自然災害共同研究(有珠山)
【目的】
災害科学科の学習充実として、日本で唯一噴火予知が行われた有珠山での野外実習を行う。災害科学を 学ぶにあたり、その一つである火山地域における自然災害の理解に努める。なお、この実習は北海道室蘭栄高等学校が地域巡検として位置付け、本校の生徒と教員を受け入れて行うもの。
【日程】令和6年5月20日(月)~令和6年5月22日(水)
【共同校】北海道室蘭栄高等学校(元SSH指定校)
【参加生徒】2年災害科学科 2名
【講師】北海道室蘭栄高等学校 教諭 阿部英一氏
北翔大学 教育文化学部教育学科 教授 横山 光 氏
有珠山ジオパーク、有珠山火山マイスターネットワーク 阿部秀彦氏
【実施内容・評価】
実習2日目には、北海道室蘭栄高等学校の1年生と共同でユネスコ世界ジオパークにも認定されている洞爺湖有珠山ジオパークにおいて実習を行い、専門家の指導のもとで火山噴火の痕跡の踏査やクリノメーターを活用した断層の調査などを実施。実習3日目は有珠山火山マイスターネット ワーク 阿部秀彦氏のガイドのもと、昭和新山の巡検も実施することができ、活火山の様子を目の当たりにすることができた。
今回は実習2日目に測定したクリノメーターのデータをもとに課題研究に 取り組み、「マグマ上昇場の推定」を試みる課題研究へと応用することが できた。巡検をきっかけとして課題研究を膨らませるのは貴重な取り組み であった。