進路行事

令和5年度 1学年課外講習「河北新報社による特別授業」を実施しました

令和5年11月28日(火)に河北新報社の越中谷様(防災・教育室)を本校にお招きし、下記の目的・内容で特別授業を行いました。

 

【目的】

①   新聞社の仕事や社会的役割等についての理解を深め、自己の進路選択や進路目標設定に役立てる。

②   文章の書き方やタイトルの付け方等を学び、課題研究や志望理由書等の作成に活かす。

 

【内容】

①    新聞社の仕事と社会的役割について

②    記者の仕事とやりがいについて

③    新聞記者になるには?

④    記事の構成と書き方について

⑤    分かりやすい文章とは?

⑥    友人紹介の記事を書こう(実践・ペアワーク)

 

参加生徒に好評であった夏期課外講習「花王(株)による特別授業」の第2弾として、「河北新報社による特別授業」を第3回考査最終日に実施しました。職業に対する興味・関心を高め、自己のキャリアデザインに役立てるだけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜における志望理由書作成等に活せる実践的な内容としました。受講した19名の生徒は、積極的に参加していました。

 

【受講した生徒の感想】(一部抜粋)

◎特別授業を通して、新聞記者の仕事について理解が深められました。「新しく聞くこと」を伝えるのが新聞記者であるという言葉が深く印象に残りました。友人にインタビューする実践では、相手の話を掘り下げて深い部分を聞くのに苦労しました。また実践を通して、「なぜ?」という言葉の便利さと重要性に気付きました。今後は相手の話した内容だけでなく、身の回りのあらゆる問題や自分の考えに対して「なぜ?」と問いかけてみようと思います。そして、友人紹介の新聞作成では、参加した生徒の発表を聞き、見出しによって読み手の興味関心が左右されることに気付かされ、見出しの重要性を学びました。特別授業を通して学んだことをこれからの進路などに活かしていきたいと思います。

 

◎私は一文を長くしてしまうことが多く、何を伝えたいのかが分かりづらい文章になっていました。友人の紹介新聞を書く実践では、実際に新聞を書いてみて、短い言葉で簡潔に文章を書いた方が、何を伝えたいのかが分かりやすいことに気付きました。今後文章を書くときは、初めに自分の考えを簡潔に述べ、伝えたいことがはっきりと分かるようにしたいと思います。

 

私は文章を書くことに苦手意識があり、その苦手意識を少しでも解消したいと考え、参加しました講師の方が話してくれた「こそあど言葉を使わない」、「主語をしっかり書く」、「簡潔に書く」などの読みやすい文章の書き方を参考に取り組みました。また、私の家では新聞を取っていますが、新聞を読むのは父のみで、自分自身はあまり新聞に関心がありませんでした。しかし、帰宅後、家にあった新聞を読んでみることにしました。話題のニュースから宮城県の小さなニュースまで様々なジャンルの記事が載っていたり、それぞれの記事の見出しが工夫されているのに気付いたりすることができ、新聞に関して興味を持って読むことができました。

 

◎災害科学科では校外での活動や発表が多く、聴衆に興味を持ってもらったり、考えを分かりやすく伝えたりすることが重要です。先日のイオンモールのワークショップでは、私たちのところに足を運んでもらえる買い物客が少なく、非常に残念な気持ちになりました。今回の特別授業は、伝え方のプロに教えてもらえる最高の機会だと思い、参加しました。タイトルの大切さや文章による伝え方について学ぶことができ、大変参考になる時間でした。