災害科学科ブログ

災害科学科ブログ

【災害科学科】まなぼうさい@イオンモール新利府南館

1)目的

災害科学科における防災教育の取組を広く発信することを通して、生徒が日々の学びの意味を明確にするとともに、防災・減災・伝災への意識醸成を行う。さらに、他団体の内容を生徒の探究活動や今後の連携に活用する。

2)場所 イオンモール新利府南館 2Fライブスクエア

3)参加者 災害科学科1年生

4)日程・時程 12月6日(土)

5)発表内容

「北海道・三陸沖後発地震注意情報ワークショップ」(監修:仙台管区気象台)

災害科学科1年生がファシリテーターとして、来場者とワークショップを実施する。

 

【生徒感想】 災害科学科1年 柿崎 莉星

今回のイベントは、私にとって災害科学科として初めて、一般の方々に知識を発信する場でした。参加者に、どのような身を守る行動をとるべきかを、楽しく、かつ真剣に考えてもらえるように意見を引き出すことは難しかったです。そのため、投げかける質問や提示する条件の順番を工夫し、思考がスムーズに進むよう意識して話し合いを進めました。その結果、参加者が楽しみながら、こちらが投げかける質問に対して真剣に考え、理解を深めている様子が見られ、その姿にやりがいを感じました。その2日後、実際に青森県沖で震度6強の地震が発生し、初めて後発地震注意情報が発表されました。ワークショップで学び、発信した知識が現実のものとなり、日頃から蓄えてきた知識や準備してきたことが、災害時にどれほど重要であるかを痛感しました。おそらく、このワークショップに参加した方々は、自分の身を守る正しい行動をとることができたのではないでしょうか。この経験を通して、災害科学科の存在意義を改めて感じました。災害科学科として学んできた知識を実際に活かし、未来の防災活動に貢献できるという喜びと責任を感じるとともに、これから起こる災害によって失われる命が少しでも減るよう、日々学びを深め、行動していきたいと思います。

 

 

 

【災害科学科】「世界津波の日」2025高校生サミットin仙台

1)目的

 世界各国の高校生が津波の脅威と対策について学ぶ場として、開催されている「世界津波の日」高校生サミットに参加し、活動発表、意見交換、交流を通し、将来のリーダーの育成と、世界各国の「きずな」をいっそう深める。

2)主催/共催 仙台市、仙台市教育委員会、宮城県、宮城県教育委員会、東北大学災害科学国際研究所、外務省、国連防災機関(UNDRR)神戸事務所

3)期日     2022年10月19日(水)~10月20日(木)

4)会場      東北大学災害科学国際研究所

5)参加生徒    災害科学科2年生 2712菊地広宣、2727平間夢人、2728平山智悠

 

6)実施内容・評価

11月5日の「世界津波の日」は、津波の脅威と対策への理解と関心を深めることを目的に、2015年12月の国連総会において日本が提唱し、採択されました。翌2016年からは、世界各国の高校生が防災について共に学ぶ場として「世界津波の日」高校生サミットが開催されています。

2025年11月、仙台市において、自然災害による被害の最小化と国土強靱化を担う将来のリーダー育成、および国際交流の深化を目的に本サミットが開催されました。日本を含む10か国の高校生88人が参加し、3つの分科会での議論を経て、今後の行動指針や決意を「仙台未来宣言」として取りまとめました。

本校からは災害科学科2年生の平間夢人さんが副議長として参加しました。平間さんは、ニューヨークの国連本部において本サミットのPR活動を行ったほか、「仙台未来宣言」の発表という大役を立派に務めました。

 

<生徒感想>

■災害科学科2年 平間 夢人 

私は先生に「今行っている課題研究を世界津波の日というイベントに参加してみない?」と言われました。私たちの課題研究をもっと多くの人に知ってもらえる機会だと思い、深く考えず「やってみます」と答えました。その後、先生から「ニューヨークにある国連で世界津波の日をPRすることになる」と聞かされ、とても驚きました。最初は実感がわきませんでしたが、同時に大きな責任と貴重な機会をいただいたのだと感じました。実際にニューヨークに訪れてみると、日本では感じることのできない強い刺激を受けました。多様な価値観や考え方が当たり前のように共存していて世界の広さを実感しました。また、国連で発表を行うときは、これまで経験したことのないほど緊張しました。大きな不安もありましたが、練習してきたことを思い出し、落ち着いて発表することができました。世界津波の日では、私たちの課題研究を発表する機会があり、とても緊張しました。日本だけでなく、多くの国の高校生が参加していたため、不安もありました。しかし、レセプションなどを通して他国の人たちと交流する中で同じ災害というテーマでも国などによって考え方や捉え方が異なることを学びました。また、副議長として意見を述べたり、発表を行なったりする場面もあり責任の重さを感じましたが、実際にやってみると、思ったより落ち着いて取り組むことができました。最初は軽い気持ちで引き受けたことでしたが、今では、私にとって大きな学びと成長に繋がったと感じています。

 

 

 

【災害科学科】SS野外実習 大郷・浦戸巡検を実施しました

10月21日(火) に、1年生災害科学科の巡検が実施され、2コースに分かれて活動を行いました。

<大郷コース>
令和元年洪水対応、地域の防災活動、復旧・復興(講義)、今後の対策・堤防の構造(講義)、堤防・避難道路(現地調査)

災害科学科 吉村聡(大崎市立鹿島台中学校卒業)

 今日の活動を通して、大郷町が令和元年台風で一級河川の吉田川が決壊したにも関わらず、犠牲者0人という記録を残すことが出来たのは、過去の洪水の経験を生かし、地域の人々が協力し合い、迅速に避難する体制が出来ていたからだと分かりました。大郷町では、避難できていない人たちを素早く助けていくため、「避難しました」や「助けて~」と書いてある旗を配付し救助を効率よくしたり、高齢の人たちにも分かりやすい地区の防災マップを配付するなど自主防災意識が非常に高いと感じました。そのようなことから、大郷町はこれからも洪水に全力で対策し、犠牲者を出さないところとして続いていくと僕は思います。

<浦戸コース>
塩竈層群、船入島~桂島の貫入岩体と海底火山について(陸上からの観察、船上からの観察と現地解説)

災害科学科 阿部穹(仙台市立田子中学校卒業)

 今回の巡検を通して、現地で地層を自分の目で見て観察することはその場所の地形を理解することに繋がるため、地形を理解する上で大切だと思いました。現地での観察では観察対象のものを立体的に見ることができるので、色々な角度から観察し、違う視点で見ることの大切さを学ぶことが出来ました。また、疑問に思ったことはすぐにその場で聞くようにし、「後から」ではなく「今」理解をするようにしたことで理解を深められたと思います。学んだ知識を今後の活動に活かし、よりよい防災・減災の取り組みに取り組んでいきたいです。

【災害科学科】海上保安庁・日本赤十字社災害合同訓練 に参加しました!

 11月18日、海上保安庁・日本赤十字社災害合同訓練が行われ、災害科学科生徒17名(2年生12名、1年生5名)がトリアージ訓練の傷病者役として参加しました。

 今回の訓練は、2015年に締結された海上保安庁と日本赤十字社との業務協力協定に基づき行われているもので、海上保安庁の機動力と日本赤十字社の医療救護活動を生かして相互に連携し、津波災害時の傷病者救出から医療活動に至るまでの対応を確認するためのものです。本校は2016年の災害科学科設置以降、コロナ禍の期間を除き、毎年参加しています。今年度は東南海沖で発生した地震による津波被害で、多数の要救助者が発生する、といった想定で「巡視船ざおう」を使用し行われました。本校生徒が演じる傷病は、海上保安庁の職員や日本赤十字の医師、看護師には、知らされておらず、傷病の状況に合わせ現場でトリアージが行われるという本番さながらの緊迫したものでした。

 参加した生徒は、将来の自分の進路と重ね合わせながら真剣に訓練に臨んでいました。

 

参加生徒感想(災害科学科2年 緑川 璃桜)
宮城海上保安部と日本赤十字社宮城県支部による合同訓練を見学し、発災時に求められる行動を事前に理解しておくことの重要性を強く感じました。特に印象に残ったのは、隊員の方々が船内に入る前に装備品を装着していた場面です。はじめは多くの隊員が装備品のケース付近に集まり、動線が見えにくいほど混雑していました。しかし、その後は声をかけ合い、装備を互いに受け渡す姿が見られ、作業が次第にスムーズになっていきました。実際の災害時には天候の影響も加わり、さらに混乱した状況が想定されます。そのため、このような日々の訓練で生まれる小さな工夫や助け合いが、限られた時間の中でより良い行動につながる欠かせない要素であることを学びました。
今回の学びを、災害科学科での「まち歩き」や外部の方との交流会などを通じ、講習や避難訓練の重要性として伝えていきたいと考えています。また、地域で行われる訓練にも積極的に参加し、災害時に自分がどのように行動すべきかを、より深く理解していきたいと思いました。

 

※オレンジ色の救命胴衣を着用しているのが、本校生徒です。

災害科学科と武蔵大学との交流会を実施しました(9/1)

1.目 的

【災害科学科】

 本学科の取組を説明し、改めて自然災害、防災・減災・伝災の学びの意義を考える機会とするとともに、大学で専門的に学ぶ学生との交流を通して、今後どのように自分たちの学びを発展させ社会に発信していくかを深く考える機会とする。

2.日 時  9月1日(月)16:00~17:30

3.場 所  多賀城高校 

       武蔵大学 学生14名 教員2名

4.参加者  災害科学科1年生10名

5.感想

今回、私は武蔵大学の学生の方々と交流をして、さまざまな気づきがありました。
初めに、武蔵大学側から学校紹介がありました。災害科学科には関東圏の大学を目指している生徒もいるため、関東圏の大学事情について、とても貴重なお話を聞くことができました。中でも、「自立した活力ある人材を育成するためにゼミの武蔵大学と呼ばれるほど、ゼミに力を入れている大学なのだ」ということがよくわかりました。

次に、生徒が災害科学科の活動紹介として、「津波伝承まち歩き」や巡検などの取り組みについて説明しました。今回来ていただいた武蔵大学の学生の皆さんは、災害科学科の防災活動に対する姿勢や災害に関する知識の多さに、とても驚いている様子でした。

その後、「防災について小・中・高で児童生徒/教師は何を学ぶべきか?」というテーマのもと、グループワークが行われました。私たちのグループでは、まず生徒と教師の二つの視点に分け、さらにそこから小・中・高と細分化し、「生徒が最終的に教師と対等な立場で防災について議論できるようになるために必要なことは何か」「教師は生徒に対して何を行うべきか」という具体的な課題について議論を進めました。

結論として、まず小学生の段階では災害や防災に対する基礎的な知識を身に付ける。その後、中学生の段階ではその知識を発展させ、集団での活動に活かし、高校生の段階では自ら主体的に防災活動を行うようにするのが良いのではないかという意見にまとまりました。

将来、私は教師になりたいと思っており、教師の立場で物事を考える良い機会になりました。実際に教師になったら、今回の議論の内容を活かして教育活動に取り組みたいと思います。武蔵大学との交流を経て、災害科学科の生徒として今後自分が何を学んでいくべきかが、少しわかった気がします。

武蔵大学の学生の皆さん、ありがとうございました。