部活動

科学

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2018

 7月15日(日)に東北大学川内北キャンパスを会場に行われた体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2018』にSS科学部の14名がブース参加しました。天候に恵まれた当日は,会場に10,666名の来場者があり,どのブースも人込みで溢れ返っていました。
 本校SS科学部の今年の展示テーマは「微生物探検隊~小さな世界に潜む生き物の謎に迫る~」として,普段耳にするけれども実際にはあまり見ることのない生物であるクマムシやアニサキスなどの生体展示(顕微鏡観察)やポスター発表を行いました。ボルボックスの展示では,その名前を知っている子供がおりびっくりでした。

■伊勢 太一(1年3組 高崎中出身)
 今回初めて参加した私たち1年生にとって,大勢の人たちをお迎えするという経験が今までになく,開始直前まで緊張していました。しかし,SS科学部の先輩方や他校の生徒たちが一生懸命説明している姿に影響を受けて,親子連れに積極的に声をかけることができました。
 説明する中で私が一番苦労したことは,子どもたちにも分かるように難しい言葉をかみ砕いて簡単な表現で説明することです。休む間もなく7時間にも及ぶイベントを終えた時には,最後までやりきったという充実感がこみ上げてきました。

 今回のイベントにおける展示内容が評価され,SS科学部は2つの賞を受賞しました。そこで,東北大学カタールサイエンスキャンパスホールを会場に行われた「サイエンスデイAWARD2018表彰式」に参列しました。

■大澤 杏也佳(2年1組 利府西中出身)
 7月20日(金)に東北大学サイエンスキャンパスホールを会場に,「サイエンスAWARD2018」表彰式が執り行われました。この表彰式は,サイエンスデイに参加したプログラムの中から良いプロセスを選び顕彰するもので,私たちSS科学部は「日本分光学会東北支部長賞」と「仙台高等専門学校名取キャンパス賞」をいただくことができました。
 表彰式では,賞創設者と受賞者がそれぞれ1分間のプレゼンを行いました。SS科学部を代表して参加した私たち3名は,スピーチやパワーポイントの操作などに分かれてプレゼンを行いました。緊張もあり練習のようにうまくはできませんでしたが,発表する他にも他団体のスピーチを聞くことができ,大変有意義なものとなりました。

「第3回環境マルシェ」に参加しました

■鶏徳 俊樹(2年6組 利府西中出身)
 私たち科学部は,尚絅学院大学が主催する第3回環境マルシェ(6月24日(日)開催)において,一昨年から継続研究している多賀城高校の松食い虫被害の状況を発表しました。この環境啓発イベントはサンモール一番町商店街アーケードを会場に行われ,街を行き交う人々が聴講できるイベントとなっています。
 一般の人々に向けて発表するということでいつも以上に緊張しましたが,発表の回を重ねるごとに上手に伝えることができ,貴重な体験となりました。また,他校の発表を見ることで,その充実した環境活動と問題へのアプローチの仕方に感心させられました。
 今回経験したことを科学部の今後の調査・研究に活かしていきたいと思います。

第17回環境甲子園

 科学部では,「多賀城高校の松枯れの原因を探る」をテーマにこれまで活動してきましたが,その内容を論文にまとめ,NPO法人環境会議所東北が主催する「第17回環境甲子園」に応募したところ,この度奨励賞を受賞することができました。その授賞式が1月28日(日)にせんだいメディアテークを会場に行われ,受賞校7校が集まって,各校の取り組みを発表し合いました。本校からは,科学部を代表して3名の生徒が参列し,多賀城高校の松枯れ被害の状況やその原因について発表しました。

  

■ 髙橋 凜(2年4組 しらかし台中出身)
 私たち科学部は,第17回環境甲子園において「多賀城高校の松枯れの原因を探る」をテーマに論文を応募し,奨励賞を受賞することができました。授賞式では,多くの聴衆がいる前で自分たちの取り組みをパワーポイントを使って発表しました。自分たちの発表の時には緊張もしましたが,他校の充実した環境活動を聞くことができ,更には,各校独自のテーマに対する様々なアプローチの仕方などがとても勉強になりました。この経験を今後の調査・研究に活かし,より内容を深めていけるように頑張りたいと思います。

「サイエンスデイin多賀城」に参加しました

 夏の仙台市で開催された科学イベント「サイエンスデイ2017」(会場:東北大学)に続いて,10月15日(日)に多賀城市で開催された「サイエンスデイin多賀城」(会場:多賀城市中央公民館)に科学部が参加しました。
 この科学イベントは,多賀城市中央公民館が主催し,特定非営利活動法人natural scienceが監修し,多賀城工業地帯連絡協議会や国立研究開発法人産業技術総合研究所,宮城県産業技術総合センター,それに本校(多賀城高校)が共催として名前を連ねています。
 イベントではソニー(株)や理研食品(株)など多賀城市を拠点とする13の団体・企業がそれぞれブースを設けて多くの子供たちを迎えました。(多賀城高校の3名の生徒がボランティアとして総合受付を担当してくれました)
 私たち科学部は「小学校の「生活・理科」と高校の「理科」はどう違うの?」をテーマに,物理・化学・地学・生物の4分野から,マジックインクを使った色素抽出や液状化現象など,子供たちが実際に観察したり手にとって行える実験プログラムを準備しました。
 当日は大勢の家族連れで賑わい,迎え入れた私たち科学部員も大いに楽しむことができました。この科学イベントを通じて,参加した子供たちにとって思いで深い一日になってくれたものと思います。~知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて~来年も多くの子供たちを科学の世界に導きたいと思います。

  

科学部 『宮城県知事賞』 ~学都「仙台・宮城」サイエンスデイ2017~

 前回のHPで紹介しました,サイエンスデイ当日(7/16(日))の展示発表と,サイエンスデイAWARD2017(7/21(金))におけるプレゼンテーションを合わせて審査していただいた結果,私たち科学部は「サイエンスデイ・オブ・ザ・イヤー2017 宮城県知事賞」を受賞しました。
 なお,「宮城県知事賞」の審査基準は次のとおりです。

  • 科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているもの。
  • 科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
  • 他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
  • 次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
  • 宮城県の地域特性が最も活かされている。

 贈賞式は8月18日(金)に東北大学片平キャンパス『知の舘』において行われました。私たち科学部は,今回の受賞をバネに今後も研究活動に励みたいと思います。
 代表出席 船山遙斗(1年4組 塩竈三中出身),鶏徳俊樹(1年6組 利府西中出身)