多賀城市大代「防災キャンプ」
8月5日(金)から1泊2日で,本校の防災関係ボランティアの生徒9名と多賀城東小学校の4~6年生23名が,多賀城市大代地区公民館で行われた「防災キャンプ」に参加しました。
この「防災キャンプ」では,災害時に一人ひとりが主体的に行動できるようになるために,防災に関する様々な内容について体験を通して学びました。
【消防士による搬送法・胸骨圧迫実習】
【自衛隊員との災害時に使用する救助器具体験】
【本校生による「津波波高標示プレート設置」「防災○×クイズ」】
本校生が担当した時間では,「津波波高標示プレート設置」「防災○×クイズ」を行いました。「津波波高標示プレート」は本校生徒会が設置活動を行っているもので,公民館内に小学生と一緒に設置しました。また,「防災○×クイズ」では,防災に関するクイズを楽しみながら防災意識も高めることができました。
【アーティストデザイナー佐藤直樹氏とのワークショップ】
佐藤直樹さんとのワークショップでは,大代地区を守る「ボーサイヒーロー オーシローファイブ」を創作しました。この作品は,大代地区公民館入り口に飾られています。
【生徒感想】
3327 佐藤 遥
防災キャンプが始まる前は,初めて会う小学生と一日過ごすので,緊張と不安でいっぱいでした。しかし,様々な活動を通して,子供たちとの距離が縮まっていくのを感じました。互いを名前で呼び合うほど仲良くなり,緊張や不安はいつの間にかなくなっていました。
さて,このキャンプのメインは防災です。災害や事故に遭ったとき,自分の身を自分で守るための対策として,様々なことを体験しました。
特に印象に残った体験は,消防署の方から教えていただいた搬送法です。3,4人の子供たちが体格の良いラグビー部の高校生を持ち上げて運ぶことができたのです。搬送法を知っていれば,小学生でも簡単かつ安全に大人を運ぶことができることに驚きました。
他にも,自衛隊の敷地内では,災害時に倒壊した建物から人を救助するための道具を使わせていただきました。実際に東日本大震災でも使われた道具は,どれも普段は触れることのできないものばかりだったので,貴重な機会となりました。
また,夜は室内にテントを置いて寝ました。眠くなるまで女の子たちで恋の話をしたことも楽しい思い出です。
この防災キャンプでは,貴重な経験をさせていただきました。全てが新鮮でした。あっという間の24時間でした。参加して本当に良かったです。ありがとうございました。