進路行事
令和5年度 1学年夏期課外講習 「花王(株)による特別授業」 を実施しました。
令和5年7月25日(火)に花王株式会社の山田様(研究戦略・企画部)を本校にお招きし、下記の目的・内容で特別授業を行いました。
【目的】
① 科学技術に対する関心を高め、研究職についての理解を深める。
② 自己の進路選択や進路目標設定に役立てることに加え、スーパーサイエンスハイスクールでの活動や課題研究等につなげる。
【内容】
① 理系の大学・大学院での学び」と「企業と大学の研究の違い」について
② 界面科学とは?(実験)
③ 界面科学を応用したサステナブル洗剤の開発について
④ サステナブル社会に貢献する花王の界面科学技術について
⑤ 優れた研究開発を実践するための手法について
これまで1学年で実施していた教科・科目に特化した夏期課外講習(英語・数学・国語)ではなく、生徒の興味・関心を高め、キャリアデザインに役立つ講習を企画し行いました。受講した39名の生徒は、意欲的に取り組んでいました。
【受講した生徒の感想】(一部抜粋)
◎今回の花王さんの講話を聞いて、将来への選択肢が広がったように感じました。そのように思った理由は、食器の油よごれがきれいに落ちるのは界面活性剤による働きであることと知り、小学校からの疑問が解決したからです。私は新しい知識を得ることがとても楽しく、将来は自分の手で新しいものを生み出す仕事に就きたいと思うようになりました。
◎今回の花王の特別授業では、商品開発や界面活性剤について詳しく学ぶことができました。あまり普段では聞くことができない商品開発の裏側を教えていただき、一つの商品を作るのにいろいろな専門の人達が意見を出し合いこんなに多くの人が携わって出来ていることを知ることができました。私は将来、家政学を学びたいと考えていますが、客観的に見ること、広い視野で物事を見ることは開発者にとって大切であると教えていただきました。将来、今回の授業で習った知識を活かすようにしたいです。
◎これからの学校生活の中で自分の勉強や進路について考えていくとき、到達点をある程度決め、そこへ行くには何が必要なのかを考えて勉強に取り組んで行きたいです。
◎企業の研究者は新しい商品を開発するために日々努力し、完成した商品を購入している客を見るとやりがいを感じ、社会のためになったと実感できる仕事であることが分かりました。界面活性剤の技術は洗剤だけでなく、車のタイヤやコンクリートなど様々なものに利用されていると知り驚きました。界面活性剤がどのようなものに利用されているのか自分で調べてみたいと思うようになりました。