平成28年度

オリンピックデー・フェスタin多賀城に訪れたオリンピアンと交流しました。

 11月19日、オリンピアン(オリンピック出場経験選手)との交流により東日本大震災の被災地を元気づけようと実施されている公益財団法人 日本オリンピック委員会の主催、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクト「オリンピックデー・フェスタ」事業が多賀城で開催されました。この「オリンピックデー・フェスタ」はオリンピアンが小学生と一緒に玉入れなどのスポーツやレクリエーションをするものです。今回はイベント終了後に、「被災地を知る」ことを目的とするプログラムの一環として、「高校生とオリンピアンによる被災地視察」が実施されました。県内外でも初めての取り組みとなりましたが、「オリンピックデー・フェスタ」の後援でもある宮城県教育庁スポーツ健康課のご紹介によりJOC側からの本校への要請により行われました。防災教育に重点を置くことや本年4月に災害学科が新設されたことにともない本校が選ばれました。
災害学科、ボランティア同好会、陸上部の生徒らとオリンピアンとの交流を持ち、交流プログラムとして津波浸水域を巡る「まち歩き」を生徒の案内で行い、6名のオリンピアンは、真剣に生徒らの話を聞いていました。
北京オリンピック男子バレーボール出場の齋藤信治さんは、「皆さんから聞いた震災体験をたくさんの人に伝えていきたい」と述べ、ロンドンオリンピック女子卓球団体銀メダリストの平野早矢香さんは、「まち歩きでは手作り地図と丁寧な説明をありがとうございました。震災で経験したことをたくさんの人に伝えください」とお話しがありました。
その他にも、ロンドン大会競泳に出場した石橋千彰さん、北京大会競泳銅メダリストの佐藤久佳さん、ロンドン大会に新体操で出場の田中琴乃さん、トライアスロン競技でリオオリンピック出場の上田藍さんらからも感謝の言葉をいただきました。
交流会の最後に、生徒を代表して1年柴田秀人君が、6名のオリンピアンから記念のサイン色紙を受け取りました。

津波の痕跡の説明を受ける
齋藤信治さん

津波浸水の被害状況について説明を受ける
田中琴乃さん

オリンピックデー・フェスタの運営ボランティアに参加した男女バレーボール部、 男女卓球部、まち歩きに参加したボランティア同好会と災害科学科生徒、陸上部生徒らと 一緒に記念撮影。

オリンピアンを代表し平野早矢香さんから記念色紙を受け取る柴田秀人君(1年)