた生徒達も英語やおぼえたてのロシア語を通して現地の子ども達との交流を深めていました。
県庁にて出発式 宿泊棟の前で
ズブリョーノク入所の儀式
ロシア語講座
ビュッフェ方式の食事
ナロチ湖
ズブリョーノク内生活文化博物館
歓迎のダンス
現地の中高生とスポーツ
毎朝の体操
健康プログラム
野外でのアクティビティ
日本文化紹介,プレゼンテーション
民芸品作り
日本・ベラルーシ友好の夕べコンサート
浴衣でのステージ発表
世界遺産のミール城
国立図書館
ミンスク市内の仙台公園
ゲームストリーム社訪問
成田空港にて
【国際交流】イオラニ学園(米国ハワイ州)との交流を始めました
2016年10月,アメリカ合衆国ハワイ州にあるイオラニ学園(Iolani School) のGlobal Language Organizationに所属する生徒との交流を始めました。イオラニ学園は,ハワイ州のオアフ島ホノルルにある私立学校です。
まず,多賀城高校の様子や学校生活を知ってもらおうと,校舎内の様子や部活動の様子を生徒たちが英語で説明しているところを,スマートフォンを使って動画で撮影しました。画素数が大きくなって送るのに苦労しましたが,向こうの生徒から,「見ることができました。素晴らしいです。私たちも作成したら送ります」というメッセージを受け取って,生徒たちは喜んでいました。
その後,交流が始まったことをきっかけに,ハワイの伝統料理について調べました。そして,疑問に思ったことや,ハワイの高校生がよく食べるものについてメールで聞いたり,向こうから,今,日本で流行しているものについての質問が来たりして,生徒同士の交流が続いています。
やりとりしているハワイの高校生が,人気アイドルグループ「嵐」が大好きで,ハワイに来たコンサートに行ったことがあったり,映画『君の名は。』を見たことがあるなど,意外と日本の現代文化に触れている様子が伝わってきました。すぐ共通の話題を見つけることが出来て,生徒は一気にハワイの高校生を身近に感じ,交流への意欲を高めています。
今後は,お互いに学習していることを伝えたり,国を越えた地球規模の問題についてお互いの考えを述べ合ったりして,国境を越えた交流だからこそできる学びの機会にしていく予定です。多賀城高校には災害科学科があり,自然災害の仕組みや防災・減災について学んでいるので,大きな火山や太平洋津波警報センターがあるハワイの高校生とも,学んだことを共有し,お互いの命を守ることにつながるような交流を目指しています。
多賀城高校を紹介するビデオを作成しました。そのいくつかのシーンです。
ASEANの大学院生が本校を訪問してくださいました!
10月21日(金)アスジャ・インターナショナル(外務省拠出のASEAN各国の国費留学生サポート組織)主催のツアーに参加した首都圏在住の大学院生23名が,本校を訪問してくださいました。旅行団の宮城訪問の一つの目的は,災害からの復興の様子やアジアでも多発してい災害に備えた防災教育を視察することです。
本校では,「くらしと安全A」の授業に参加していただきました。留学生は1年生と一緒に災害時の洗濯についての実験に取り組みました。ジッパーで密封できるポリエチレン袋に少量の水や洗剤,あるいは重曹を入れ手もみ洗浄を行うものです。災害時には貴重な水をどのように有効活用するかを,生徒と一緒に学習してもらいました。留学生の方から終始,本校生徒に対して実験内容や防災・減災学習についての問いかけがあり,国際交流と兼ねた授業となりました。
放課後は本校の「まちあるき」を体験してもらいました。都市型津波の実際について生徒から説明を受け,このような啓発活動の重要性や,留学生の母国での「いいつたえ」などについても私たちが学習する機会を得ることができました。
外務省「高校講座」
9月8日、本校1,2年生を対象として、外務省職員による「高校講座」を行いました。外務省大臣官房文化交流・海外広報課の河野美奈子さんを講師にお迎えし「外務省職員という選択及び文化外交について」というテーマで、外務省入省時代のこと、留学のこと、現在関わっている文化交流のこと等お話していただきました。
〈生徒の感想〉
○私は語学について興味があるので今回の講演はとても勉強になりました。先生の話の中でフランスに留学する話がありましたが自分の好きなことを、ひたすらチャレンジすることはとてもすごいと思いました。また、現地でのコミュニケーションの上手な取り方などを知ることができました。自分も一度海外に行ってみたいと思っているので、先生のように自分の可能性を十分に引き出し,自分が本当にやりたいことを見つけられるように積極的に自分から取り組んでいきたいと思います。(2年女子)
○私の知っている外務省の仕事は総理大臣の外国訪問や大使館のことぐらいでした。しかし、国内の情報を外国に発信したり、逆に外国の情報を国内に発信したりするという仕事をしているということを知りました。(1年男子)
○今回、自分達が今まで知らなかった外交に関する裏側を聞くことができました。自分は塩竈に住んでいるのですが、講演の中で塩竈のカキが世界の人々に東日本大震災の復興の発信の一部になっていたことにとても驚きました、また、通訳の上での大変さや仕事の内容まで細かく話していただき勉強になりました。(1年男子)
未来のまちづくり・みちづくりフォーラム 「ハイスクール世界サミットin 福島」 ~福島から世界へ発信する私達の未来~
8月8日-10日、日本全国及び海外から高校生が福島県いわき市に集まりサミットが行われました。これは、被災地の現状と地域のリーダーのあり方を現地見学や地域のリーダーから学び、今後の防災・減災に向けた社会基盤のあり方や、地域の防災力向上に向けた人材のあり方、地域復興に向けグローバルな視点をもった交流のあり方について、多様な視点に立った課題認識と解決に挑戦するものです。本校から1年生2名、2年生2名が参加し、それぞれ「地域の防災リーダーになろう」「地域と世界の架け橋になろう」というテーマで活動してきました。
1日目は常磐道楢葉パーキングエリアに集合し、主催者代表の西村さんや、首相夫人の安倍昭恵さんからお話をいただいたあと、グループに分かれ自己紹介の後、楢葉パーキングの開設に高校生が参加していたことなどを聞きました。その後、バスに乗車し、帰還困難区域と居住制限区域に分断されてしまっている富岡町の夜ノ森桜並木や、住宅の除染活動が行われている様子などを視察したあと、楢葉天神岬公園を訪れ、津波で住宅が流された場所に除染された土や草が山積みになっている袋が並べられている状況を見ました。
その後、国内は北海道から九州の32校、海外はパキスタンやベラルーシなど7カ国から参加した高校生や大学生のファシリテーターと、交流を深めるためグループを作りトピックをつくり話をしたり体を動かしたり、いわき市での開催ということでフラダンサーに踊りを教えてもらったりしながら、和やかな雰囲気で1日目を過ごすことができました。
2日目と3日目の午前は、グループに分かれそれぞれ「地域の防災リーダーになろう」「地域と世界のかけ橋になろう」というテーマでワークショップが行われました。大学生ファシリテーターのもと、課題とその解決策について真剣な表情で、活発な話し合いが延々と続きました。時間を惜しんで取り組む姿が見られ、夕食後もさらに話し合いを重ねるグループもありました。
3日目の午後には、安倍総理大臣よりVTRメッセージがあり、来賓の方々から挨拶をいただいた後、ワークショップで話し合ったことを発表しました。日本語を活動言語としたグループは、発表は日本語で行いポスターは英語でまとめ言語のギャップを埋めることができたようです。短期間であっても活発に多様な意見を出し合った結果がよく出た発表となりました。その後、フロアディスカッションが行われ、高校生から原発についてや、言語について等、時間内では終わらないほどの質問があり、アドバイザーの方々に丁寧に答えていただきました。
生徒感想(抜粋)
・・・話し合いの中では、もっと「広い視野を持つことの大切さ」を学びました。全国から学年の違う高校生が話し合えば様々な意見が出てきます。時には自分と正反対の意見も出てきます。もし、その意見を自分とは違うからと認めず否定してしまったらより良いものはできません。自分達の班も様々な意見が出てきて、それぞれがしっかりと理由を述べることで、より深い話し合いになり、お互いが納得するような意見が出てきました。自分の意見以外認めないという「狭い視野」ではなくて、たとえ自分の意見に否定的なものでも弱点を埋めるために必要なものという「広い視野」で考えることの大切さを学びました。今回のハイスクールサミットの自分が選択した「地域の防災リーダーになるためには」というテーマ。原発事故で「想定外」という言葉はたくさん使われてきました。しかし、もし広い視野を持ち考えることができれば想定外という言葉は出てこないはずです。私はハイスクールサミットを通して「防災リーダー」に必要なものは「広い視野」を持つことだと感じました。そしてそれを自分の頭の中にとどめておくだけではなく発信していくことが必要だと感じました。・・・・(1年男子)
・・・福島県に着き、すぐに現地視察にまわりました。テレビで見たことはあっても街に人がいないという状態は、本当に想像がつかなかったのですが、実際に帰還困難地域の手前までに行くことができ、見学して私は驚きと空しさを感じたのですが、その後に行われたグループごとのディスカッションでは、逆に除染が進んでいて少し希望を感じたという意見もあり、とても新鮮な場で意見して話し合う楽しさを学べました。また、私は、現地視察をしている際、放射線を計測する線量計はずっとゼロなことにとても驚いて、そのときの地元の方がお話しされた「福島の食べ物は『危険じゃない』ではなくて『おいしい』のです。」という話が印象に残っています。実際に見て感じることの大切さを知りました。
・・・・(2年女子)
・・・私は、このサミットに参加する前は、福島は被災地であり、原発の問題がある場所だと思っていました。しかし、このサミットに参加して、実際に自分の目で見て、説明を聞くと、福島はとても素晴らしい場所であり、私が思っているような場所ではありませんでした。私達は実際に居住制限区域である夜ノ森桜並木と楢葉天神岬講演とその周辺を見てきたのですが、放射線量はゼロであり安全な数値なのだと思いました、また、そこは人々は少なく田も荒れたままで、壊れた建物が多かったです。けれども桜を植える活動をしており希望を取り戻すために、復興のために頑張っているのだと思いました。その他の地域では自然が多くあったり、建物やお店などがたくさんあり、まるで仙台のようなところでした。いわき踊りにも参加しました、様々な人々が参加しており音楽や歌に合わせて踊り、とても賑やかでした。説明では「ニュースなどの報道が必ずしも正しいとは限らない、現場に足を運ぶことが大切です。」という部分がとても印象に残っています。ニュースを鵜呑みにするのではなく、自分で考えたり、実際に見たりすることが大切なのだと思いました。・・・(2年女子)
・・・特に印象に残ったことは、みんな地元を愛しているということです。ワークショップで観光プランを作成しているときに、お互いの地元の魅力を語ることになりました。すると、みんな時間をかけ、目をキラキラ輝かせながら熱心に話していて、まるで自分が旅行しているかの様な感覚になりました。九州や中部、関東に東北、北海道と出身はばらばらなチームでしたが、共通点は「地元愛」だと私は思いました。 また、自分には絶対できないと思っていることも案外、できることなのかもしれないということです。私はハイスクールサミット参加に自分が本当に相応しいか不安でした。ワークショップって何だろう。初めて会う人たちと話し合いなんてできるのか。発表なんて緊張すると考え込んでいましたが、みんな優しくて親しみやすく、ワークショップも抵抗なく素直な意見を言えました。発表もみんなで協力して作ったプランとサポートのおかげで自分の原稿を発表できて、大変嬉しかったです。
ハイスクール世界サミットを通して、私はやはり何でも挑戦して、失敗を何回も繰り返しながら成功を手に入れる大変さや大事さと、自分の素直な意見や言葉を相手に伝えることで相手もそれに応えてくれることを知りました。これらのことを高校生活の授業や校外学習で生かしていきたいです。・・・(1年男子)
「2016年度 APRU-IRIDeS サマースクール」 学校訪問交流会
7月21日(木)午後、APRU-IRIDeS サマースクールの研究者の方々が本校を訪れ、生徒会・防災委員の生徒らと交流活動を行いました。
これは、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)のコーディネイトのもと環太平洋大学協会(APRU)のサマースクールのプログラムの一環で、中国やアメリカ、フィリピンをはじめ17カ国地域の大学教授・研究者の方々が来日し、災害に関してのフィールドワークを行うものです。
はじめにあいさつに立った小泉校長は、今年度開設した「災害科学科」の設立の意義に触れながら、「被災地多賀城にある高校として、東日本大震災を後世と世界に語り伝えていくことを本校の使命と考え、今後も様々な活動に取り組んでいきます。」と述べました。
引き続き、生徒会の代表が英語で多賀城高校の防災についての取り組みを紹介。学校間交流や地域での防災活動、国連防災会議の模様などを披露しました。
交流活動のワークショップでは、防災委員や生徒会のメンバーが混ざり、まず、東北大学が開発・啓発している「減災ポケット『結(ゆい)』プロジェクト」の英語版を使い、災害時に必要な事柄について話し合いました。その後、自己紹介や各国での防災に関する取り組みの情報交換、東日本大震災の様子の質問など、さまざまな話し合いを行いました。
参加した研究者の方からは、「若い方の意見や真剣な取り組みの様子が分かってよかったです。今回学んだことを自分の国に帰って、防災の取り組みに是非生かしたいと思いました。」という感想を寄せていただけました。また、英語を駆使して必死に自分たちの話しを伝えようとした生徒の皆さんからは、「“伝える”ということの大変さがわかりました。でも、充実した交流会ができ本当によかったです。様々な方と交流できてうれしかったです。」(2年百々聖英)という声が聞かれました。
ハワイ大学教育学部マノア校の方々と交流を行いました。
平成28年6月28日,ハワイ大学部教育学部マノア校の教員や学生18名(学部生8名,修士課程1名,博士課程1名,公立学校教員2名,講師・通訳・アシスタント等6名)が来校しました。防災教育を軸とするESDに取り組む本校を訪れ,授業見学や生徒との交流を通して,日本の教育実践研究の一つとすること,そして今後の交流について検討する目的です。
本校の概略を説明した後,5時間目の1年生の授業を見学していただきました。特に「社会と災害」における図上訓練の授業や,「コミュニケーション英語Ⅰ」におけるALTとのTTの授業などに興味を持ったようです。
続いて6時間目は2年生の教室では「英語Ⅱ」の授業に参加していただきました。1グループに1名の学生等が入り,ハワイの紹介をしてもらいました。内容はグループ毎に異なり,歴史,文化,自然,災害などについてです。最後にはそれぞれのグループ毎に紹介結果を報告し合い,自分たちが得た知識を共有しあうことを行いました。それぞれのグループではiPadを使用して,ハワイの様々な事柄を紹介していただいたり,時にはインターネットを用いて文化などを紹介してもらいました。
7時間目は2年生希望者とハワイ大学関係者の座談会です。ハワイ大学の方々からは高校生活の様子や,授業の様子などの質問がありました。私たちからは,ハワイ大学生活の様子や、観光地としてイメージが強いハワイとは違った面についてお聞きしました。
多くの時間を用いて,ハワイのことを学習できたことはとても刺激的で,今後継続して交流を続けていくきっかけとなりました。
「国連についての講演会」並びに「模擬国連」が開催されました
12月12日(土)4校時、現代社会の時間で1年生全員を対象として、国連についての講演会が開催されました。これは午後から開催される模擬国連に先立ち、国連についての理解を深めるために、東京の大学から大学生が講師として来校し、講演してくれたものです。
午後からは語学研究部を中心に全部で12名の多賀城高校生が、模擬国連を体験しました。今回は、今年3月に仙台で開催された国連防災会議をモデルとして実施しました。参加生徒は、それぞれが国連加盟国の国連大使になり、自国の経済状況やこれまでの災害 経験を考慮しながら、どのようにしたら国際社会が協力して、災害による被害を少なくできるのかについて話し合いました。生徒たちは、事前に担当国について調べたことを頭に置きながら、自国に有利になるように熱心に交渉していました。会議の終わりには、決議案が採択されましたが、発展途上国担当だった生徒達に、先進国担当だった生徒が押し切られる形で、先進国が防災のために拠出する資金を負担しないといけない内容となった交渉結果が、現実とは違い面白かったです。また、環境や防災より開発重視のスタンスのため、責められる場面が多かったにも関わらず、決議案から自国に不利な文言を削ることに成功した中国を担当した生徒が、優秀な国連大使だったとして表彰されました。
初めての試みでどのような模擬国連になるか心配でしたが、生徒の積極的に取り組む姿勢で活気のある充実した活動とすることができました。
多賀城市国際交流協会「青年交流」に参加してきました!
9月20日(日)多賀城市文化センターで,多賀城市にお住まいの外国籍市民4名を囲んでの交流会に7名の生徒が参加しました。
はじめに多賀城市総務部交通防災課から『要配慮者の対応について』の説明がありました。 外国人,高齢者,障害者,乳幼児,妊産婦,旅行者などに対して孤立しないように必要な情報を収集し,提供を行うというものです。
続いて簡単なアイスブレークの後に,4名の外国の方々から震災時の様子の報告がありました。 佐々木英花さん(中国)は子どもと自宅にいたときに震災に遭い,天真小学校で過ごしたこと,その後,新潟,石川,福岡,韓国と避難生活を続けたことについての話でした。 ブッシュパラールイノーカさん(スリランカ)は英語指導を小学校などでも行っているそうですが,高砂大橋のちょうど上で揺れがあり車が横転したことや,避難所では自分では日本人だと思っていたが,食べ物などの援助を受けていいものかと迷い自分の中の外国人を認識してしまったことについて話がありました。 ホーショーさん(中国)仙台の友人宅で被災し,多賀城まで歩いて戻ってきたことやヒッチハイクをして,仙台と往復したことなど,日本にいて日本語が理解できて助かったことの話でした。 最上ジョイさん(フィリピン)は多賀城市内でボランティアをしていたことや,大使館とやりとりなどについての話でした。 いづれも,自分のことは自分で守るという初期対応が大切なことを訴えていました。
続いて,私たちがもし外国で被災者になったらという設定のワークショップを行いました。 も私たちが外国で被災したならばどんな手助けが欲しいのか,逆に私たちが外国旅行者などに何を手伝ってあげるのかなどをグループ毎に話しました。的確な情報や図などを示すことや手を引いて避難を手伝って欲しいなどの提案が各グループからありました。 国際化,グローバル化が言われる中,防災に関してもいろいろな工夫が必要であることをあらためて感じた交流会になりました。
JICA出前授業
途上国への国際協力を行っているJICAが派遣する青年海外協力隊として、アフリカのタンザニアで2年間活動を行った白石工業高校の菅原景一先生に、地理の授業においてお話していただきました。
■三浦 唯 (3年5組)
支援をしても発展途上国が先進国のように豊かになるということはとても難しいことだとわかりました。 タンザニアの人たちにとっての幸せは何なのか聞いてみたいと思いました。 そして、今日のお話を聞いて何が豊かなのかわからなくなりました。 今までは自分たちの生活を基準に考えていたので、それも間違っていたのかもしれません。 本当の幸せや豊かさとは何なのか深く考えるきっかけになりました。 これから自分に何かできることはないか考えていきたいです。
■伊藤夏奈子 (3年6組)
私が考えていた、貧しいか貧しくないかは間違っていたのかもなと考えさせられました。 今までは物やお金があれば豊かだと思っていましたが、先進国の支援によって造られた建物や物資を写真でみましたが、途上国の人たちにとっては必要じゃなかったり、使い方が分からなくてそのままになっていたり、せっかくの支援も無駄になっていることがあると知りました。 「物を与えれば豊かになる」という考えはちょっと違うのかもなと思いました。 途上国にとって本当に必要なサポートを先進国が理解し支援することが大切なんだと思いました。
第1回ハイスクール世界サミットin福島に参加してきました!
8月5日から三日間、福島県いわき市で開催されたハイスクール世界サミットに、本校から4名の生徒が参加しました。 これまで国内の高校生が集まって開催されてきたサミットでしたが、今年度からは世界規模に拡大し、様々な国や地域の高校生が参加していました。
初日には福島第一原子力発電所の事故の影響で、除染作業が行われている地域や、立ち入りが制限されている地区を実際に視察し、 福島の浜通の現状を目の当たりにしました。その後、まるまる3日間、いわき市の東日本国際大学において、 それまで抱いていた福島県のイメージや視察しての感想、これからの福島県の復興のありかた、 そして、これからの日本のエネルギーと環境について白熱した議論が交わされました。
最終日の午後には、首相夫人の安倍昭恵氏や国土国交省の道路局長、福島県副知事など、福島の復興に関わっている方々の前で話し合ったことを発表し 、さらにはフロアディスカッションで直接疑問点をぶつけている生徒もいました。
本校の生徒も始めは緊張していましたが、次第に打ち解け、最終日には話している相手が海外の高校生であることも忘れて、 意見を交換していました。普通の生活では出会えないような日本各地の高校生や、海外の高校生と本音をぶつけ合うという経験をこれからの高校生活に活かしてくれると思います。
以下は参加した生徒の感想の一部です。
「参加する前は、知らない人しかいない状態でディスカッションするのはとても不安でしたが、すぐにみんな意気投合し楽しく過ごせました。 そして住んでいる地域が違うと価値観も違っていると感じました。 今回のサミットに参加したみなさんは自分の意見をしっかり持っていて、かつ他の人の意見も取り入れてくれる方々でした。 そのような人たちと関わって私は今までよりも多面的に物事を見られるようになり、成長させてもらえたと思います。 海外の高校生とは、最初は英語が話せないという引け目があってか、積極的にお話しすることができませんでした。 しかし、少しお話したときに、必死になって私の言葉を理解しようとしている姿を見て、私ももっと理解したいなと思い、積極的に話しかけるようにしました。 話してみると外国人の方々は、思ったよりも私たちの生活と変わらないと感じました。割と共感することも多かったです。 やはり、言語が違うと困る場面は沢山ありました。ですが、お互い理解しようとし、ただ笑顔を返すだけでもとてもいいコミュニケーションが取れるのだなと思いました。
今回のサミットでは、同世代の沢山の地域の人たちや外国の方々とディスカッションすることによって、様々な視点でエネルギーについて考えられるようになったと思います。 そして自分から積極的にいく力や、人の話を聞く力そのようなものの大切さも感じることができました。」
被災地案内「第3回続キズナ・プロジェクト」実施報告
平成27年8月4日(火)3回目となる「続キズナ・プロジェクト」を実施しました。 今年度は、香港と中国から4名の外国人ゲストを迎えました。 午前中、七ヶ浜の菖蒲田海岸を訪れ、震災前と震災当時、そしてその後の様子をiPadを使いながら英語で説明しました。
その後、七ヶ浜中学校に隣接している仮設住宅の集会所で、七ヶ浜役場の方から避難所での生活の様子や、 仮設住宅の住民の支援をしている方から仮設住宅での生活についてお話いただき、生徒たちは、それを英語に訳して外国人ゲストに伝えました。 また、七ヶ浜国際村を訪れ、目の前に広がる雄大な景色を眺めながら、高台移転住居地やボランティア活動について説明しました。
非常に暑い中でしたが、生徒は一生懸命英語で伝えようと頑張っていました。参加してくださったがゲストも被災地の様子がよく分かりいい機会になったと言ってくださいました。 午後からは塩釜港から観光遊覧船に乗り、松島湾を巡り、松島では瑞巌寺と五大堂を訪れて、見どころについて英語で説明しました。 今年度は13名の生徒が参加し、生徒にとってもゲストにとっても大変有意義なプロジェクトになりました。
環太平洋大学協会の皆さんに本校の防災・減災教育を紹介しました!
環太平洋大学協会会員の皆様が,7月21日~24日仙台・多賀城・東松島の現地視察で来県された日程の中で,7月23日(水)午後に本校の防災・減災教育活動の内容を紹介しました。 この協会は環太平洋を代表する大学の学長で構成される組織で、重要な社会的課題について,教育・研究の分野で協力・貢献をする目的で組織されているそうです 。当日は13大学25名(19ヶ国)の研究者と,東北大学や多賀城市の皆さんなど総勢35名余の方々に本校の取組を紹介しました。 多賀城市視察は3部構成になっており,1部の「まちあるき」と3部の「本校のこれまでの活動紹介」(2部は公営桜木住宅の紹介で多賀城市が説明)について,英語で説明を行いました。
第1部はイオン多賀城店の屋上駐車場から,i-Padを用いて当時の津波映像を示しながら多賀城市の被災の様子を説明しました。 続いて,津波波高表示を行った多賀城市内をゴール地点の「末の松山」まで案内しました。 途中では,「標識活動を行うきっかけ」や「津波跡の発見の仕方」「高さの測定方法」「市民の反応」など多くの質問を受けました
第3部では本校がこれまで取り組んできた活動についてを,生徒が英語で紹介しました。特に防災マップについて関心を持つ方々が多く, 作成方法や活用方法,また防災マップを作成することで「これ以上の津波はこないと安心するのではないか」などの質問を受けました。 環太平洋大学協会所属のタイの研究者からは,市民が取り組める建築物に入った亀裂から安全性をスクリーニングする啓発活動についての紹介がありました。
また,海上保安庁や海洋研究開発機構からお譲りいただいた3D海底地図をご覧いただきましたが,その精緻な再現画に驚かれた様子でした。
生徒の感想(2年庄司遼)
『今回は海外から来た方々に都市型津波による被害状況や痕跡跡を見ていただくことができました。 このように直接,地震や津波などの被害と今後の備えについて知っていただいたことは、よい経験になりました。 私たちの取組について,形として残す,言葉として残す,そして未来をつくる取組について世界の研究者からも高く評価されたことで自信となりました。』