科学
SS科学部 活動報告(マイクロプラスチック調査)
七ヶ浜町の菖蒲田浜で,マイクロプラスチックの調査を行いました。
晴天に恵まれた6月5,6日の2日間,砂浜でマイクロプラスチックの調査を行いました。
回収したサンプルは実験室で解析し,今後の研究に発展させていく予定です。
先日の田植えに続き,日に日に科学部員が日焼けしています。実験室の中だけでなく,地域の中で課題を見つけ,解決できる科学部を目指し,研究しています。
SS科学部 活動報告(古代米プロジェクト)
多賀城古代米田んぼプロジェクト2023「小学生田植え体験」にアシスタントとして科学部部員が参加してきました。
5月31日(水)に多賀城外郭南門跡横の田んぼに多賀城市,多賀城味噌製造所みそらの郷の加藤様の指導のもと,市内3校の小学5年生が古代米の田植えを行いました。
本校科学部は,今年度から多賀城創建1300年記念事業の一つである「プチ古代米」プロジェクトに参加させていただき,研究を行っています。
今回の田植えでは,多賀城の特産品である古代米を植えました。生徒たちは科学部での取組をどのように伝えれば小学生にも分かってもらえるかを工夫し,小学生と共に田んぼに入って田植えを満喫しました。
今後,プチ古代米の栽培状況もアップしていきますので,ご期待ください。
第12回 高校生バイオサミットin鶴岡
1 目 的
科学部において,日頃取り組んできた研究の成果を発表し,研究者や参加校の生徒との対話を通じて相互交流を行うことで,発信力やコミュニケーション力の向上と,探究心の一層の伸長を図る。
2 主 催 高校生バイオサミット実行委員会
3 期 日 令和4年8月22日(月)~8月24日(水) 2泊3日
4 会 場 鶴岡市先端研究産業支援センター(鶴岡メタボロームキャンパス)
5 発表題・参加者
『マクラギヤスデの生息調査Part2 ~生息の北限と未知なる生態を探る~』
〈科学部ヤスデ班〉3名(普通科2年2名,災害科学科2年1名)
6 参 加 者 生徒:科学部ヤスデ班の生徒3名 引率:科学部顧問 小野 勝之
7 感 想
▉普通科2年 濱野 瑞紀(中野中出身)
私たち科学部ヤスデ班は,昨年度から継続してマクラギヤスデの研究を行ってきました。高校生バイオサミットへの参加に向けて,青森県に足を運んで生息調査を行ったり,実験室で歩行速度の研究を行ったりすることで,その研究内容をレポートにまとめ,提出しました。
私たちの研究は,本戦出場のためのレポート審査を無事通過し,8月8日の1回戦を勝ち抜き(74チーム参加),決勝戦に進む20チームに選出されました。
決勝戦では,発表時間が8分間(質疑応答4分間含む)という短い時間での発表ではありましたが,研究の成果をしっかりと伝えることができたと思います。
大会では他のチームの熱意あふれる発表や,最先端の研究を行う施設を見学することができ,生物学について深く学ぶことができました。結果として入賞を逃してしまいましたが,私たちにとって実りある大きな経験になりました。
自然環境調査体験プログラム2022
1 主 催 株式会社青葉環境保全
2 日 程 令和4年7月10日(日),23日(土)
3 会 場 樽水ダムB地区公園エリア,(株)エコリス・・・7/10(日)
東北大学大学院環境科学研究科 本館・・・7/23(土)
4 参 加 者 科学部1年生4名
5 実施内容・評価
環境調査・評価を行う専門家「自然環境調査員」と行動を共にする自然環境調査体験プログラムに,科学部の1年生4名が参加しました。
プログラム初日は,参加校(仙台第二高校,泉館山高校,東北学院高校,城南高校,尚絅学院高校,富沢中学校,多賀城高校)の生徒が5つの班(植物班,魚類・底生動物班,哺乳類・両生類・は虫類班,昆虫班,鳥類班)に分かれて,樽水ダムをフィールドに生物の観察や捕獲を行いました。生徒達は,調査の現場で用いられる各種用具を実際に用いて,人工林や乾性草地,河川等に生息する生物を捕獲,記録しました。午後からは会場を移して,専門家の手ほどきを受けながら個体の同定作業を行いました。この日の調査において,絶滅危惧種や緊急対策外来種など多種多様な生物が見つかったことで,ダム湖を中心とした豊かな生態環境を実感することができました。
プログラム2日目は,初日の5つの班を解体・再編した4つの班に分かれて,生物の関係性を複雑に表現する環境情報図を作成し,班ごとに樽水ダムを中心とした環境を考察し,全体発表を行いました。異なる分野の生徒達が意見を交わすことで,生態系のまとまりを可視化する良い取り組みでありました。
2日間行われた体験プログラムを通じて生物調査に関するプロの仕事に触れることで,参加生徒は職業観を具体的にイメージできるようになりました。
【プログラム初日(7/10(日))】
【プログラム2日目(7/23(土))】
R3年度 科学部のこの1年 & 校内ESD発表会より
今年もコロナ禍で、限られた時間の中ではありますが、校内での研究を積み重ね、
外部発表や外部企画に参加し、自分たちを成長させてきました。
この1年の科学部の活動をご紹介します。
多賀城高校 科学部員がんばってます!!
以下をクリックして、ご覧下さい。
【SS科学部の研究&活動の1年】昨年の校内ESD研究発表会活動報告より
コロナ禍で通常の部活動とは違う経験をした1年。だからこそ、限られた時間での研究への集中力、チャンスを逃さないようにすることを痛感しました。webでの参加も多く、全国1位など様々な大会で評価していただきました。『多賀城サイエンスデイ』では、初めてYouTubeにアップするなど地域の子供達に楽しんでもらいました。昨年1年の活動をまとめましたので、ご紹介します。
以下をクリックしてください!
第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会
第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会
1 目 的
環境活動を実践する高校生が一堂に会し,創造力を働かせて行う自らの環境活動を発表し,相互研鑽を行う。
2 主 催 全国ユース環境活動発表大会実行委員会
(環境省/独立行政法人環境再生保全機構)
3 審 査 一次選考(発表動画):2020年11月25日(水)~11月27日(金)
高校生・教諭審査:2020年12月1日(火)~12月14日(月)
審査委員審査:2020年12月15日(火)
4 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」
〈科学部〉4名(普通科1年1名,普通科2年3名)
★優秀賞★
5 実施内容・評価
科学部マツ班として日頃研究している内容を,環境活動の視点で捉え直しレポートにまとめ,大会にエントリーした。活動レポートを作成して応募し,一次審査を通過したあとに動画を作成しWebに投稿するという形態であった。
地方大会進出校は,予選を通過したすべての団体の動画を見て審査に加わるという趣向であり,他校の活動内容や動画作成の技術を見ることで,生徒は大いに影響を受けた。
6 生徒感想
■普通科1年 三橋倭士(仙台市立岩切中出身)
他校の環境への取り組みを見て,自分たちには無い発想や考え方を知ることができました。特に印象に残っている発表は,地中熱を利用した融雪についての活動報告です。地中熱は地熱と比べて陸上のほとんどの地域で利用でき,二酸化炭素の排出量が少ないという点に大変驚きました。動画を撮る方法も参考になる点がたくさんありました。今回他校の発表から学んだ点を私達の今後の活動に活かし,より良い研究ができるように努力したいです。
第20回環境甲子園
第20回環境甲子園
1 目 的
環境共生・持続可能な社会(SDGs)の実現を目指し,エネルギー問題(省・創・蓄)やゴミ問題など様々なテーマで取り組んでいる調査や研究,普及活動などの成果をとりまとめ,発表することで,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 NPO法人環境会議所東北
3 審査通知 2020年11月 4日(水)
4 表 彰 式 2020年12月12日(土)13:30~15:00 *オンライン
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」
〈科学部〉12名(普通科1年4名,普通科2年4名,災害科学科2年1名,普通科3年3名)
★特別奨励賞★
6 実施内容・評価
日頃研究している松枯れの研究を環境活動の視点で捉えてレポートにまとめ,標記の大会にエントリーした。校内における松枯れの原因を追求し,更にはアカマツの樹勢の衰えを誘引する環境条件を検討し,4年間の研究をレポートにまとめた。
審査の結果,特別奨励賞を受賞し,オンラインによる表彰式に参加した。自分たちの研究を他県の生徒に伝えることができたほか,他校の取組について情報交換をする場が設けられ,今後の活動につながるものとなった。
7 生徒感想
■普通科2年 志田昌也(多賀城市立高崎中出身)
今大会はレポート形式で審査されることから,データをいかに簡潔にまとめるかという点に集中しました。これまで4年間継続した調査データに加え,最近の土壌成分の検出データを組み込み,レポートの推敲と再構成を重ねて苦労の末に提出しました。
皆で協力してレポートを作る中で,私達はデータを簡潔にまとめる力と情報を的確に伝える力の2つを伸ばすことができました。
第73回宮城県高等学校生徒理科研究発表会
第73回宮城県高等学校生徒理科研究発表会
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や高校教員との質疑応答を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 宮城県高等学校文化連盟自然科学専門部,宮城県高等学校理科研究会
3 日 時 2020年11月10日(火)10:00~11:30,13:00~15:00
4 会 場 東北大学サイエンスキャンパスホール,青葉記念会館
5 発表題・参加者 ※ 全て優秀賞
「紙飛行機がよく飛ぶ条件 ~どこまでも遠くへ~」
〈科学部〉5名(1年5名)
「食品電池 ~食べ物で電池は作れるか~」
〈科学部〉4名(1年4名)
「塩の結晶の形について ~塩化ナトリウムの結晶の形成はどうなっているの?~」
〈科学部〉3名(1年3名)
「カタラーゼの最適pHについて」
〈科学部〉2名(1年2名)
「ネギの根にとって生きやすい、育ちやすい環境を考える」
〈科学部〉2名(2年2名)
「宮城県多賀城高校Bursa. バスターズ~多賀城高校の松枯れの原因を探る PartⅣ~」
〈科学部〉5名(2年5名)
「不思議な生きもの「マクラギヤスデ」の生態調査」
〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)
「塩竈市浦戸諸島の生物の環境適応」
〈課題研究〉5名(災害科学科1年5名)
「蔵王における融雪型火山泥流の考察」
〈課題研究〉3名(災害科学科2年3名)
「塩竈市浦戸桂島・野々島における地質構造」
〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)
「都市型津波の脅威と影響
~津波発生装置を用いた南海トラフ巨大地震発生時の津波シミュレーション~」
〈課題研究〉4名(災害科学科2年4名)
6 実施内容・評価
科学部で発表する6題の他,学校を代表して2年生の課題研究で4題,更には1年生の課題研究1題を加えた合計11題で参加した(物理分野1題,科学分野2題,生物分野4題,地学分野3題)。
会場では,感染防止の観点から発表グループごとに個別に発表する形態をとり,例年見られる生徒間での交流がなかったことが残念であるが,審査員からの質疑で自分たちの研究の方向性や新しい気付きがあったことが大きな収穫である。
7 生徒感想
■災害科学科1年 菅原楓真(向洋中出身)
浦戸巡検に行ってから,少ない時間を使ってポスターにまとめ発表したので,不安な点ばかりでした。審査員を前にして実際に発表したことで,色々なことが経験できたので,今回の経験をこれからの探究活動に生かしていきたいです。
■災害科学科2年 伊藤若菜(塩竈第一中出身)
私たちは,昨年の10月から調査を始めたマクラギヤスデの生態に関する発表を行いました。私たちにとって今回が初めての公の場での発表ということで,手間取ったりつまずいたりしたところもありましたが,無事発表を終えることができました。時間制限や質疑応答など,本格的な発表会に参加したことで,私たちは大きく成長することができたと思います。今後は,さらに研究内容を深め,より良い成果を上げられるようにしたいと思います。
日本植物学会第84回大会(名古屋)高校生研究ポスター発表「最優秀賞」
日本植物学会第84回大会(名古屋)高校生研究ポスター発表
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 公益社団法人日本植物学会
3 日 時 2020年9月21日(月)10:00~11:30,13:00~15:00
4 会 場 オンライン開催
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探る~」
〈科学部〉11名(普通科1年4名,普通科2年4名,普通科3年3名)
★最優秀賞★
6 実施内容・評価
科学部マツ班として参加した高校生研究ポスター発表では,全国各地の高校から36チームの参加があり,そのテーマは植物のみならず菌類や環境保全など様々なものであった。
マツ班の研究については,これまでの先輩方から受け継いだ4年間の研究を膨らませ,土壌成分に着目して松枯れの原因を探る内容であった。
発表会はチャットを使用した意見交換が随時行われ,研究者や他校の高校生から質問やコメントが寄せられました。ある研究者とのやりとりの中で,今後の研究につながるヒントを得ることができたことが大きな収穫となりました。
閉会式では,優秀賞と特別賞の発表の後,最優秀賞で多賀城高校科学部の名前が読み上げられました。新たな課題と大きな収穫を得た大会となりました。
7 生徒感想
■普通科2年 千葉瑠輝(上越市立大潟町中出身)
今回のポスター発表会への参加はWeb上での開催だったことで,会場の雰囲気を体で感じたり,相手の目を見て話し合ったりすることができず,とても残念でした。
しかし,Web上での開催ということで利点もあり,普段の発表会では聞くことのできない大学の先生による高度な研究発表を聞くことができました。研究者による発表は,間の取り方や抑揚のある話し方,スライドの構成など,参考になる点が多くありました。その発表の中で,植物の体の構造を3D画像で表現したものがあり,とても興味を引かれた面白い発表でした。
今回の経験を次の発表の機会にいかしていきたいと思います。
■普通科1年 三橋倭士(仙台市立岩切中出身)
植物学会はオンライン開催ということで,私が今まで経験したことのないものでした。他校の生徒や大学の先生からの質問に対して,みんなで考え適切な返答をすることができたと思います。他校のポスターに対して投げかけた質問も分かりやすく答えてもらえて,自分の知識を深めることができました。
審査の結果,最優秀賞をとることができ,とてもうれしいです。これまで積み重ねてきた先輩方の研究を継続し,今後も学校の環境保護に努めていきたいです。
第10回 高校生バイオサミット in 鶴岡
第10回 高校生バイオサミット in 鶴岡
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 高校生バイオサミット実行委員会(慶應義塾大学先端生命科学研究所,山形県,鶴岡市)
3 日 時 2020年8月24日(月)~8月26日(水)
4 会 場 オンライン開催
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探る Part3~」
〈科学部〉7名(普通科2年4名,普通科3年3名)
6 実施内容・評価
生物部門のみの科学発表大会であるバイオサミットに,本校科学部から1テーマで参加した。参加を申し込んだ研究成果部門では,事前の一次審査(書類審査)で67テーマの中に選ばれ,続く二次審査(発表動画審査)では決勝進出の20テーマに選出された。これまで3年間継続してこの大会に参加してきた科学部マツ班であるが,決勝に進出できたのは今回が初めてのことである。
決勝は,4分間の発表のあとに6分間の質疑応答をライブ配信するものであった。マツ班を代表して発表した生徒は,研究手法や調査結果を丁寧に解説し,研究者から多くの質問を受け,非常に刺激的な体験を得た。
残念ながら入賞することができなかったが,大会後には審査員より,発表の態度や研究の展開に関して直接アドバイスをいただき,今後の研究につながる新たな課題を発見することができた。
7 生徒感想
▇普通科2年 吉田天比古(西山中出身)
今年のバイオサミットは,例年と異なる発表形式だったため,これまで参加したどの大会よりも緊張と期待を感じるものでした。大会はZoomで行われ,代表者一人が発表を行わなければなりませんでした。そのため,質疑応答では自分が持つ知識と経験を駆使し,適切な答えを相手に伝えるという技術を養える良い機会になりました。
また,セッションでは,互いに情報交換することができ,自分たちの研究にも通じるとても有意義な交流となりました。
▇普通科2年 志田昌也(高崎中出身)
今大会では,コロナ禍の影響でリモート開催となり,私たちは四苦八苦しながら取り組みました。リモートという都合上,代表者一人がパワーポイントを用いて発表します。そのため私たち共同研究者は,発表原稿をつくったり,発表練習のタイムキーパーなどのサポートに徹しました。
この大会は全国から選抜された研究ということでレベルが非常に高く,賞を逃したことはとても残念ですが,他校のレベルの高い研究発表を聞くことができ,とても刺激を受けました。
第2回生徒研修会 兼 全国高総文祭最終選考会
第2回生徒研修会 兼 全国高総文祭最終選考会
1 目 的
研究発表のプレゼンテーション能力の向上を目指すと共に,第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)に参加する研究グループの選考を行う。また,発表を公開し,県内の自然科学系部活動部員の聴衆としてディスカッションに加わる機会とする。
2 主 催 宮城県高等学校文化連盟自然科学専門部
3 日 時 2019年12月25日(水)
4 会 場 仙台市戦災復興記念館
5 発表題・参加者
「多賀城高校の松枯れの原因を探る PartⅢ」
〈科学部〉 2年 伊藤 瑛玲奈,市川 一紀,伊勢 太一
1年 吉田 天比古,志田 昌也,堀内 芽依,千葉 瑠輝
6 実施内容・評価
11月7日(木)に開催された第72回宮城県高等学校生徒理科研究発表会において,物理・化学・生物・地学の4分野でそれぞれ表彰された上位2題合計8題による口頭発表が行われた。本校科学部は,生物部門で参加し,12分間の発表時間と4分間の質疑応答時間を有効に使い,これまで継続研究してきた研究内容を披露した。審査の結果,残念ながら全国大会への切符に僅差で及ばなかったとの講評であったが,生徒達は今回の体験をこれからの研究に活かし,真理を追究していくものと期待する。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科2年 市川 一紀(利府西中出身)
昨年,これまで先輩達が果たせなかった最優秀賞を獲得し,今回の最終選考会に臨んだ。発表前日のギリギリまで準備を行い,悔いを残さないよう努力した。しかしその思いは叶わず,全国大会出場の機会を逃してしまった。
審査員の先生からの講評の中で,我々の研究に対して「丁寧な研究かつ有益なものである」とお言葉をいただいた。他校の発表は,聴衆に分かりやすく伝えるための工夫(図表の活用やスライドの構成など)が随所に見られ,今回初めて発表者側として参加した我々にとって,大変貴重な経験となった。
閉会式後には,生物分野の審査員である宮城教育大学の小林恭士先生に,松枯れ研究の課題や発展について,長時間に渡りアドバイスをいただいたことに感謝いたします。
サイエンスキャッスル2019 東北大会
サイエンスキャッスル2019 東北大会
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,プレゼンテーションスキルの向上と,科学的思考力や課題発見力,課題解決力の向上を図る。
2 主 催 富谷市・株式会社リバネス
3 日 時 2019年12月14日(土)
4 会 場 宮城県富谷市成田公民館
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ Part2」
〈SS科学部〉 2年 伊藤 瑛玲奈,市川 一紀,1年 堀内 芽依
6 実施内容・評価
事前提出の書類審査の結果,ポスター発表の機会を得ることができた。昨年度の研究を土台に,気孔の観察や土壌成分の分析結果を加えてポスターを作成した。当日は,4分間の発表時間に4分間の質疑応答時間といった非常に少ない時間での発表の中で適切に説明することができた。結果,研究奨励賞をいただきましたが,それ以上に,県外から参加した生徒の高いレベルの発表や,研究者や教職員とのやり取りの中で,新たな課題を発見したことが大きな収穫である。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身)
私たちSS科学部は,12月14日に富谷市成田公民館を会場に行われた「サイエンスキャッスル2019東北大会」に参加し,4年前から継続している我が校におけるマツ枯れに関する研究の成果をポスター形式で発表しました。審査員の方や多くの聴衆を前に発表するのは大変でしたが,短い時間でより正確な実験結果を発表できるよう心掛けながら話すことができました。発表をする中で色々な質問を受け,明確でない箇所が明らかになり,自分たちの研究が客観的にどう見えているかが分かりました。今後もデータを正確なものとするため,実験および観察を進めていきたいと思います。
他校の口頭,ポスター発表では食物関連のものから植物や海洋関係など,様々なテーマがありました。今までなんとも思っていなかった些細なことも細かく研究されているのが見受けられ,新しく研究を設定したくなるような内容ばかりでとても勉強になりました。
特別講演では,若い私たちの働き方や学び方,生活の仕方の自由について深く考えさせられました。
今後も引き続きマツ枯れについての研究を深めていき,今回知識として得た多くの情報も参考にしながら,独創性のある実験やより良いポスター,パワーポイント作りに力を入れていきたいと思います。
第9回 高校生バイオサミット in 鶴岡
第9回 高校生バイオサミット in 鶴岡
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 高校生バイオサミット実行委員会(慶應義塾大学先端生命科学研究所,山形県,鶴岡市)
3 日 時 2019年7月29日(月)~7月31日(水) 2泊3日
4 会 場 鶴岡市先端研究産業支援センター(鶴岡メタボロームキャンパス)
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探る PART2~」
〈科学部〉3名(普通科1年1名,普通科2年1名,普通科3年1名)
6 実施内容・評価
本校科学部から1テーマ3名でバイオサミットに参加した。事前の一次審査(書類審査)を通過した75テーマ,のべ200名を超える生徒が集まる生物部門のみの科学発表大会である。日頃の研究の成果を,1回のポスター発表が4分間という短い制限の中,本校生徒は適切に発表を行った。残念ながら決勝に進出することはできなかったが,審査員から直接コメントをいただいたり,他校生から意見をいただいたりすることで,今後の研究における新たな課題を見つけることができたようである。学校の枠を外して混成された部屋割りやラボ見学など,生徒間交流が自然と生まれるプログラムとなっていたことも,参加生徒にとって大変有意義なものであった。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身)
私たち多賀城高校SS科学部は,校内の松くい虫被害について発表しました。その中で私は,アカマツ林の被害の様子やマツノザイセンチュウの動画をiPadを用いて紹介し,発表を補助しました。
残念ながら決勝に進むことはできませんでしたが,審査員の方々からの評価やアドバイスを参考にし,今後の研究をより良いものにしていきたいです。
ラボツアーにも参加しましたが,普段入ることのできない研究室を見学でき,貴重な時間を過ごすことができました。生命科学に関する最新の研究を間近で見ることができて,とても興味深かったです。
今回の経験を踏まえて,これまでの研究の一歩先を目指して,科学部みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。
▇普通科3年 船山遥斗(塩竈三中 出身)
今回の発表は4分という限られた時間内での発表だったので,調整が難しかったです。結果は二次予選敗退という形で終わってしまいましたが,審査員によるアドバイスの中で「失敗はするかもしれないけれど,飛躍的なアイデアがあるとより良い発表になる」と言われた時,基本に忠実な研究ではなく,今の私たちにしかできない発想に基づいた研究が大切であるということを学びました。
これからは後輩への引き継ぎがメインの活動となりますが,自ら得た経験をこれからの進路だけではなく,将来にも役立てていきたいです。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019
1 目 的
体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』に参加することで,「“科学”って,そもそもなんだろう?」というテーマに沿って,自分たちで体験型プログラムを考え,企画し,実施することで, 科学や技術に関する,各人各様の感じ方から自己と対象との関係性を可視化・再構築することを目指す。また,来場者への応対を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 特定非営利活動法人 natural science
3 日 時 2019年7月14日(日) 9:00~16:00
4 会 場 東北大学川内北キャンパス 講義棟
5 参加者 科学部18名
6 実施内容・評価
会場となる東北大学川内北キャンパス講義棟では109のプログラムが参加し,当日は10,000人を超える来場者を数え,今年も大盛況であった。本校からは科学部が参加し,「地面の下で起こることを知ろう!~災害の脅威~」をテーマに,災害の原因や仕組み,そして災害への対策に関する講座を開設した。
来場者は子どもから大人まで多様であり,災害の仕組みの説明では二様の対応をする必要があり,生徒は大いに苦労していた。しかし,来場した小さな女の子が竜巻発生装置の前から10分以上動かずに,説明を聞いたり回転するミストに手をかざしたりするなど,大いに好奇心をくすぐり,液状化現象の解説では,詳しい説明を求める大人と意見を交わすなど,対応した生徒も大いに刺激を受けるものであった。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科1年 金須 友吾(高崎中出身)
サイエンスデイでは様々な科学技術の展示を見ることができたので,とても楽しい科学イベントでした。その中で僕たち科学部は,竜巻の発生,汚水の浄化,液状化現象,避難持ち出し袋,避難時の行動を問う○×クイズの5つの発表を行いました。私は液状化現象の展示を担当しましたが,小さな子ども達を対象に発表するということだったので,子どもに伝わるようにするためにはどうすれば良いのかとても悩みました。その時に先輩からのアドバイスがあり,上手に伝えることができるようになりました。
今回の体験を通して,液状化現象のメカニズムに関する知識だけではなく,その対策まで教えることが大切だと思いました。今後は,展示の仕方や発表の仕方などにおける課題を修正しながら,今後の部活動に取り組んでいきたいと思います。
▇普通科2年 伊勢 太一(高崎中出身)
私は,今回で二度目の参加となるサイエンスデイに挑みました。今回は去年ほどの緊張はありませんでしたが,去年は緊張からお客さんに上手に説明することができませんでした。失敗してもいい,とにかく積極的にお客さんに話しかけていこうという思いで行っていた去年とは違い,今年は2年生に進級して後輩が入部してきたこともあり,去年自分が一年を通して学んできた発表の仕方やコツを後輩に教えたりしながら,大勢のお客さんの前で発表することができました。
今回のサイエンスデイでは,去年とは全く異なるテーマでの展示に,お客さんの反応がどうなるのかと少し不安もある中で行いましたが,お客さんの表情から,全員に楽しんでいただけたと思います。来年は,今回のサイエンスデイよりもさらにお客さんに楽しんでいただけるような展示にするため,多くの知識や考え方を吸収し,日々頑張っていきたいです。
第4回 きて,みて,さわって,たのしめる「環境マルシェ2019」
第4回 きて,みて,さわって,たのしめる「環境マルシェ2019」
1 目 的
社会で行われている環境への取り組みに触れることで,環境にまつわる現状を知るとともに,高校生ポスター発表に参加し,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 尚絅学院大学
3 日 時 2019年6月23日(日) 10:30~16:00
4 会 場 サンモール一番町商店街アーケード
5 参加者 科学部4名
6 実施内容・発表
高校生ポスター発表のコーナーでは,本校の他に仙台二華高校,利府高校,柴田農林高校,気仙沼高校が参加し,日頃取り組む環境に関する研究発表を行った。
発表に携わった生徒は,屋外での発表という異質な空間において,全くの一般者へ研究成果を発表するという貴重な経験を得た。一般者への説明は,普段の発表以上に丁寧かつ分かりやすい表現が必要とされ,参加生徒にとって有益なものであった。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科2年 市川 一紀(利府西中出身)
私たち科学部は,仙台のサンモール一番町を会場に開催された「環境マルシェ」に参加しました。ポスター発表では,以前参加したポスター発表から3ヶ月ほどのブランクがあったことで,上手に伝えられないことも間々ありましたが,興味を持って見て下さる人達に自分たちの取り組んだ研究を丁寧に説明することができました。
昨年参加した環境マルシェでは,残念ながら受賞できませんでしたが,今年はSDGs賞を獲得することができ,良い結果を残すことができました。今回の発表を新たなスタートとして,今後は研究をさらに発展させ,より良い内容で発表できるよう,熱心に取り組んでいきたいと思います。
つくばScience Edge 2019
つくばScience Edge 2019
1 主 催 Science Edge 2019実行委員会
2 日 程 平成31年3月22日(金)…ポスター発表コアタイム,フリータイム
3月24日(土)…オーラルプレゼンテーション,ポスター発表コアタイム,
サイエンスワークショップ
3 会 場 つくば国際会議場 〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-10-3
4 参加生徒 SS科学部
災害科学科(1年生)
5 発表題(本校生徒によるポスター発表)
SS科学部 「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズPart2」2年 船山遥斗,大澤杏也佳
「海藻類による環境評価と環境保全」2年 大江透真,鷄德俊樹
「縦波と横波の速さの違いについて」1年 伊勢太一,石川一紀
災害科学科「いのちとくらしを守る災害医療」2年阿部美鈴,渡邉怜那
「震災による植生への影響と環境要因の結びつき」1年 佐藤清華,伊藤凜
「土壌中の窒素化合物濃度測定による津波被災地域の一考察」1年佐藤美咲,佐藤紘依
6 内容・評価
未来の科学者を目指す中・高生がつくばの地に集い,ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈博士をはじめとした日本を代表する科学者達が直接審査・アドバイスを行う,未来の科学者に贈る新しいタイプのコンテストであるScience Edgeに参加した。この体験を通して生徒達は,情報発信力や表現力を養うとともに,多くの発表を目の当たりにしたことで,図表の効果的な配置の仕方やテーマ設定等,探究活動の基礎の多くを学ぶことができた。
7 生徒感想
■1年7組 佐藤 美咲(田子中出身)
つくばScience Edge2019は,北は北海道から南は沖縄まで,更には海外からの発表者が来る大きな発表会でした。
私はこのような素晴らしい発表会に参加することができ心から嬉しく思うとともに,全国の研究発表のレベルの高さを知りました。
進級して2年生になったら,全国の方々の研究発表に負けないよう,研究内容で今回指摘された部分をしっかり修正して,次の発表会に繋げて行きたいと思いました。
■2年7組 阿部 美鈴(多賀城中出身)
つくばscience edgeに参加して,自分たちが一年間掛けて取り組んできた研究内容を研究者の方々に伝えることができ,更には同じ年代である中高生との議論を経ることで,自分たちの研究をより良いものにするための刺激をたくさん得ることができました。これから3年生に進級してからも,より一層内容を掘り下げて研究に取り組みたいと思います。
「みやぎサイエンスフェスタ生徒研究発表会」に参加しました
■2年7組 大江 透真(幸町中出身)
私たち科学部と,災害科学科1年生有志は,12月16日(日)に東北大学青葉山キャンパスを会場に開催された「平成30年度みやぎサイエンスフェスタ生徒研究発表会」に参加しました。
今回,科学部はあまり経験のなかった口頭発表の機会を得て,全国的に問題視されている松枯れに焦点を当てた研究「多賀城高校の松枯れの原因を探る」を発表しました。大勢の参加者を前にした発表であり,緊張することもありましたが,質疑応答では審査員の方々からの質問にきちんと対応することができ,内容的には満足できるものでした。
続くポスター発表では,科学部からは松枯れに関する研究(生物分野)の他に,「縦波と横波の速さの違いについて」(物理分野)の研究発表を行いました。災害科学科1年生においては,「東日本大震災による植生の攪乱と生物の応答2」(生物分野),「土壌中のアンモニウムイオンおよび硝酸イオン濃度の測定」(化学分野),「浦戸諸島と2つの地層について」(地学分野)の3つの研究発表を行いました。松枯れに関するポスター発表では,口頭発表で伝えることができなかった詳細な説明を聞きに来る方もいて,とても良いディスカッションができました。また,この発表会には小学生も複数参加しており,この様に早い段階から研究発表の経験を積んでいることに驚かされました。
今回参加することによって,口頭発表における聴衆への魅せ方や,ポスターを作成する際の構成の仕方,グラフ・写真の提示の仕方など,多くのことを学ぶことができました。今回の経験を活かして,これからの研究を大いに発展させていきたいと思います。
「サイエンスキャッスル東北大会2018」に出場しました
■2年6組 船山遥斗(塩竈第三中出身)
私たちSS科学部は,福島県福島市にあるウィル福島を会場に行われた「サイエンスキャッスル2018東北大会」に参加しました。
3年間に及ぶ本校のマツ枯れに関する研究成果を,テーマ「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ~多賀城高校のマツ枯れの原因を探る~」と題して口頭発表形式で発表しました。審査員をはじめとした大勢の聴衆を前にしての発表なのでとても緊張しましたが,それでも無事発表を終えることができ,発表後には審査員の方から発表態度についてお褒めの言葉をいただきました。また,質疑応答では大学の先生,企業の研究者の方々からの質問に答えるのが大変でしたが,研究に対するアドバイスもいただくことができました。これまで発表のために練習を重ねてきたこともあり,発表を終えた時にはどっと疲れましたが,それと同時に大きな達成感を得ることができました。
口頭発表後に行われたポスター発表の部では,参加した中・高校生や多くの研究者からの質問を受け,更に多くの経験を積むことができました。
結果,口頭発表の部では,「ロート製薬賞」と「優秀賞」を,ポスター発表の部では,「研究奨励賞」をいただくことができ,大変うれしく思います。
今回の発表や他校生との交流を通して,研究に対する取組姿勢や,独自性のある研究テーマの設定,ポスターの構成の仕方など,多くのことを学ぶことができました。私たちは,これまでの研究を今後も継続・発展させ,これから行われる各種発表会・コンテストにおいて多くの人に評価していただけるよう努力していきたいと思います。
「第4回 全国ユース環境活動大会 東北地方大会」に出場しました
「第4回 全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会」に出場しました
■2年1組 大澤杏也佳(利府西中出身)
私たち科学部は,11月11日(日)にKKRホテルPREMIUM(仙台市)を会場に行われた環境省主催「全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会」に参加しました。この大会は,高校生が取り組む様々な環境活動に対して,その内容と活動報告書の審査を経て,東北地方予選を通過した東北6県13校が参加する大会です。私たち科学部は,平成28年度から本校の松林の保全活動を柱とした調査・研究活動を継続して行ってきました。その内容を「多賀城高校Bursa.バスターズ~多賀城高校のマツ枯れの原因を探るPART2」と題して口頭発表の形式にまとめ,発表しました。
当日私はPC操作を担当し,他の2年生2人が口頭での発表を行いました。口頭発表の形式にあまり慣れてはいない私たちでしたが,これまでの活動をスムーズに発表することができました。今回の発表内容には,これまでの調査に加えて松島湾に浮かぶ浦戸諸島野々島のマツ枯れに関する調査内容を盛り込むことで,一歩踏み込んだ内容になったと思います。
発表の結果,優秀賞を受賞することができましたが,残念ながら全国大会にコマを進めることはできませんでした。しかし,他校の発表を聞くことで,趣向を凝らした発表内容(作品作り)や,地域と連携した環境活動の展開など,私たちの研究活動の参考となるいくつかの発見がありました。東北大会から得た貴重な経験を,これからの研究活動に活かしていきたいと思います。