2015年9月の記事一覧
多賀城市国際交流協会「青年交流」に参加してきました!
9月20日(日)多賀城市文化センターで,多賀城市にお住まいの外国籍市民4名を囲んでの交流会に7名の生徒が参加しました。
はじめに多賀城市総務部交通防災課から『要配慮者の対応について』の説明がありました。 外国人,高齢者,障害者,乳幼児,妊産婦,旅行者などに対して孤立しないように必要な情報を収集し,提供を行うというものです。
続いて簡単なアイスブレークの後に,4名の外国の方々から震災時の様子の報告がありました。 佐々木英花さん(中国)は子どもと自宅にいたときに震災に遭い,天真小学校で過ごしたこと,その後,新潟,石川,福岡,韓国と避難生活を続けたことについての話でした。 ブッシュパラールイノーカさん(スリランカ)は英語指導を小学校などでも行っているそうですが,高砂大橋のちょうど上で揺れがあり車が横転したことや,避難所では自分では日本人だと思っていたが,食べ物などの援助を受けていいものかと迷い自分の中の外国人を認識してしまったことについて話がありました。 ホーショーさん(中国)仙台の友人宅で被災し,多賀城まで歩いて戻ってきたことやヒッチハイクをして,仙台と往復したことなど,日本にいて日本語が理解できて助かったことの話でした。 最上ジョイさん(フィリピン)は多賀城市内でボランティアをしていたことや,大使館とやりとりなどについての話でした。 いづれも,自分のことは自分で守るという初期対応が大切なことを訴えていました。
続いて,私たちがもし外国で被災者になったらという設定のワークショップを行いました。 も私たちが外国で被災したならばどんな手助けが欲しいのか,逆に私たちが外国旅行者などに何を手伝ってあげるのかなどをグループ毎に話しました。的確な情報や図などを示すことや手を引いて避難を手伝って欲しいなどの提案が各グループからありました。 国際化,グローバル化が言われる中,防災に関してもいろいろな工夫が必要であることをあらためて感じた交流会になりました。
JICA出前授業
途上国への国際協力を行っているJICAが派遣する青年海外協力隊として、アフリカのタンザニアで2年間活動を行った白石工業高校の菅原景一先生に、地理の授業においてお話していただきました。
■三浦 唯 (3年5組)
支援をしても発展途上国が先進国のように豊かになるということはとても難しいことだとわかりました。 タンザニアの人たちにとっての幸せは何なのか聞いてみたいと思いました。 そして、今日のお話を聞いて何が豊かなのかわからなくなりました。 今までは自分たちの生活を基準に考えていたので、それも間違っていたのかもしれません。 本当の幸せや豊かさとは何なのか深く考えるきっかけになりました。 これから自分に何かできることはないか考えていきたいです。
■伊藤夏奈子 (3年6組)
私が考えていた、貧しいか貧しくないかは間違っていたのかもなと考えさせられました。 今までは物やお金があれば豊かだと思っていましたが、先進国の支援によって造られた建物や物資を写真でみましたが、途上国の人たちにとっては必要じゃなかったり、使い方が分からなくてそのままになっていたり、せっかくの支援も無駄になっていることがあると知りました。 「物を与えれば豊かになる」という考えはちょっと違うのかもなと思いました。 途上国にとって本当に必要なサポートを先進国が理解し支援することが大切なんだと思いました。