教育活動

課題研究

3学年課題研究ガイダンス

6月16日(火)に課題研究ご意見番である東北工業大学の菅原景一先生にzoomを通してお話ししていただきました。

これまでの研究成果を研究要旨にする方法や、見やすい図とはどういうものか教えていただきました。

【生徒の感想】 
・グラフや表は作り方や見せ方によって印象が違ってくるなと思った。何パターンか作ってみて見やすいものを使いたい。
・読む人のことを考えて書くことが大事なんだなとあらためて思った。私は入試で課題研究でやったことを使うつもりなので参考になった。
・昨年のポスターセッションや代表発表会でいろんなグループの良い発表を見たので、そのときに思ったことを活かしながらまとめたいと思います。

2学年 課題研究代表発表会

11月のポスターセッションにおいて選ばれた7グループによる口頭発表会を行いました。投票の結果、グランプリに輝いたのは2組の「ベニーランドを有名にしたい!!!!」チームでした。現地調査やアンケートを実施しただけではなく、比較動画を作製して流したことで聞き手の興味を引いたことと、何よりも発表者の4人が楽しく研究してきたことが伝わった発表でした。
今回も東北工業大学から菅原景一先生をお招きして講評とプレゼントの贈呈をしていただきました。

【代表発表テーマ】
  
 2組 ベニーランドを有名にしたい!!!!
      人気曲を作りたい!!!!

   3組 おれのイメトレ

   4組 あなたが授業で当たる確率

   6組 私たちの600万円の研究

   7組 太陽光発電の効率を簡単に上げ、災害時に活用する方法

      災害時における情報伝達

【来賓の方の感想】
・あれほど明るく楽しい研究発表会は初めてでした。貴校の先生方が生徒の主体性、そして何より生徒が課題研究を楽しいものという認識を持たせようとしている点に感激をしていました。
【生徒の感想】 
・どの班も個性あふれる、興味を引く研究テーマで聞いていてとても楽しい時間だった。またどの班もスライドがごちゃごちゃ文字を羅列するのではなく、グラフやイラスト、短い文章をバランスよく使用していて見ていて疲れないスライドでとても参考になった。質疑応答もつまることなくしっかりしていてとても尊敬した。
・1年生の時の課題研究発表会のときよりも格段にレベルアップしていると感じました。笑いを起こしながら、細かく分析・考察・まとめを発表していて、自分も真似したいと思いました。
・普通科の発表はおもしろさを追求していて聞いていておもしろかった。災害科学科の発表はレベルが高く、今まで知らなかったことを知ったり考えたりできたのでよかった。
・ポスターセッションのときよりもさらに進化していてとても分かりやすかった。

 

 

2学年 課題研究ポスターセッション

11月20日(火)に、これまで研究してきた成果をポスターにまとめて発表し、東北工業大学から菅原景一先生をお招きして講評をいただきました。投票の結果、58グループの中から来月の口頭発表会の出場権を勝ち取ったのは以下の7つの研究です。最終的にグランプリに選ばれるのはどのグループになるのか楽しみです。

【代表発表テーマ】
  
 2組 ベニーランドを有名にしたい!!!!
      人気曲を作りたい!!!!

   3組 おれのイメトレ

   4組 あなたが授業で当たる確率

   6組 私たちの600万円の研究

   7組 太陽光発電の効率を簡単に上げ、災害時に活用する方法

      災害時における情報伝達

 

【生徒の感想】 
・自分たちの班では出なかったテーマやポスターのレイアウトがあって、さまざまな
ポスターがみられてよかった。ポスターのデザインやタイトルで聞く人の興味を誘うと思っていたけれど、景一先生のお話でポスターをパッと見て研究の内容や結果が分かるタイトルやポスターが良いと聞いてなるほどなと思った。

・タイトルが面白かったり、ポスターの配色、字体が工夫されていたりと目を引くものが多くあって参考になりました。理系クラスの発表では実験に失敗しても改善して何度も実験を行い、正確に目的にある結果を出せていて見ていて引き込まれました。最後の菅原先生からの講評で私たちのグループを取り上げてもらえて嬉しかったです。

・みんな身近で興味深い内容の研究をしていて良いなと思ったし、次に研究したいことの参考になった。自分たちのグループは課題があまり明確では無く、ゴールが見えない感じになってしまったので、何を伝えたいのか、もう少し練るべきだったなと思いました。

・他のクラスの人の発表を聞けてとても楽しかった。思いがけない発想も多くて、どの発表を聞くか迷った。

 

 

 

5月9日(火)2学年 課題研究ガイダンス

43回生の課題研究ご意見番、東北工業大学の菅原景一先生をお呼びしてガイダンスを行いました。昨年度の学年発表代表チームのメンバーと菅原先生が課題研究について対談をした後、そもそも研究とは何か教えていただきました。
最後に「やれと言われたからやっているうちは楽しくない。自分からやった方が楽しい。形式にこだわらず高校生らしく頑張ってほしい」というアドバイスをいただきました。これから始まる課題研究の取り組みに期待します。

平成30年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会

平成30年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会

 

1 日  時 平成31年3月15日(金)12:50~16:00

2 会  場 仙台市若林区文化センター

3 参加生徒 多賀城高等学校  災害科学科生徒(1,2年生)
       宮城第一高等学校 理数科生徒(1,2年生)
       仙台向山高等学校 理数科生徒(1,2年生)
       仙台第三高等学校 理数科生徒(1,2年生)

4 発表題(本校生徒によるもの)
  地学分野 「蔵王山における溶岩流の広がり」
災害科学科2年 阿部竜生,川名啓介,佐瀬翼,佐藤麗奈,嶺岸寿紀
  地学分野 「津波シミュレーションプログラムから街づくりを考察」
災害科学科2年 大庭侑,菊地祐吾,久保田蓮,飯田琉希也

5 講  師 東北福祉大学 特任教授 庭野 道夫 氏
       東北工業大学   教授 大沼 正寛 氏

6 内容・評価
 県内の理数科設置校4校が一堂に会して行われる成果発表会である。各校2テーマずつ,合計8テーマを口頭発表する中で,本校は地学分野における2つの発表を行った。いずれも,災害分野において自ら発見した課題を調査・実験し,データをまとめ,被害想定やスケールを考慮した値の校正など,オリジナリティーのある研究発表であった。今後も検証を重ねることで,より実効的な災害をテーマとした研究として,皆に深く印象付けるものになるであろう。また,発表後の質疑応答では,質問者が研究の趣旨に鋭く切り込み,研究の展望に対して意見するなど,発表した生徒をより一層刺激するものであった。

7 生徒感想
■松浦 翼(1年7組 東豊中出身)
私たちは3月15日の理数科課題研究発表会に参加してきました。この発表会には,宮城県の理数科の高校が集まり,宮城第一高校や,仙台向山高校,仙台第三高校が参加していました。
今回私たち1年生は発表を聞くだけだったのですが,たくさんの発表を聞き,それぞれの課題をグループ毎の視点から考察しており,どのグループも探究心が凄く,発表の内容の濃さに驚愕しました。また,発表後には質疑の時間がありました。たくさんの人が積極的に手を上げて質問し,中には発表に対して提案をする人もおり,生徒同士でより良い発表を作ろうという意識を肌で感じることができました。
今回の発表会で得たものはたくさんありました。この得たものを来年の理数科課題研究発表会や,他の発表会などに活かしたいと思います。

■菊地 祐吾(2年7組多賀城第二中出身)
 今回の理数科発表会では,他校で行われているたくさんの課題研究を知ることができました。そこでは,自分では思いつかないような研究が多くあり,新たな考え方を学ぶことができました。また,研究の一つ一つがテーマ設定から結論まで無理なく一連の流れとして導き出されており,とても驚きました。
 今回の発表会では,自分も発表者の立場で参加し,私たちの研究である「津波シミュレーションプログラムから街づくりを考察」を発表しました。そこでたくさんの質問をいただき,自分たちの研究に足りないものに気づく機会となりました。この様な機会はなかなか無いことなので,この経験を大切にして,今後も継続して研究に励みたいと思います。

 

 

☆第6回全国海洋教育サミット 課題研究発表の様子☆

☆第6回全国海洋教育サミット 課題研究発表の様子☆

 

 2月9日土曜日に東京大学安田講堂で行われました,

 第6回全国海洋教育サミットに本校の災害科学科2期生が参加してきました。

 先日,本校内で行われた課題研究の発表会とは一転して,外部の方の前での発表となったので発表した生徒たちはとても緊張をした様子でした。これからの課題研究の進め方の課題や発表の仕方において課題を見つけたようでした。一方で,自分の発表以外の時間帯には他団体の発表を聞き積極的に質問するなど有意義だった様子でした。

 

 

生徒の感想

・今回サミットに参加して,自分の力を上手く出せなかったように感じた。発表の際の説明不足が原因で,聴きにきてくださった方々が内容を理解しきれていない様子であった。要点を上手くかいつまみ,より分かりやすくする必要がある。(2年7組 嶺岸叶人)

・発表をするにあたって質問されることを予測してその答えを準備しておけばスムーズに受け答えできたのではないかと感じた。また発表を聞きにきてくれる人が少なかったことからタイトルをとっつきやすいものにする工夫も必要だと思った。(2年7組 飯田琉希也)

 

 

災害科学科1年生特別授業 および教員研修会の報告

1月10日(木),本校大講義棟(iRis Hall)において,NHK放送文化研究所 メディア研究部 主任研究員 山口 勝 氏をお呼びし,災害科学科1年生「社会と災害」「自然科学と災害B」特別授業を行っていただきました。

NHKの8K映像を活用した「命を守る」という視点での防災・減災の在り方や考え方について探究することができ,また,身近な「ネタ」を見つけるところ,あるいは些細な疑問から研究が始まるという事を学び,課題研究における研究テーマ設定の大きなヒントを得ることができました。

その後の教員研修会では,山口氏より,「研究テーマをどう見つけ探究するか」~アジェンダセッティングと事実を繋ぐということ~ という演題の講演をいただきました。新学習指導要領における総合的な探究の時間の目的や指導のポイント,他校の優れた研究事例の紹介,生徒をAO入試に対応させる為の指導の在り方等について多くのヒントを得ることができ,SSH事業校として,課題研究の指導に対する本校教員の大きな指導力向上に繋げることができました。御教示いただいたことを,今後の教育活動に活かしていきたいと考えております。

山口様,どうもありがとうございました。

国際協働型プロジェクト学習の様子

さる12月4日,国際協働型プロジェクト学習始動として,本校災害科学科の2年生とインドネシアにあるサンタローレンシア校とでZoom(モニターを利用したアプリ)を用いた文化交流授業を行いました。回線の関係でコミュニケーションが上手くとれないところもありましたが,iPadでミラーリングをしたり画像を提示したりすることで乗り越えることができました。

 

参加した生徒の感想

・聞こえづらくところもあったが,インドネシアの人たちの英語の能力の高さに驚いた。自分たちも頑張らないといけないと感じた。

・スピーチでは緊張してしまったが,反応が優しくて救われた。画像や動画を用いているときのリアクションが良い印象を受けたので,積極的に用いていきたい。

・こちら側の映像や音声がちゃんと伝わっているな,と感じました。発表をしているときに笑ってくれたり,手を振ってくれたりして嬉しかったです。

特別授業及び課題研究推進報告会の御案内

平成31年1月10日(木)14:00~16:50

NHK放送文化研究所より 山口勝 氏 をお招きし,本校大講義棟(iRis Hall)において,災害科学科1年7組の生徒を対象とした特別授業および,教員を対象とした課題研究推進報告会を開催致します。

年始御多用のところと存じますが,下記の要項を御覧の上,御参加いただければと御案内申し上げます。

下記の参加申し込み用紙で申込みをお願いします。

 

2019.1.10 要項・参加申込書.pdf

洞爺湖有珠山ジオパーク巡検の報告

 5月7日~9日の日程で,災害科学科1,2年の有志6名が北海道室蘭栄高校との合同巡検に参加しました。7日の巡検前日には,室蘭栄高校の先生から有珠山噴火の歴史について事前ガイダインスをしていただき,8日の巡検当日は,実際に噴火活動があった西山山麓火口コースにおいて,断層によって国道が寸断された現場に立ち入ったり,当時の噴火口に降りるなどしながら,火山災害について様々な視点から捉えることができる実習となりました。午後には4つのテーマに分かれて課題研究を行い,本校生徒は被害に遭った国道跡地の隆起に関する調査を行いました。9日には,国立大学法人室蘭工業大学の協力のもと,安居光圀准教授によるDNAの抽出と電気泳動の実験を行いました。

2年7組 佐瀬翼
 今回の洞爺湖有珠山巡検では人生初のことが多く,私にとって非常に有意義で感動的な3日間になりました。有珠山においては,噴石の観察や火山活動による地殻変動を調査しました。広い範囲にわたって被害を受けており,噴石の飛んできた方向や隆起の状況などをイメージするのは大変でしたが,ガイドをしていただいた先生や一緒に活動した人たちと交流する中で,火山活動に関する疑問を多く見つけることができました。3日目の室蘭工業大学で行われたDNA抽出実験は,難しい内容でしたが,実験をしながら1つ1つの事象について理由を突き詰めることの重要性を実感しました。3日間の活動のすべてを今後の課題研究等に活かしていきたいと思います。

 


事前ガイダンス

有珠山巡検

DNAの電気泳動実習

平成29年度 宮城県高等学校理数科課題研究発表会

 3月15日(木)「平成29年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会」がトークネットホール仙台(仙台市民会館)大ホールを会場に開催されました。宮城県における理数科設置校は,仙台第三高校,仙台向山高校,宮城第一高校に本校を加えた4校からなります。今回の発表会は,各校においてこれまで取り組んできた課題研究の成果を発表するもので,本校からは生物分野で「東日本大震災による植生の攪乱と生物の応答~浦戸諸島,ハイブリッド松に迫る~」(災害科学科1年),地学分野では「塩竈地域松島層の年代測定」(災害科学科2年)を発表しました。発表者は自分たちがこれまで行ってきた研究の成果を,12分間の持ち時間で丁寧に解説しました。口頭発表のあとに行われる質疑応答も大変活発で,会場では各校からの質問が飛び交い,発表者はその都度明確に回答していました。
 発表会の最後には,指導助言の2人の先生から講評をいただきました。山形大学の栗山恭直先生は,「面白い発表があって大変良かった。進級してもこれまでの研究テーマを掘り下げたり,後輩にテーマを引き継いで研究を発展させてくれることを望みます。」,宮城教育大学の内山哲治先生からは,「発表することは大変難しく,上手く伝えられていないところもあった。高校での課題研究は,研究に取り組む短い時間のなかでデータをしっかり集めることが重要で,この経験が大学での研究につながる。」とお話し下さいました。
 今回口頭発表を行った生徒や,聴衆として参加した生徒達においては,次年度の課題研究では,与えられた時間を有効に使いながら,自らの興味に導かれ課題を発見し,問題解決に向けて研究に主体的に取り組み,その研究の成果を100%伝えられる力量を備えるような取り組みに期待します。

(災害科学科2年 地学部門発表)
(質疑の様子)

災害科学科2年 洞爺湖有珠山ジオパーク巡検への参加

 5月8日~10日の日程で,災害科学科2年の有志4名が北海道室蘭栄高校との合同巡検に参加しました。9日の巡検当日は,洞爺湖有珠山ジオパークをフィールドに,2000年(平成12年)に実際に噴火活動が見られた西山山麓火口コースにおいて,断層によって道路が寸断された現場に立ち入ったり,当時の噴火口に降りるなど,目で見て手で触れる実習となりました。午後には4つのテーマに分かれて課題研究を行い,本校生徒は旧とうやこ幼稚園付近にて噴石の軌跡に関する調査を行いました。     
 10日には,国立大学法人室蘭工業大学の協力のもと,安居光圀准教授によるDNAの抽出と電気泳動の実験を行い,その後航空宇宙機システム研究センターにおいて,中田大将助教および内海政春教授の案内のもと施設見学を行いました。     
    
■伊藤謙心(2年7組 多賀城中出身)     
 私は,火山の被害に遭った場所を今回初めて訪問しました。火山による被害は,津波とはまた違う種類の被害でした。幼稚園の園庭は斜めに傾き,園庭にあったバスには火山が噴火した際に飛んできた岩で天井に沢山の穴が開いていました。この様に物的被害のすさまじさの割には人的被害がほとんど無かったのは本当に奇跡だと思いました。これからは,私が見てきた光景を,より多くの人に伝えながら,防災・減災に関する理解を深めていきたいと思います。

 

洞爺湖有珠山ジオパーク・西山山麓の火口
室蘭工業大学訪問(DNAの電気泳動実習)
室蘭工業大学訪問(航空宇宙機システム研究センター見学

1年生 課題研究ガイダンス 5月31日(火)

~東日本大震災アーカイブ宮城について~
 宮城県図書館 

 東日本大震災アーカイブ宮城の紹介と利用方法について、宮城県図書館の方々にお話ししていただきました。デジタルアーカイブは、課題研究の基礎データとして資料収集の際に活用できるということや、震災の記憶の風化を防ぎ、防災対策などにも活用されていることを学びました。