課題研究
洞爺湖有珠山ジオパーク巡検の報告
5月7日~9日の日程で,災害科学科1,2年の有志6名が北海道室蘭栄高校との合同巡検に参加しました。7日の巡検前日には,室蘭栄高校の先生から有珠山噴火の歴史について事前ガイダインスをしていただき,8日の巡検当日は,実際に噴火活動があった西山山麓火口コースにおいて,断層によって国道が寸断された現場に立ち入ったり,当時の噴火口に降りるなどしながら,火山災害について様々な視点から捉えることができる実習となりました。午後には4つのテーマに分かれて課題研究を行い,本校生徒は被害に遭った国道跡地の隆起に関する調査を行いました。9日には,国立大学法人室蘭工業大学の協力のもと,安居光圀准教授によるDNAの抽出と電気泳動の実験を行いました。
2年7組 佐瀬翼
今回の洞爺湖有珠山巡検では人生初のことが多く,私にとって非常に有意義で感動的な3日間になりました。有珠山においては,噴石の観察や火山活動による地殻変動を調査しました。広い範囲にわたって被害を受けており,噴石の飛んできた方向や隆起の状況などをイメージするのは大変でしたが,ガイドをしていただいた先生や一緒に活動した人たちと交流する中で,火山活動に関する疑問を多く見つけることができました。3日目の室蘭工業大学で行われたDNA抽出実験は,難しい内容でしたが,実験をしながら1つ1つの事象について理由を突き詰めることの重要性を実感しました。3日間の活動のすべてを今後の課題研究等に活かしていきたいと思います。
事前ガイダンス
有珠山巡検
DNAの電気泳動実習