語学研究部「マレーシア防災ワークショップを行いました」
マレーシア出身ハムザさんの「防災ワークショップ」に参加しました
12月19日(木)、本校で「防災ワークショップ」が開催されました。このワークショップには、語学研究部員3名と希望生徒7名が参加しました。講師としてお迎えしたのは、マレーシア出身のハムザ・サウフィさんです。ハムザさんは、マレーシアで人命救助の免許を取得し、サラワク州でボランティア活動を行いながら、ユニマス大学で教鞭をとるなど、災害救助と教育に携わる専門家です。
このワークショップは「ともだち・カワン・コミュニティ」のサポートを受けて実現しました。参加した生徒たちは、東日本大震災による多賀城市の被害状況や、その後の防災・減災への取り組み、本校の学校設定科目「くらしと安全」で学んだ内容を発表しました。
ハムザさんは、災害への備えが国ごとに異なることを指摘しながらも、災害に対処するためには学びが必要であり、日常の人と人とのつながりが助け合いの基盤になるという共通点を強調されました。また、マレーシアでは災害時に地域を「グリーンゾーン」「イエローゾーン」「レッドゾーン」の3つに分け、それぞれの区域で適切な判断を行う必要があるという取り組みについても紹介されました。
ハムザさんの人命救助や防災・減災に対する熱意と、本校生徒の学びが融合したこのワークショップは、非常に有意義なものとなりました。生徒たちは国際的な視点で防災について考える貴重な機会を得ることができました。
【生徒の感想】
12月19日にマレーシア防災ワークショップに参加してきました。最初にマレーシアで話されているマレー語でのあいさつや名前の言い方を教えてもらい、自己紹介をしました。調べてみると、マレー語はローマ字表記で日本語と発音が似ているため、日本人でも学びやすい言語だとわかりました。そのため、今後の部活動で学んでみたら面白そうだなと思いました。語学研究部として「くらしと安全」で習っていること発表しました。ALTのクリス先生に原稿やスライドをチェックしてもらい、ちゃんと伝わるようにしました。しかし、なかなか練習時間が取れず、発音に自信が持てなかったりスライドの切り替えにミスが出たりしました。発表する際は練習時間をもっと取り、ミスなくしっかり内容が伝えられるようにしていきたいと思いました。(語学研究部1年)
初めて外国人と直接話す機会でとても緊張しました。またスライド発表は思ったより難しく伝わりづらかったと思います。次に外国の方と話す機会があればしっかり練習をして完璧になった状態でみんなの前で発表したいと思いました。(語学研究部1年)
マレーシアからわざわざ来て頂き、たくさんお話を聞くことができたので良かったです。また、ハムザさんの過去の経験などのお話からもたくさん学ぶことができ、私が思っていたよりも大変な人生を歩まれている方なのだなと感じました。そんな方からお話を聞くことが出来て良かったなと思いました。私が今回お聞きした中で1番印象に残っている話はグリーンゾーンとレッドゾーンのお話です。スリッパがあるとレッドゾーンに有効ということなど聞けて良かったです。また機会があれば今回聞くことができなかったお話もお聞きしたいです。(語学研究部1年)