平成29年度

防災学習プログラム 平成29年度

全国高校生防災サミット2017・防災フォーラムin三条

 11月10日(金)に新潟県立新潟県央工業高等学校で行われた「全国高校生防災サミット2017」に参加してきました(新潟県央工業高校・三条商業高校・加茂農林高校で設立したNPO法人トライ・フューチャー主催)。

  

 今回のサミットには,本校のほか,兵庫県立舞子高校,新潟県立柏崎工業高校が招待されて,「新潟地方気象台によるワークショップ」や「各校における防災活動紹介」「記念講演会」,各校生徒がパネラーとなった「パネルディスカッション」を行いました。
 また,交流会も開かれ,防災だけでなく,友情の輪も広げることができました。

  

 11月11日(土)には,三条市水防学習館において,「防災フォーラムin三条」に参加しました。その後,三条商業高校の生徒さんのガイドで「弥彦神社」「信濃川大河津資料館」を訪れました。
 今回の新潟訪問では,新潟県における水害の歴史や被害についても知ることができました。現地に行って学ぶことの大切さを実感して帰ってきました。新潟県央工業高校をはじめとする皆様,貴重な機会をありがとうございました。

  

【生徒感想】
2年 尾川彩佳(高崎中出身)
 私は,今まで災害というと地震・津波など自分の地域のことしか頭になかったのですが,他の地域へ訪問することで異なった災害に目を向けるきっかけとなりました。新潟県は昔から信濃川の氾濫により多くの被害を受けおり,今では年4回避難訓練をしているそうです。とても意識が高いと思いました。しかし,被害を受けた地域と受けなかった地域とでは,危機感の違いがあり,避難する・しないが分かれてしまうということでした。被害の有無に関係なく避難することが今後の課題のようで,これは私たちにも言えることだと思いました。今回の訪問は,学ぶことが多く,とても良い経験になりました。
2年 清野寧音(高崎中出身)
 2泊3日の新潟県訪問では,様々な経験をしてきました。最も印象に残ったのは新潟地方気象台によるワークショップです。経験したことのない大雨が降ったときに,どのタイミングで判断し,どのような行動をしたらよいか?を考えました。私たちが行っている地震・津波に関するワークショップとは違い,新しく学んだことがたくさんありました。災害は地震や津波だけではないことを改めて認識しました。
 三条市水防学習館では,水害被害の経験から長い期間をかけて社会全体で防災・減災に取り組んできたことが分かりました。私たちも見習っていくべきだと感じました。
 今回の訪問では,「パネルディスカッション」にも参加しました。500人以上の前で自分の考えを話すのはとても緊張しましたが,良い経験になりました。