部活動

語学研究

多賀城市「俳句のワークショップ」に参加しました(語学研究部・2024/3/27)

多賀城市「俳句のワークショップ」に参加しました

 

3月27日(水)、多賀城碑(壺の碑)で行われた俳句のワークショップに語学研究部員3名が参加しました。講師の宮城県出身の俳人である高野ムツオさんからアドバイスを受けながら、春の日差しを感じながら、俳句を詠む機会をいただきました。3月特有の冷たい風が吹き「春疾風(はるはやて)」という表現など、季語を紹介していただきながら、言葉に触れることができました。

また、昨年9月に参加した「多賀城を1300句デ表スプロジェクト」で読んだ自分たちの句が壺の碑の周りに展示されていたり、そのアクリル板は市役所がコロナ禍で使用していた仕切りの再利用と聞いたり、様々な気づきもありました。

 

【生徒の感想】

俳句ワークショップに参加して学んだ事は2つありました。まず一つ目は地域の魅力に触れるということです。普段徒歩でも行けるような場所にありますが自分から多賀城の魅力を探しに行くのは難しいと思うのでイベントに参加することで知らないこともしることができて良かったです。特に芸能人が詠んだ俳句や、壺の碑が国宝になることが印象に残りました。二つ目はみんなで楽しく活動する事の大切さです。俳句は最終的には自分の作品となりますが、それをつくる過程では友達や高野ムツオ先生、顧問の先生などと話しながら探索したことで良い出来上がりとなりました。そのことから、多くの人と交流することでプラスにつながる場面が他の活動においてもあるのではないかと考えました。

                                                                                               (語学研究部 3年 阿部 寛輝)

 

今回は春をテーマにした俳句を読むとのことでしたが、冬の名残が多く残っており、春っぽい句を詠むのが中々難しかった印象でした。松ぼっくりや枯葉、壺の碑と、季節を感じさせるような風景囲まれながらも、中々言葉を浮かばせることが出来ず、半分はプロの方の助言で一句仕上げた次第です。自然と密接により一体化できるようなこのイベントには是非次も参加し、自然についての自分の価値観を探求していきたいと思いました。                                                                                                                                                               (語学研究部3年 寺島 祥)

 

俳句で有名な先生とこのような貴重な体験ができ、とても良かったです。最初は、どのような俳句を作れば良いか迷いましたが、いろんな人と交流しながら俳句を作っていくことで、さまざまなアイデアを考えることができました。また機会があるとき、今回学んだことを活かしてさらに良い作品を作りたいです。

                                                                                                                                 ( 語学研究部3年 玉田孔)

 

【俳句ワークショップの様子】

 

 

 



 

 

 

東北学院大学生から「東アジア・サマースクール」の報告発表をしていただきました

東北学院大学生から「東アジア・サマースクール」の報告発表をしていただきました
 2月16日、本校に東北学院大学生、東北学院大学関係者、多賀城市役所職員の方々にお越しいただきました。多賀城市と奈良市は友好都市であり、そこで開催された「東アジア・サマースクール」に東北学院大学の学生1名が多賀城市からの推薦により参加したそうです。
 「東アジア・サマースクール」はグローバル社会における東アジアの発展を目指すため、次代の人材育成や交流を目的として奈良県が開催したものです。そこでの講話内容や、アジア各地の学生と共に行ったグループ討議・発表の内容、全体を通して得たこと等を話していただきました。

【生徒の感想】
・今回の国際イベントの報告を通して、活動内容や他国の人との交流で大事なことといった様々な情報を知ることができた。また、交流する時は「相手の目線に立つことが大事」と言っていたことが心に残った。このことは今後予定されているキリバスとの交流の時などで大事なことだと思うので、これからの活動で意識しながら行っていきたい。

  (語学研究部2年 畠山昴大)

・大学生の講話は、自分たちと年齢が近いのもあってとてもフレンドリーに発表してくれた印象でした。様々な文化の国の人たちが同じ場で講話を聞き、意見交換をする活動をしていて、私はこれが目指すべきことだと感じました。私も実際に参加したいと思いました。

                         (語学研究部2年 阿部侑耶)

・今回の発表を通して、人口成熟についてどう取り組むべきか、海外の人との関わり合い方、自分の積極性を大事にすることなど、新しい知識をたくさん吸収できました。自分は学校以外で海外との交流を聞くことはあまり無かったので貴重な体験ができてとても良かったです。

               (語学研究部2年 玉田孔)

●その他の語学研究部の活動は、多賀城高校ホームページ内の「学校生活」→「部活動(結果一覧はこちら)→「文化部」→「語学研究部」から、各活動をダウンロードしてご覧ください。

語学研究部「日本災害DIGITALアーカイブ」に記事を掲載しました

語学研究部「日本災害DIGITALアーカイブ」に記事を掲載しました。

 

語学研究部では,ハーバード大学ライシャワー日本研究所と連携協力している「日本災害DIGITALアーカイブプロジェクト」において,多賀城高校の防災・減災活動について日本語と英語で記事を作成し掲載しました。記事の内容は以下のとおりです。また,今後も記事を追加していく予定です。

7月豪雨募金活動.pdf        July-Heavy-Rain Donation.pdf

仮設住宅.pdf             Temporary House.pdf 

大分県高校生との交流活動.pdf     Exchange Activities.pdf

波高標識設置.pdf                        Setting Up Tsunami Height Sign.pdf

多賀城・七ヶ浜巡検.pdf             Fieldwork.pdf

文化祭フェアトレード.pdf            Fairtrade at the School Festival.pdf

防災委員会.pdf                         Disaster Prevention Committee.pdf

 

【生徒の感想】

今回,JDAの記事作成に参加し,防災学習についてさらに関心が高まりました。語学研究部の部員で記事内容を7つのテーマに分けて1グループ2~3人で作成しながら,防災について改めて学ぶことができました。多賀城高校には実際に東日本大震災で利用されたことのある仮設住宅1棟が移設されており,震災時に自宅から離れざるを得なかった方々の苦労や,震災を風化させてはならないという地域の方々の思いを直接見て感じとることができます。仮設住宅を見てもらうことで,災害の恐ろしさや復興への強い思いを伝えていくことができると記事作成を通して学びました,

  部員全員がそれぞれのテーマについて深く考え,調べ,防災学習への関心が高めることができたと思います,今後も,多賀城高校の防災活動に積極的に参加し,復興に貢献していきたいです。

語学研究部 2年 鈴木 柚花       (田子中出身)

 

 

 

松島町に寄付をしました(語学研究部)

松島町に寄付をしました(語学研究部)

 

2月14日に,語学研究部2年秋元優那さん,阿部野乃佳さんが,多賀城市国際交流協会の方と共に,松島町長を訪問し,台風19号で被災した松島町に寄付金を届けました。この寄付金は,昨年末参加した「たがさぽのクリスマス雑貨市」の売り上げと,多賀城市国際交流協会に寄付されたものです。桜井町長からは,松島町のこれからについてお話いただきました。

 

【生徒の感想】

実際に松島市役所に行き,市長さんに手渡しということで少し緊張しましたが,寄付金を渡した後,市長さんから,松島のさらなる発展や観光地としての取り組み,また,松島高校の活動など様々な貴重なお話を聞くことができました。この活動を通して,貢献することの素晴らしさを学ぶことができたと感じています。

2年 阿部 野乃佳

 

語学研究部「たがさぽのクリスマス雑貨市」に参加しました

12月22日(日)多賀城市民活動サポートセンターで開催された雑貨市に,語学研究部は多賀城市国際交流協会の方々と一緒に参加しました。この企画は「雑貨」や「食」という気軽に来場しやすいテーマで開催し,地域活動に興味を持ってもらうものです。語学研究部は,夏に仙台育英学園高等学校の留学生に多賀城市内の津波痕跡や波高標識を案内しましたが,そのような活動を踏まえ,津波による被災からの復興に関連したフェアトレード商品の販売を行いました。また,フェアトレードに関するクイズを準備し,興味を持ってもらうことができました。売上金は多賀城市国際交流の方々と共に,台風19号で被災した松島町に寄付をすることにしています。

 

【生徒の感想】

今回クリスマス雑貨市に参加し,社会の多様性と,売り手と買い手がコミュニケーションをとる楽しさ,大切さを学びました。私たちは津波復興と発展途上国支援のフェアトレード商品を多賀城市国際交流協会の方々と販売しました。その時,耳の不自由なお客さんから「いらっしゃいませ」の手話を教わり,他の耳の不自由な方々に「いらっしゃいませ」が伝わると,音のない世界を身近に感じることができました。また,商品の特徴を実際に触れ,部員と会話して知った後お買い上げくださるお客さんがほとんどでした。私も他団体で商品にまつわる背景を聞き,応援しようと買ったものがあります。この様な経験で広めることができた見聞は,将来様々な人と関係を築く鍵となると思います。

語学研究部2年 秋元優那 (高崎中出身)

 

「シカゴのレーンテック高校と交流」しました。

6月25日、多賀城市シカゴTOMODACHI交流プログラムで来校したレーンテック高校の生徒6名に英語で「まちあるき」を行い、多賀城市の被災の様子や、都市型津波の説明などを行いました。また、多賀城高校生は3.11のときのそれぞれの様子を話したり、レーンテックの生徒は大雪の話をしたりしながらお互いに起こった自然災害について伝え合いました。

6月28日にはお別れ会に参加し、レーンテックの生徒のプレゼンテーションを聞いたり、今後の交流について話したりしました。

【生徒の感想】

6月25日に語学研究部は,アメリカのレーンテック高校の生徒と多賀城市内数カ所をめぐる「まちあるき」を行いました。イオン多賀城店の屋上や国道45号線の歩道橋など、震災当時の市内被災状況の分かる場所から表や動画を用いて、英語での説明をしました。レーンテックの生徒に熱心に話を聞いてもらったので、私たちの日々の活動の成果を発揮することができたと思います。震災を伝承するとても良い機会になったので、この夏の「続・キズナプロジェクト」にも繋げたいと思います。

「たがさぽのクリスマス雑貨市参加」

 12月10日、多賀城市市民活動サポートセンターにて行われた『たがさぽのクリスマス雑貨市』に参加しました。多賀城市国際交流協会の方とフェアトレード商品の販売を中心に、フェアトレードについての説明、語学研究部の活動などを書いたポスターも展示し活動の紹介を行いました。この収益金は多賀城市国際交流協会を通じてフィリピンの学校建設支援へ寄付します。

  

「多賀城市内まちあるき」in English

 7月19日、JICA主催フィリピン青年研修で災害リスクエリアを訪問していたフィリピンの方々に、多賀城市内の被災について案内する「まちあるき」を英語で行いました。多賀城イオンの屋上から「都市型津波」について、また本校生徒の設置した「波高標識」や語り継がれている「末の松山」、昨年の「砂押川の遡上」について説明しました。

  

  

 その後、学校に戻り語学研究部からは「七ヶ浜の復興」の様子を話し、フィリピンの方からは「フィリピンの文化」について説明していただきました。移動のバスの中や歩きながらも英語を使いながら話をしたり、お土産のお菓子をいただいたりしてフィリピンを身近に感じられる機会にもなりました。

続・キズナプロジェクト 2017

 東日本大震災の翌年に、キズナプロジェクトとして10名がアメリカ訪問の機会をいただいただいたことをきっかけに、翌年から語学研究部は『続・キズナプロジェクト』として外国の方に多賀城を知ってもらう活動をしています。毎年数ヶ月前から部員が企画・準備を行います。今年度は多賀城市国際交流協会の協力も得て、インドネシア、フィリピン、タイの方々と交流をすることができました。

  1. 料理交流 (フィリピン伝統料理アドボ、おにぎり、あんみつ)
  2. ワークショップⅠ 「災害時の避難について」
  3. ワークショップⅡ 「減災アクションカードゲーム」
  4. まちあるき
    新田中集会所→砂押川→波高標識→末の松山→多賀城駅

  

  

 参加者からは、「初めておにぎりを作り、日本の食文化に触れて楽しかった。」「災害の備えを考えさせられた。」「情報を共有して、次世代に伝えたい。」「同じような災害被害を受けるアジアでも共有しよう。」「Bad experience is a good teacher. 2011年のことから、しっかり学び合おう。」という感想や考えを聞くことができました。
 また、生徒は「数ヶ月前から、企画・運営して準備も英語の原稿やパワーポイントの作成など大変だったが楽しんでもらい、感謝してもらいとても達成感を感じました。」という感想をもちました。

多賀城市国際交流協会さんとワークショップしました

 9月11日(日),多賀城市体育館にて,多賀城市国際交流協会さんが主催する「青年交流」という集まりに参加してきました。昨年度に引き続きの参加でしたが,今年度は,この夏に実施されたドイツスポーツ少年団との交流事業の報告と語学研究部が文化祭で発表したドイツについての研究の発表,そして,語学研究部が昨年度から取り組んでいるフェアトレードについての研究成果の発表という内容でした。あいにく2年生は参加できませんでしたが,語学研究部1年生の3名が,文化祭に向けてドイツについて調べたことと,文化祭で販売したフェアトレード商品について,堂々と発表していました。参加していた交流協会の方から出た質問に対しても立派に答えていました。
 後半は,「フェアプレイ」についてワークショップが行われました。これは,ドイツ団が来たときに,多賀城高校生とドイツの高校生が話し合った話題でもありました。スポーツにおけるフェアプレイだけでなく,今回は日本で暮らす外国人を日本人が受け入れるべき場面で,「フェア」であるということはどういうことかについて話し合いました。生徒は,一方的な基準で他の文化の善し悪しを決めるのは危険であり,他者の立場に立ってコミュニケーションを取りながら物事を進めることの大切さを学びました。また,大人が同じ話題に対して,どのような考えをするのかを知って,新鮮な驚きを感じたようでした。
 学習したことを地域社会に向けて発表する場面が,生徒を輝かせてくれるのを目の当たりにしました。また,生徒にとっても,地域社会の大人と接する良い機会になりました。

ドイツ人高校生と交流しました!

 多賀城市スポーツ少年団が受け入れたドイツスポーツユーゲントに所属する高校生8名(男性2名女性6名)と多賀城高校の語学研究部を中心とした約20名の生徒(ホームステイ受け入れ生徒6名を含む)が,7月30日から8月2日の4日間,被災地案内を含む,文化交流をしました。
 初日のキャッスルプラザ多賀城での歓迎会から始まり、2日目の七ヶ浜町被災地案内→大代公民館でのサバ飯(空き缶で炊飯)体験→松島観光。3日目の塩釜魚市場見学・塩釜神社参拝・笹蒲鉾作成体験→多賀城高校での流しそうめん&BBQ→剣道部と弓道部に協力いただき日本の武道体験。4日目の多賀城史跡案内→ディスカッション→さよならパーティーと盛りだくさんの日々が終わりました。
 ハードなスケジュールに付き合ってくれたドイツ団と、頑張っておもてなししていた日本人高校生、お疲れ様でした。充実した4日間になりました。交流を通して,また,おもてなしの準備を通して生徒達は様々なことを学んだようでした。
 このような機会を与えていただいたことに感謝です。地域の方々と力を合わせて素晴らしい交流の機会に出来ました。
 この後、福島県会津若松市に移動して交流を続けるドイツ団が無事帰国できること、多賀城高校の生徒達がこの経験を活かしてさらに飛躍してくれる事を祈ります。

※写真は左上から時計回りで,七ヶ浜国際村展望台にて震災当時のことを説明→空き缶を使った炊飯体験→剣道部とコラボで剣道体験→塩釜魚市場にて巨大マグロ解体を見学→末の松山訪問。

語学研究部

【2015年度の主な活動実績】

被災地外国人ガイドボランティア「第3回 続・キズナプロジェクト
 平成27年8月4日(火)3回目となる「続キズナ・プロジェクト」を実施しました。今年度は、香港と中国から4名の外国人ゲストを迎えました。午前中、七ヶ浜の菖蒲田海岸を訪れ、震災前と震災当時、そしてその後の様子をiPadを使いながら英語で説明しました。その後、七ヶ浜中学校に隣接している仮設住宅の集会所で、七ヶ浜役場の方から避難所での生活の様子や、仮設住宅の住民の支援をしている方から仮設住宅での生活についてお話いただき、生徒たちは、それを英語に訳して外国人ゲストに伝えました。また、七ヶ浜国際村を訪れ、目の前に広がる雄大な景色を眺めながら、高台移転住居地やボランティア活動について説明しました。
 非常に暑い中でしたが、生徒は一生懸命英語で伝えようと頑張っていました。参加してくださったがゲストも被災地の様子がよく分かりいい機会になったと言ってくださいました。
 午後からは塩釜港から観光遊覧船に乗り、松島湾を巡り、松島では瑞巌寺と五大堂を訪れて、見どころについて英語で説明しました。  今年度は13名の生徒が参加し、生徒にとってもゲストにとっても大変有意義なプロジェクトになりました。

  

多賀城高校文化祭「多高祭」での展示発表
 今年度、語学研究部では、フェアトレードについて研究調査を行い、その成果を発表しました。研究ではまず、多賀城高校生のフェアトレードに関する知識をアンケート調査しました。その後、身近なスーパーで販売されているフェアトレード商品の品数や値段・量を調査したり、フェアトレード商品を扱っている小売店を訪れ、フェアトレード商品がどのようにして売られているのかについて踏み込んだお話を聞いたりしました。一番印象的だったのは、スーパーではフェアトレード認証マークが付いている商品が扱われていたのですが、店員はその商品についての知識が無く、一方、認証マークが付いていない商品を扱っている小売店の店員の方は、その商品を生産している人々について詳しく知っているということでした。生産者と商品を公平に評価して取引することを目指したフェアトレードの様々な側面について学ぶことができました。
 平成27年8月29日(土)の一般公開日には、調査して分かったことを模造紙に記載して掲示し、実際のフェアトレード認証マークが付いた商品を展示したりもしました。また、フェアトレードを扱っている団体から商品を取り寄せ、委託販売を行いました。初めての試みということで、あまり多くの商品を用意できなかったのですが、たくさんの来場者が次々に購入してくださり、あっという間に売り切れてしまいました。
 この研究を通して、言葉として知っていたフェアトレードについて、実際に自分の身の回りの事柄と結びつけた結果、様々なことが見えてきて、多くのことを学ぶ機会となりました。

模擬国連
 平成27年12月12日(土)語学研究部を中心に全部で12名の多賀城高校生が、模擬国連を体験しました。今回は、今年3月に仙台で開催された国連防災会議をモデルとして実施しました。会議の議長や進行に関するアドバイザーは、「日本模擬国連」から派遣された大学生が担当してくれました。
 参加生徒は、それぞれが国連加盟国の国連大使になり、担当した国の経済状況やこれまでの災害経験を考慮しながら、どのようにしたら国際社会が協力して、災害による被害を少なくできるのかについて話し合いました。生徒たちは、事前に担当国について調べたことを頭に置きながら、自国に有利になるように熱心に交渉していました。会議の終わりには、決議案が採択されましたが、発展途上国担当だった生徒達に、先進国担当だった生徒が押し切られる形で、先進国が防災のために拠出する資金を負担しないといけない内容となった交渉結果が、現実とは違い面白かったです。また、環境や防災より開発重視のスタンスのため、他国から責められる場面が多かったにも関わらず、決議案から自国に不利な文言を削ることに成功した中国を担当した生徒が、優秀な国連大使だったとして表彰されました。
 初めての試みでどのような模擬国連になるか心配でしたが、生徒の積極的に取り組む姿勢で活気のある充実した活動とすることができました。