SSH第Ⅱ期2年次

SS先端研究研修Ⅱ「関東研修」

【目的】
理系生徒を対象に、先端科学・技術の一端を、大学や企業における見学や実験実習を通して理解を深めることを目的として行った。また、女性の研究者や大学院生との交流を図り、女子生徒の見識を広げ、将来像としての研究者を意識させることを目的として本研修を企画した。
【日程】 令和6年7月30日(火)・31日(水)
【参加生徒】 2年普通科理系 10名
【講師】
東京海洋大学
海洋資源環境学部 海洋資源エネルギー学科 谷研究室 教授 谷 和夫氏
海洋資源環境学部 海洋環境科学科 地球環境微生物学研究室 准教授 牧田寛子氏
海洋生命科学部 海洋生物資源学科 ゲノム科学研究室 教授 近藤秀裕氏
海洋生命科学部 海洋生物資源学科 水族生理学研究室 准教授 矢澤良輔氏
海洋生命科学部 食品生産科学科 食品熱操作工学研究室 准教授 ラベ ペレス イヴァン アントニオ氏
キユーピー株式会社
総務部 マヨテラス運営チーム 上田史恵氏
研究開発本部 グループR&D推進部 臼田美香氏
【実施内容・評価】
生物や地球環境分野に焦点を当てた研修として昨年度より始まったものであり、今年度で2回目の実施となる。本研修では、大学における研究活動および卒業後の進路先として考えられる企業での研究活動に触れ、高校卒業後のみならず大学卒業後の進路までイメージできるよう研修先を選定し、東京海洋大学とキユーピー株式会社の協力を得て実施することができた。
東京海洋大学では5つの研究室を訪問し、研究施設・設備を見学させていただくとともに先端研究の取り組みについて説明していただいた。生徒は事前学習で各研究室の研究内容について調べ、その中で理解できなかった部分などについて質問しながら話を聞くなど、限られた時間で多くの学びを得ようと積極的に参加していた。キユーピー株式会社では一般の方も見学可能な施設に加え、研究開発を行っている社員のみ立ち入り可能な場所も見学させていただき、企業で行っている研究活動について教えていただいた。案内・講師は女性研究員2名が引き受けてくださり、自身の高校生時代の話から、なぜ企業で研究活動を行うようになったのかなどについて講話いただき、参加した女子生徒にとって進路選択の幅が広がるような機会にすることができた。研修後は2つのグループに分かれて研修内容をポスターにまとめる事後学習を行い、校内で 全校生徒に向けて発表を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

左上:東京海洋大学 地球環境微生物学研究室

左下:東京海洋大学 水族生理学研究室

右上:キユーピー株式会社