平成28年度

東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」を用いたモデル授業

 平成28年3月18日(金)本校のコンピュータールームにおいて,国立国会図書館電子情報部 諏訪康子 主任司書を講師とした特別授業がおこなわれました。
 国立国会図書館が開発した東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」は,全国にある東日本大震災のデジタルアーカイブ(電子記録)をとりまとめたものです。宮城県図書館が作成したアーカイブ,多賀城市が作成したアーカイブ,NHKのニュース映像など様々なデータベースを検索できるシステムです。震災を後世に伝える,各地に伝える方法としての有効な手段として注目の高い仕組みです。
 授業では,アーカイブの仕組みや検索の仕方を学習し,最後にはアーカイブを用いた防災ポスターの製作を行いました。
 今後は,このデータベースを様々な授業で資料として用いるほか,課題研究などでの学習活動で活用していきたいと思います。
 
 ※「ひなぎく」
 「ひなぎく」は,国立国会図書館東日本大震災アーカイブの愛称。「ひなぎく」は、東日本大震災に関する音声・動画、写真、ウェブ情報等のデジタルデータや,関連する文献情報を一元的に検索・活用できるポータルサイト。
 政府の「復興構想7原則」や「東日本大震災からの復興の基本方針」において,地震・津波災害,原子力災害の記録・教訓の収集・保存・公開体制の整備を図り,国内外を問わず,誰もがアクセス可能な一元的に活用できる仕組みの必要性が掲げられた。東日本大震災の記録を国全体で収集・保存・公開するため,宮城県図書館など国内外の様々な機関・団体と協力し,アーカイブ構築に取り組んでいる。