岩手大学理工学部において平成28年度岩手大学防災減災アカデミックインターンシップを実施しました。

 岩手大学防災減災アカデミックインターンシップは,進路指導の一環で,本校生徒を大学の研究室で受け入れていただき,生徒自らが主体的に大学での日々の学びや研究活動に触れる体験をする機会として昨年度から実施されているものです。
 7月27日(水),28日(木)1泊2日の日程で2学年の理系希望の生徒30名が参加しました。大学での学びについての講義,研究活動の体験,先輩たちとの懇談を通して,大学における研究活動へ理解を深めることができました。
 27日(水)(1日目)
 7:00 学校出発・・・校長先生の見送りを受け出発しました。
 10:00 開校式・・・理工学部の船崎健一学部長より,大学での学びとは何か,基調の講義をいただきました。その後,自らが希望した生命コース,数理・物理・マテリアルコース,知能・メディア情報コース,機械科学コースの4つに分かれ,それぞれの研究室に移動しました。

11:00~12:30 プログラム1
13:30~16:10 プログラム2
生命コース・・・荒木功人准教授,尾崎拓准教授
プラスアミドの少量調製,制限酵素による切断開始,アガロースゲルの作製を行いました。
数理・物理・マテリアルコース・・・宮島信也教授,石垣剛准教授
コンピュータと数学の講義を受講した後,太陽の周辺減光の測定を行いました。

知能・メディア情報コース・・・金天海准教授
ロボットについて講義を受けた後,ロボットシミュレーションを行いました。

機械科学コース・・・吉野泰弘准教授
トライボロジー実験を行いました。
16:30 宿泊場所の岩手県青少年会館に到着です。
19:00~20:30 プログラム3
 一日で学んだことをグループで話し合い,その結果をグループの代表が全体で発表し,結果を共有化しました。その後,高木浩一教授から太陽光パネルの起電力測定の実験を指導していただき,得られたデータの処理方法を通して数学の重要性を学びました。また,本校OBの理工学部3年生の山田崇寛さん,旦尾一樹さんから大学での生活や高校時代のお話をしていただくなど貴重な体験ができました。

28日(木)(2日目)
この日も各コースに分かれての研修です。
9:40~12:10 プログラム4
13:10~14:40 プログラム5
生命コース・・・荒木功人准教授,尾崎拓准教授
電気泳動と制限酵素地図の作製を行いました。

数理・物理・マテリアルコース・・・鎌田康寛教授,小林悟准教授
金属の組織と強さを調べる実験を行いました。

知能・メディア情報コース・・・金天海准教授
前日のロボットシミュレーションを行い,最後に2日間のまとめを行いました。

機械科学コース・・・小野寺英輝准教授
風車騒音の周波数解析の実習と空気流の可視化実験を行いました。

14:40~15:00 閉校式
高木浩一教授より2日間の講評と修了証書をいただきました。

17:30 学校帰着,解散。お疲れ様でした。