環太平洋大学協会の皆さんに本校の防災・減災教育を紹介しました!
環太平洋大学協会会員の皆様が,7月21日~24日仙台・多賀城・東松島の現地視察で来県された日程の中で,7月23日(水)午後に本校の防災・減災教育活動の内容を紹介しました。 この協会は環太平洋を代表する大学の学長で構成される組織で、重要な社会的課題について,教育・研究の分野で協力・貢献をする目的で組織されているそうです 。当日は13大学25名(19ヶ国)の研究者と,東北大学や多賀城市の皆さんなど総勢35名余の方々に本校の取組を紹介しました。 多賀城市視察は3部構成になっており,1部の「まちあるき」と3部の「本校のこれまでの活動紹介」(2部は公営桜木住宅の紹介で多賀城市が説明)について,英語で説明を行いました。
第1部はイオン多賀城店の屋上駐車場から,i-Padを用いて当時の津波映像を示しながら多賀城市の被災の様子を説明しました。 続いて,津波波高表示を行った多賀城市内をゴール地点の「末の松山」まで案内しました。 途中では,「標識活動を行うきっかけ」や「津波跡の発見の仕方」「高さの測定方法」「市民の反応」など多くの質問を受けました
第3部では本校がこれまで取り組んできた活動についてを,生徒が英語で紹介しました。特に防災マップについて関心を持つ方々が多く, 作成方法や活用方法,また防災マップを作成することで「これ以上の津波はこないと安心するのではないか」などの質問を受けました。 環太平洋大学協会所属のタイの研究者からは,市民が取り組める建築物に入った亀裂から安全性をスクリーニングする啓発活動についての紹介がありました。
また,海上保安庁や海洋研究開発機構からお譲りいただいた3D海底地図をご覧いただきましたが,その精緻な再現画に驚かれた様子でした。
生徒の感想(2年庄司遼)
『今回は海外から来た方々に都市型津波による被害状況や痕跡跡を見ていただくことができました。 このように直接,地震や津波などの被害と今後の備えについて知っていただいたことは、よい経験になりました。 私たちの取組について,形として残す,言葉として残す,そして未来をつくる取組について世界の研究者からも高く評価されたことで自信となりました。』