教育活動

ボランティア活動

「令和4年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」

兵庫県神戸市の神戸国際展示場を会場とし,対面式で開催されました。本校からは災害科学科3年生2名(亀山俊斗,栗山拓斗)が参加し,「蔵王山噴火シミュレーション」の発表題で研究発表を行いました。入賞することはできませんでしたが,1年以上かけて研究してきた成果を発表する貴重な機会になると同時に,全国のSSH校における研究レベルの高さを実感して刺激を受けることができました。

 

生徒感想

■栗山拓斗(3年7組利府中出身)

SSH生徒研究発表会では,私たちが研究した火山,蔵王山についての知識を多く持つ専門家の方や他校の生徒との質疑応答を行いました。私たちとは異なる視点からのアドバイスを頂くことができて大変有意義な時間を過ごせたと感じています。他のSSH校の研究発表には興味を引かれ,面白く思うものが多くあり,聞き手が興味を持ってくれるような発表を行う事が大切だと知りました。SSH生徒研究発表会という大きな舞台で自分達が行ってきた課題研究を発表したことは大きな自信へと繋がりました。この経験を活かして,進路決定に向け取り組んで行きたいです。 

松島町の災害ボランティア

 7月16日(土)の大雨により大きな被害があった松島町へ,災害ボランティアとして普通科・災害科学科の生徒合わせて29名と教職員6名の計35名で活動してきました。

 

出発前・・・意気込みが感じられます 出発前・・・意気込みが感じられます

 

 松島町磯崎,手樽,幡谷の3地区に分かれ,猛暑の中の活動ではありましたが,参加した生徒たちは休憩も惜しみながら,崩れたり,流れ出たりした土砂の撤去作業を3時間ほど行ってきました。ボランティアに参加した生徒たちの中には初めて経験する生徒たちも多かったのですが,手際よく作業を進めていました。

 参加した生徒の一人は「同じ町内に住んでいるのに地区によって被害があるところがこんなにあったとは思わなかった。また機会があれば是非参加したい。」と話していたのが印象的でした。活動終了後,松島町石田沢防災センターにおいて松島町社会福祉協議会会長の遠山様より感謝の言葉をいただき帰りの途につきました。みなさんお疲れさまでした。

磯崎地区

磯崎地区

手樽地区

手樽地区

幡谷地区

幡谷地区

北海道胆振東部地震で被災した学校へ義援金を届けてきました

第2回考査終了後の9月21日から24日にかけて,本校災害科学科3年生石川智也君・船木武郎君が北海道へ渡道し,北海道室蘭栄高等学校・北海道厚真高等学校の二校を訪問しました。

9月6日の地震直後から本校では募金活動を行い,そこで集まった義援金を両校に直接手渡してきました。

 

 

学校訪問とともに今回の地震で大きな被害を受けた札幌市内・厚真町・むかわ町の被災現場を視察し,液状化の厳しい現実とともに,厚真町の被災地における火山灰土がもたらした崩落現場をドローンで空撮し,自然災害の猛威を学びました。

 

 

石川智也(西山中出身)

災害科学科代表として、これまでもいくつかの災害の現場に訪れたことがあります。今回の地震の被災地を見てこれまでと異なる点は、被害の状況が非常に局地的であるということです。今回の訪問で北海道のいくつかの場所を訪れましたが、厚真町の被害が特に甚大で、目の前の光景に圧倒されてしまいました、土砂崩れ以外にも、液状化現象における地盤沈下などの被害もあり、被害がとても深刻なのですが、その被害は一部地域でのものでした。しかし、被害地域の狭さゆえに報道が軽視されていると言わざるを得ないと思います。

現地に行って被害状況を視察することができた私たちが、今回の経験をこれからの防災・減災に活かすための伝承を行っていきたいと思います。

 

船木武郎(仙台一中出身)

札幌市内の液状化による被災,そして厚真町やむかわ町の被災現場を視察し,その厳しい現状に私は言葉をつなぐことができませんでした。土砂災害の厳しい現実を受け止め,いかに防災・減災につなげていくか,防災の重要性を改めて感じる視察でした。今回の経験をこれからの防災・減災に活かすべく,伝承活動に力を入れていきたいと思いました。

西日本豪雨災害支援 募金活動

 平成30年6月28日から7月8日頃にかけて発生した西日本豪雨により、被災地では死者が219人に上り、また依然として21人が安否不明になっているという甚大な被害が確認されました。
 これらの状況を受け、災害支援のための募金活動を多賀城駅、下馬駅、塩釜駅において合計4日間行いました。

  

 今回は1年生が中心として募金活動を行いました。非常に暑い一週間ではありましたが、募金をお願いする生徒の声に、多くの寄付が集まりました。

 

軽音楽部 家庭部 ボランティア有志 七ヶ浜菖蒲田浜海水浴場1000人BEACHCLEAN参加

 7月8日、七ヶ浜観光協会などの共催での菖蒲田浜海水浴場の海開きに向けた1000人BEACH CLEANが行われ、本校軽音楽部、家庭部、ボランティア有志が参加しました。当日は時折霧雨が舞うあいにくの空模様でしたが、子ども達が安心して走り回れるビーチを目指し、石拾いや清掃を行いました。
 また、8日の午後と9日には、軽音楽部が観光協会の方々と共に砂浜の露店の組み立て作業など海開きの準備を手伝いました。家庭部は、ビーチで提供する地元のカフェとの共作メニューを試作しました。
 8月4日のSEVEN BEACH FESTIVALに向け、今年も軽音楽部・家庭部は頑張っています!当日はぜひ菖蒲田浜に遊びに来てください!


8日の1000人BEACHCLEAN開会式。1015人の方が集まりました。


9日には青空も見えました!


8日の作業を終えた軽音楽部と家庭部。


漁具が絡まり動けなくなってしまったカメを助けました!

第44回こどもまつりボランティア

 5月19日(土)多賀城市鶴ヶ谷児童館の「第44回こどもまつり」が開催され、本校のボランティア参加者22名がまつりの運営や準備・片付けで活躍しました。

  ボランティアに参加して(報告者 : 3年7組 大場有紗)
日時:平成30年5月19日(土)8:30~13:00
場所:多賀城市鶴ヶ谷児童館および貞山高校グランド
内容:祭りの準備、運営、片付けの手伝い
報告:今回このボランティアに本校生徒22人が参加しました。このボランティアは多賀城の様々なボランティアをしている団体の方々や児童館の職員の方々と一緒に活動をしました。来場者数はボランティアをして下さった方々を加え700名以上が来て下さり、お祭りはおおいに盛り上がりました。私たちは様々なブースに分かれて運営のお手伝いをしました。私が参加した工作ブースでは手作りのうちわを未就学児や小学生と一緒に絵を描いたり、シールを貼ったりして作りました。作っている時に色んな話をしてくれたり、一緒に作業したり子どもとのコミュニケーションがたくさん取ることの出来たいい機会でした。ボランティアをすることで自分が通っている高校周辺の子ども達や地域の人たちと交流でき、一緒に楽しさを味わう事が出来て本当に良かったです。また来年の祭りも多賀城高校が協力していければいいと思います。

復興住宅の高齢者宅でお掃除ボランティアをしました

 12月2日(土)と3日(日)、ボランティアの課題研究チームが多賀城市の鶴ヶ谷復興住宅(多賀城市鶴ヶ谷公営住宅)で一人暮らしの高齢者宅に伺いお掃除ボランティアを行いました。
 清掃活動を行ったのは、1年の赤間さくらさん、梅津千聖さん、菅野綾香さん、櫻井陽菜さん、石川彩乃さん、佐藤鈴さんの6名ので、主に窓拭きなどを行いました。約1ヶ月前から「お掃除お手伝いします」といったチラシを配布し、準備を進め、10軒のお宅から希望があり、12月9日(土)と10日(日)も合わせ計4日間活動しました。
 窓拭きをしてもらった住民の方からは「明日お客さんが来るので助かりました」「大きな窓は手が届かないから助かりました」「また来年もお願いしたいです」などといった言葉をかけていただきました。
 参加した生徒達は、高齢者の方々にとっては、仮設住宅から復興住宅に移ったこれからが、最も支援が必要になるということを、身にしみて感じていました。

  

復興住宅でこども交流ボランティアをしました

 12月2日(土)、1年生のボランティア課題研究チームの6名が、多賀城市鶴ヶ谷復興住宅の集会所をお借りして、「みんなで 食べよう遊ぼうおしゃべりしよう!」と銘打ったこども交流会を開催しました。企画したのは、菊地海凪さん、前田詩衣さん、昆野小春さん、及川恵依さん、尾形菜々美さん、小野寺さくらさんの6名で、復興住宅のこども達とその近隣の鶴ヶ谷地区のこども達との交流を深めたいという考えで、チラシや回覧板で周知をしました。当日は小学生を中心に14名のこども達が集まりドッチボールや鬼ごっこなどをしたあと、みんなでホットケーキを作りました。初めて会う友達とも、すぐ仲良くなり交流会は大成功でした。
 復興住宅のこども達に自分たちは何ができるか?という課題を設定し、数ヶ月前から準備を進めました。「参加者が誰も来なかったらどうしよう」などの不安があった中、交流会に参加したこども達から「ありがとう!」と声をかけられ、企画した生徒達にとって、とても充実感のある交流会になりました。

  

福岡豪雨の災害ボランティアと募金を届けに行きました

 9月3日(日)と4日(月) ,多高祭の代休を利用し,福岡豪雨土砂災害で大きな被害を受けた福岡県朝倉市に行ってきました。参加したのは,生徒会に所属する災害科学科2年の大場有紗さんと普通科2年の橋本朔良さんで,多賀城ロータリクラブ様のご支援で現地に向かいました。3日(日)は同市杷木(はき)地区の災害ボランティアを行い,家屋内に入った土砂を屋外に出す作業をしました。気温は30度を超え蒸し暑い中での作業となりましたが,少しでも早い復旧,復興を願いながらスコップで土を掻き出しました。
 翌日の4日(月)午前は,特に被害が大きく仮設校舎で授業を行っている松末小学校と志波小学校,その2校に校庭を仮設校舎用地として貸している久喜宮(くぐみや)小学校を訪問しました。3校には,下馬駅前と多賀城駅前での募金活動と全校生徒と職員から集めた募金と生徒会役員が書いた激励の旗を手渡しました。松末小学校では,被災した代表の児童が泣きながらお礼を述べる姿に胸が熱くなりました。
 午後からは,校地に土砂が流入しながらも,地区住民の避難所となった朝倉光陽高校を訪ね,義援金と激励旗を送りました。出迎えてくれた朝倉光陽高校の生徒会の皆さんからは,「まさか自分たちの地域が災害に遭うとは思っていなかった。日頃の備えや,人々が助け合うことの大切さがわかった。多賀城高校から頂いた義援金は大切に使いたい」とお礼の言葉をいただきました。また,本校の大場有紗さんからは,「東日本大震災で皆さんから応援いただいたので,少しでも恩返しできればと思っています。」と述べました。
 現地は,まだ手つかずの地域もあり,まだまだボランティアが必要だと感じました。1日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

  
朝倉光陽高校さんへ激励旗と義援金の贈呈


朝倉光陽高校のみなさんと


松末小学校のみなさんと


久喜宮小学校の校長先生と


志波小学校の校長先生と


災害ボランティア活動を終えて