部活動

報知新聞 2012年(平成24年)1月30日(月曜日)の記事より

多賀城&仙台一補え合える
ラグビー8日開幕
東北高校新人大会

高校ラグビーの多賀城と仙台一の合同チームが,全国選抜大会出場をかけた東北新人大会一部(8日開幕,福島・いわきグリーンフィールド)に出場する。昨秋の県大会で準優勝し,合同チームでは初の東北大会出場となった。
チームは多賀城12人,仙台一11人,29日,仙台と行った練習試合では24-5と快勝。2週間ぶりに顔をそろえたが佐々木大地主将(2年)は「つまらないミスが少なかった」と手応えを得た。
昨年10月の結成以来,合同練習は土曜日だけ。その土曜日も授業や試験で,集まれないことも。「サインプレーとか,もっと一緒に練習できればと思うことはある」と仙台一の坂本光(2年)。それでも,あだ名で呼び合ったり,メールで練習状況を報告し合うなどして,心を一つにしてきた。仙台一の池口祐二監督(57)は「お互い似たタイプで,どちらかが主体になるのではなく,補い合う感じだったのがよかったんだと思う」と強さを分析した。
初戦で3年連続花園出場の磐城(福島)に挑む。佐々木主将は「チャンスを逃さないようにして,一つでも多く勝ちたい」と気合十分。力を合わせて全国大会を目指す。
(奥山 優希)

多賀城,仙台一の合同チームで東北新人大会に臨むフィフティーンは,2週間ぶりの再会に笑顔で楕円球を追った