教育活動

みやぎ中学生・高校生震災伝承プロジェクト

1 目 的

東日本大震災発生から13年が過ぎ、被災地の復興は着実に進んでいるが、時間が経過するにつれて、震災当時の記憶や教訓、被災地への関心が薄れ、震災の風化が懸念されている。この震災の風化を防ぐため、県内外では多くの語り部活動が行われており、学生による語り部活動も増えている。そこで、これからの震災伝承を担う学生を集め、「これからの震災伝承のあり方について」考える機会を作り、震災の風化を防ぐと同時に、震災の記憶と教訓を伝え継ぐための研修会を実施する。

 

2 日 時  

令和6年12月21日(土)

3 場 所  宮城県多賀城高等学校 iRis Hall

4 参加者  震災伝承活動に関心のある県内の中学生、高校生15名

       石川県輪島高校の生徒6名(オンライン)

5 実施内容・評価

 午前中は、災害科学科2年生がガイドを務める「多賀城津波伝承まち歩き」を実施し、本校が取り組んでいる伝災活動について体験していただいた。午後は、(1)これからの震災伝承について、(2)次代の震災伝承者を増やすには、(3)これからの能登の復興に必要なもの、という3点についてグループで話し合った。グループワークを通して、参加者した生徒たちは東日本大震災の記憶が無い、もしくは経験していない世代がどのように伝承活動を行い、過去の災害の教訓を次世代に語り継いでいくのかについて意見を出し合い新たな気づきを得たようであった。また、輪島高校の生徒からの質問に答えながら宮城県の復旧・復興そして伝災の各フェーズでの教訓を伝えていた。