部活動

科学

SS科学部 活動報告(マイクロプラスチック調査)

七ヶ浜町の菖蒲田浜で,マイクロプラスチックの調査を行いました。

晴天に恵まれた6月5,6日の2日間,砂浜でマイクロプラスチックの調査を行いました。

回収したサンプルは実験室で解析し,今後の研究に発展させていく予定です。

先日の田植えに続き,日に日に科学部員が日焼けしています。実験室の中だけでなく,地域の中で課題を見つけ,解決できる科学部を目指し,研究しています。

SS科学部 活動報告(古代米プロジェクト)

多賀城古代米田んぼプロジェクト2023「小学生田植え体験」にアシスタントとして科学部部員が参加してきました。

5月31日(水)に多賀城外郭南門跡横の田んぼに多賀城市,多賀城味噌製造所みそらの郷の加藤様の指導のもと,市内3校の小学5年生が古代米の田植えを行いました。

本校科学部は,今年度から多賀城創建1300年記念事業の一つである「プチ古代米」プロジェクトに参加させていただき,研究を行っています。

今回の田植えでは,多賀城の特産品である古代米を植えました。生徒たちは科学部での取組をどのように伝えれば小学生にも分かってもらえるかを工夫し,小学生と共に田んぼに入って田植えを満喫しました。

今後,プチ古代米の栽培状況もアップしていきますので,ご期待ください。

第12回 高校生バイオサミットin鶴岡

1 目  的

 科学部において,日頃取り組んできた研究の成果を発表し,研究者や参加校の生徒との対話を通じて相互交流を行うことで,発信力やコミュニケーション力の向上と,探究心の一層の伸長を図る。

2 主  催 高校生バイオサミット実行委員会

3 期  日 令和4年8月22日(月)~8月24日(水) 2泊3日

4 会  場 鶴岡市先端研究産業支援センター(鶴岡メタボロームキャンパス)

5 発表題・参加者

  『マクラギヤスデの生息調査Part2 ~生息の北限と未知なる生態を探る~』

  〈科学部ヤスデ班〉3名(普通科2年2名,災害科学科2年1名)

6 参 加 者 生徒:科学部ヤスデ班の生徒3名  引率:科学部顧問 小野 勝之

7 感  想

▉普通科2年 濱野 瑞紀(中野中出身)

 私たち科学部ヤスデ班は,昨年度から継続してマクラギヤスデの研究を行ってきました。高校生バイオサミットへの参加に向けて,青森県に足を運んで生息調査を行ったり,実験室で歩行速度の研究を行ったりすることで,その研究内容をレポートにまとめ,提出しました。

 私たちの研究は,本戦出場のためのレポート審査を無事通過し,8月8日の1回戦を勝ち抜き(74チーム参加),決勝戦に進む20チームに選出されました。

 決勝戦では,発表時間が8分間(質疑応答4分間含む)という短い時間での発表ではありましたが,研究の成果をしっかりと伝えることができたと思います。

 大会では他のチームの熱意あふれる発表や,最先端の研究を行う施設を見学することができ,生物学について深く学ぶことができました。結果として入賞を逃してしまいましたが,私たちにとって実りある大きな経験になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然環境調査体験プログラム2022

1 主   催  株式会社青葉環境保全

2 日   程  令和4年7月10日(日),23日(土)

3 会   場  樽水ダムB地区公園エリア,(株)エコリス・・・7/10(日)

         東北大学大学院環境科学研究科 本館・・・7/23(土)

4 参 加 者  科学部1年生4名

5 実施内容・評価

 環境調査・評価を行う専門家「自然環境調査員」と行動を共にする自然環境調査体験プログラムに,科学部の1年生4名が参加しました。

 プログラム初日は,参加校(仙台第二高校,泉館山高校,東北学院高校,城南高校,尚絅学院高校,富沢中学校,多賀城高校)の生徒が5つの班(植物班,魚類・底生動物班,哺乳類・両生類・は虫類班,昆虫班,鳥類班)に分かれて,樽水ダムをフィールドに生物の観察や捕獲を行いました。生徒達は,調査の現場で用いられる各種用具を実際に用いて,人工林や乾性草地,河川等に生息する生物を捕獲,記録しました。午後からは会場を移して,専門家の手ほどきを受けながら個体の同定作業を行いました。この日の調査において,絶滅危惧種や緊急対策外来種など多種多様な生物が見つかったことで,ダム湖を中心とした豊かな生態環境を実感することができました。

 プログラム2日目は,初日の5つの班を解体・再編した4つの班に分かれて,生物の関係性を複雑に表現する環境情報図を作成し,班ごとに樽水ダムを中心とした環境を考察し,全体発表を行いました。異なる分野の生徒達が意見を交わすことで,生態系のまとまりを可視化する良い取り組みでありました。

 2日間行われた体験プログラムを通じて生物調査に関するプロの仕事に触れることで,参加生徒は職業観を具体的にイメージできるようになりました。

 

【プログラム初日(7/10(日))】

 

 【プログラム2日目(7/23(土))】

 

 

 

 

R3年度 科学部のこの1年 & 校内ESD発表会より

  今年もコロナ禍で、限られた時間の中ではありますが、校内での研究を積み重ね、

外部発表や外部企画に参加し、自分たちを成長させてきました。

 この1年の科学部の活動をご紹介します。

     多賀城高校 科学部員がんばってます!!

以下をクリックして、ご覧下さい。

  R3)HP)R3科学部) 活動報告&ESD発表会より.pdf

      R3) HP)R3科学部各種大会報告.pdf

  R3)HP)R3科学部大会参加一覧.pdf

【SS科学部の研究&活動の1年】昨年の校内ESD研究発表会活動報告より

 コロナ禍で通常の部活動とは違う経験をした1年。だからこそ、限られた時間での研究への集中力、チャンスを逃さないようにすることを痛感しました。webでの参加も多く、全国1位など様々な大会で評価していただきました。『多賀城サイエンスデイ』では、初めてYouTubeにアップするなど地域の子供達に楽しんでもらいました。昨年1年の活動をまとめましたので、ご紹介します。

     以下をクリックしてください!

      科学部紹介 ESD.pdf

第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会

第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会

 1 目  的

 環境活動を実践する高校生が一堂に会し,創造力を働かせて行う自らの環境活動を発表し,相互研鑽を行う。

 2 主  催  全国ユース環境活動発表大会実行委員会

       (環境省/独立行政法人環境再生保全機構)

 3 審  査  一次選考(発表動画):2020年11月25日(水)~11月27日(金)

        高校生・教諭審査:2020年12月1日(火)~12月14日(月)

        審査委員審査:2020年12月15日(火)

 4 発表題・参加者

  「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」

  〈科学部〉4名(普通科1年1名,普通科2年3名)

   ★優秀賞★

 5 実施内容・評価

 科学部マツ班として日頃研究している内容を,環境活動の視点で捉え直しレポートにまとめ,大会にエントリーした。活動レポートを作成して応募し,一次審査を通過したあとに動画を作成しWebに投稿するという形態であった。

 地方大会進出校は,予選を通過したすべての団体の動画を見て審査に加わるという趣向であり,他校の活動内容や動画作成の技術を見ることで,生徒は大いに影響を受けた。

 6 生徒感想

■普通科1年 三橋倭士(仙台市立岩切中出身)

 他校の環境への取り組みを見て,自分たちには無い発想や考え方を知ることができました。特に印象に残っている発表は,地中熱を利用した融雪についての活動報告です。地中熱は地熱と比べて陸上のほとんどの地域で利用でき,二酸化炭素の排出量が少ないという点に大変驚きました。動画を撮る方法も参考になる点がたくさんありました。今回他校の発表から学んだ点を私達の今後の活動に活かし,より良い研究ができるように努力したいです。

第20回環境甲子園

第20回環境甲子園

 1 目  的

 環境共生・持続可能な社会(SDGs)の実現を目指し,エネルギー問題(省・創・蓄)やゴミ問題など様々なテーマで取り組んでいる調査や研究,普及活動などの成果をとりまとめ,発表することで,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。

 2 主  催  NPO法人環境会議所東北

 3 審査通知  2020年11月 4日(水)

 4 表 彰 式  2020年12月12日(土)13:30~15:00 *オンライン

 5 発表題・参加者

  「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」

  〈科学部〉12名(普通科1年4名,普通科2年4名,災害科学科2年1名,普通科3年3名)

   ★特別奨励賞★

 6 実施内容・評価

 日頃研究している松枯れの研究を環境活動の視点で捉えてレポートにまとめ,標記の大会にエントリーした。校内における松枯れの原因を追求し,更にはアカマツの樹勢の衰えを誘引する環境条件を検討し,4年間の研究をレポートにまとめた。

 審査の結果,特別奨励賞を受賞し,オンラインによる表彰式に参加した。自分たちの研究を他県の生徒に伝えることができたほか,他校の取組について情報交換をする場が設けられ,今後の活動につながるものとなった。

 7 生徒感想

■普通科2年 志田昌也(多賀城市立高崎中出身)

 今大会はレポート形式で審査されることから,データをいかに簡潔にまとめるかという点に集中しました。これまで4年間継続した調査データに加え,最近の土壌成分の検出データを組み込み,レポートの推敲と再構成を重ねて苦労の末に提出しました。

 皆で協力してレポートを作る中で,私達はデータを簡潔にまとめる力と情報を的確に伝える力の2つを伸ばすことができました。

 

Web表彰式(2020年12月12日)

 
 
 
 
 

 

 

第73回宮城県高等学校生徒理科研究発表会

第73回宮城県高等学校生徒理科研究発表会

 1 目 的

 日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や高校教員との質疑応答を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。

 2 主 催  宮城県高等学校文化連盟自然科学専門部,宮城県高等学校理科研究会

 3 日 時  2020年11月10日(火)10:00~11:30,13:00~15:00

 4 会 場  東北大学サイエンスキャンパスホール,青葉記念会館

 5 発表題・参加者   ※ 全て優秀賞

  「紙飛行機がよく飛ぶ条件 ~どこまでも遠くへ~」

   〈科学部〉5名(1年5名)

  「食品電池 ~食べ物で電池は作れるか~」

   〈科学部〉4名(1年4名)

  「塩の結晶の形について ~塩化ナトリウムの結晶の形成はどうなっているの?~」

   〈科学部〉3名(1年3名)

  「カタラーゼの最適pHについて」

   〈科学部〉2名(1年2名)

  「ネギの根にとって生きやすい、育ちやすい環境を考える」

   〈科学部〉2名(2年2名)

  「宮城県多賀城高校Bursa. バスターズ~多賀城高校の松枯れの原因を探る PartⅣ~」

   〈科学部〉5名(2年5名)

  「不思議な生きもの「マクラギヤスデ」の生態調査」

   〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)

  「塩竈市浦戸諸島の生物の環境適応」

   〈課題研究〉5名(災害科学科1年5名)

  「蔵王における融雪型火山泥流の考察」

   〈課題研究〉3名(災害科学科2年3名)

  「塩竈市浦戸桂島・野々島における地質構造」

   〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)

  「都市型津波の脅威と影響

    ~津波発生装置を用いた南海トラフ巨大地震発生時の津波シミュレーション~」

   〈課題研究〉4名(災害科学科2年4名)

 6 実施内容・評価

 科学部で発表する6題の他,学校を代表して2年生の課題研究で4題,更には1年生の課題研究1題を加えた合計11題で参加した(物理分野1題,科学分野2題,生物分野4題,地学分野3題)。

 会場では,感染防止の観点から発表グループごとに個別に発表する形態をとり,例年見られる生徒間での交流がなかったことが残念であるが,審査員からの質疑で自分たちの研究の方向性や新しい気付きがあったことが大きな収穫である。

 7 生徒感想

■災害科学科1年 菅原楓真(向洋中出身)

 浦戸巡検に行ってから,少ない時間を使ってポスターにまとめ発表したので,不安な点ばかりでした。審査員を前にして実際に発表したことで,色々なことが経験できたので,今回の経験をこれからの探究活動に生かしていきたいです。

■災害科学科2年 伊藤若菜(塩竈第一中出身)

 私たちは,昨年の10月から調査を始めたマクラギヤスデの生態に関する発表を行いました。私たちにとって今回が初めての公の場での発表ということで,手間取ったりつまずいたりしたところもありましたが,無事発表を終えることができました。時間制限や質疑応答など,本格的な発表会に参加したことで,私たちは大きく成長することができたと思います。今後は,さらに研究内容を深め,より良い成果を上げられるようにしたいと思います。

日本植物学会第84回大会(名古屋)高校生研究ポスター発表「最優秀賞」

日本植物学会第84回大会(名古屋)高校生研究ポスター発表

 1 目 的

 日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。

 2 主 催  公益社団法人日本植物学会

 3 日 時  2020年9月21日(月)10:00~11:30,13:00~15:00

 4 会 場  オンライン開催

 5 発表題・参加者

  「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探る~」

  〈科学部〉11名(普通科1年4名,普通科2年4名,普通科3年3名)

   ★最優秀賞★

 6 実施内容・評価

 科学部マツ班として参加した高校生研究ポスター発表では,全国各地の高校から36チームの参加があり,そのテーマは植物のみならず菌類や環境保全など様々なものであった。

 マツ班の研究については,これまでの先輩方から受け継いだ4年間の研究を膨らませ,土壌成分に着目して松枯れの原因を探る内容であった。

 発表会はチャットを使用した意見交換が随時行われ,研究者や他校の高校生から質問やコメントが寄せられました。ある研究者とのやりとりの中で,今後の研究につながるヒントを得ることができたことが大きな収穫となりました。

 閉会式では,優秀賞と特別賞の発表の後,最優秀賞で多賀城高校科学部の名前が読み上げられました。新たな課題と大きな収穫を得た大会となりました。

 7 生徒感想

■普通科2年 千葉瑠輝(上越市立大潟町中出身)

 今回のポスター発表会への参加はWeb上での開催だったことで,会場の雰囲気を体で感じたり,相手の目を見て話し合ったりすることができず,とても残念でした。

 しかし,Web上での開催ということで利点もあり,普段の発表会では聞くことのできない大学の先生による高度な研究発表を聞くことができました。研究者による発表は,間の取り方や抑揚のある話し方,スライドの構成など,参考になる点が多くありました。その発表の中で,植物の体の構造を3D画像で表現したものがあり,とても興味を引かれた面白い発表でした。

 今回の経験を次の発表の機会にいかしていきたいと思います。

■普通科1年 三橋倭士(仙台市立岩切中出身)

 植物学会はオンライン開催ということで,私が今まで経験したことのないものでした。他校の生徒や大学の先生からの質問に対して,みんなで考え適切な返答をすることができたと思います。他校のポスターに対して投げかけた質問も分かりやすく答えてもらえて,自分の知識を深めることができました。

 審査の結果,最優秀賞をとることができ,とてもうれしいです。これまで積み重ねてきた先輩方の研究を継続し,今後も学校の環境保護に努めていきたいです。