トルコ大使館で募金を手渡しました。
3月30日(木),災害科学科1年(新年度2年)の遠藤彩吏,畑山絢音の2名が在日トルコ共和国大使館を訪れ,外交官の方に自分たちで集めた募金を手渡しました。
この募金は,トルコ南東部を震源とする地震の義援金として,災害科学科の生徒たちが自ら企画・実行し,多くの方々のご協力をいただきながら集めたものです。
生徒たちは,東日本大震災の時にトルコ共和国から救援隊の派遣や支援物資など多くの支援をいただいた恩返しの意 味を込めて,震災から12年目の3月11日に三井アウトレットパーク仙台港や万灯会の会場である多賀城駅前で募金活動を行いました。災害科学科で学ぶ自分たちの想いだけでなく,募金に協力していただいた多くの方々の想いを届けるとともに,長期的な支援につなげたいという考えから,今回,トルコ大使館に直接訪問しての募金贈呈につながりました。
ご対応いただいた,一等参事官のジェミル・ウフック・ト―ルル氏には,「何よりもトルコのことを考え,支援をしようとしてくれた想いが力になる。さらに,今回の募金を企画したのが,高校1年生であることが非常に大きな精神的な支えになり,日本の防災への意識の高さ・防災教育の素晴らしさを感じる。」というお言葉をいただきました。
生徒たちからも,募金を通して少しでもお役に立ちたい,これからも継続的な支援を行っていきたいという考えだけでなく,トルコの皆様の一刻も早い復興のために共に歩んでいきたいという想いを伝えることができました。
贈呈後,コルクット・ギュンゲン大使にもお時間を頂戴し,直接お話をさせていただくことができました。
おわりに,災害科学科の学びを通して育った生徒たちの想いを生徒たちの力で形にできたこと,それが少しでもお役に立てれば幸いですし,全国の皆さんを巻き込んでより大きな力にしていけると感じます。
一日も早く平穏な生活に戻られることを心からお祈りいたします。
また,トルコ大使館の皆様,そして募金にご協力頂いた多くの方々に改めて御礼申し上げます。