災害科学科ブログ

2025年5月の記事一覧

台湾教育局のセミナーで災害科学科2年生徒と担任が口頭発表を行いました!

台湾・雲林県で台湾教育局(日本でいう文部科学省)の主催する「全国防災教育関係者の知識向上と成長及び防災教育国際実践経験セミナー」に、本校災害科学科2年生・森田純平君と担任・津守大智教諭が参加しました。

台湾は防災教育が盛んで、毎年台湾国内の防災教育関係者が一同に介して国内外の有識者を招き、防災教育の実践事例を学ぶことをとおして、台湾全国の防災教育の充実に努めています。その一環で本校災害科学科から生徒・教員が招聘され、雲林県・斗六市にて多数の現地教育関係者を前に本校の取組・実践事例や防災教育の充実に向けた提案を発表しました。

【災害科学科1年生】多賀城・七ヶ浜巡検を実施しました!

1.目的

東日本大震災において被災した多賀城市及び七ヶ浜町の被災状況や、その後の復興状況を観察・調査することで、災害科学科に入学した志を強固なものにするとともに、学校設定教科「災害科学」における学びのきっかけと、「課題研究」のテーマづくりの補助とする。

2.日時

令和7年4月25日(金)13:20~16:00

3.実習内容

➀七ヶ浜町笹山地区:被災地見学、避難所見学並びに七ヶ浜町建設課職員説明

②多賀城市八幡地区:避難道路見学並びに多賀城市危機管理課職員・町内会長説明

4.生徒感想

  • 高台の公園からみたレッドゾーンは広く、東日本大震災でどの程度まで津波が約2mの高さで迫ってきて被害を受けたのかが一目で分かるように感じた。
  • 七ヶ浜町は大きな被害を受けたからこそ防災の取り組みをとても大切にしていると思いました。
  • 多賀城巡検でとても印象に残ったことは、データや実際の声をもとに減災、防災に取り組んでいることです。最大クラスの津波が発生した場合の被害状況をもとにマップを作成したり、避難方向を状態に合わせての2パターンで決めたり、避難道路を作ったり、車内にいる人が無線の放送が聞こえず、避難に影響したという教訓をもとに、防災ビジョンを作ったり、あらゆるデータをもとにして、防災、減災に取り組むという姿勢が素晴らしいと思ったし、自分もそんな姿勢で防災、減災に取り組みたいと強く思いました。
  • 多賀城も津波の被害を十分に受けたところであった。「目で見る災害情報の伝達」のためにLEDビジョンをつけたり災害時の対策をすることで災害時でも逃げやすくなっているなと感じました。

多賀城市八幡地区

七ヶ浜町笹山地区