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生徒会 平成30年度

ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞) 準グランプリ 受賞!

 本校生徒会の防災・減災活動の功績が認められ「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞) 準グランプリ 特別賞 佐々木則夫賞」を受賞することができました。

 この賞は「一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会」のより、次世代に向けたレジリエンス社会構築のため、全国から“強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等”を実施している企業・団体を評価・表彰する制度として設けられているものです。

 東京都中央区日本橋にある鉄鋼会館で行われた授賞式には、これまで生徒会活動を牽引してきた前生徒会の小畑友哉くんが出席しました。

 生徒会活動での受賞は多賀城高校のみでしたが、自信を持ってこれまでの活動についての発表を行いました。この賞の受賞が、新世代の活動の励みになることを期待しています。

 

 

 

 

 

大牟田市「ユネスコスクール・ESD子どもサミット」に参加してきました!

平成31年1月12日(土)に大牟田市で開催された「ユネスコスクール・ESD子どもサミット」に参加してきました。

このサミットは各学校の取組を発表・紹介することにより、今後の「ユネスコスクール・ESD(持続可能な開発のための教育)」の取組の参考にし活動の充実を図ること、また生徒間交流の活発化をその目的としています。

「はじめの言葉」を語る 大牟田市教育委員会 教育長 安田昌則

開式の挨拶をする大牟田市 市長 中尾昌弘

「ユネスコスクール・ESDのまち おおむた」を宣言する駛馬小学校、宅峰中学校の児童生徒

こちらは大牟田市のキャラクター「おおむた ジャー坊」

 

本校は、ESDの理念に基づいた防災活動について発表を行いました。

発表する1年生 山田こころ 堀内海里

大勢の人たちの前で発表を行うということもあり、緊張が隠せない2人でしたが「東日本大震災の記憶や教訓」をしっかりと伝えることができた様子でした。

講評では、日本ユネスコ国内委員会委員 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター主幹研究員 及川幸彦先生より「防災学習、自然科学学習、社会貢献活動、震災の記憶の伝承などに関してより体系的な活動を継続していってほしい」とアドバイスを頂きました。

宮城県より約1500kmはなれた場所での活動は、これまでの防災減災活動をより「客観的」に見直す良いきっかけとなった様子でした。

今後の活動にも期待してください。

 

 

 

平成30年度後期生徒総会

11月8日(金)に,後期生徒総会が行われました。

現執行部が主催する初めての生徒会行事でしたが,生徒たちが懸命に運営する姿が見られました。

議事では「ペットボトルの回収方法について」と「iRⅰsホールの活用について」について,真剣に議題について意見交換が行われました。

今年度の生徒会執行部スローガンは「和衷共済」です。心を合わせて協力して物事を行うという意味ですが,このスローガンのもと今後も何事にも協力して取り組んでほしいと思います。

 

Yahoo!基金 夏休み《学生ボランティア》被災地復興支援活動助成プログラム 高知県防災研修

 9月1日(土)~3日(月)の3日間,生徒会執行部2名(2年2組菅原睦未,2年7組笹千夏)が,【Yahoo!基金 夏休み《学生ボランティア》被災地復興支援活動助成プログラム】に支援していただき,高知県の高校2校を訪問し,防災交流活動を行ってきました。 

 本校では,災害科学科の開設以来,普通科生徒を含めた学校全体で防災・減災,災害に関する様々な教育活動を行ってきました。生徒会執行部では,自分たちの学びや経験を全国の高校生に伝えるために,全国の高校を訪問し,活動紹介やワークショップを行い,予期せぬ自然災害に備えてほしいと考え,Yahoo!基金の助成プログラムに支援していただきました。

【1日目】

 9月1日(土)は,高知県までの移動日で,多高祭(文化祭)一般公開終了後すぐに仙台空港に移動し,飛行機で高知県へ移動しました。

 【2日目】

 2日目は,高知県立須崎高等学校と交流してきました。

 須崎高校は,生徒の自主防災組織「防災プロジェクトチーム」を中心に,南海トラフ地震発生の際に起こる大津波に備え,各戸の避難カルテを作成・配布した「オーダーメード避難」,避難シミュレーションアプリ「逃げトレ」を用いた避難訓練など,積極的に防災活動に取り組んでいる高校です。 

 まず初めに,お互いに学校紹介をしました。

        【須崎高校の学校紹介】              【多賀城高校の学校紹介】

 次に,須崎高校が作成した防災グッズについて説明していただきました。

           

         【防災グッズ】                    【避難カルテ】

 その後で,「逃げトレ」を用いた避難を実際に体験させていただきました。

    【一時避難場所である学校近くの山】         【避難シミュレーションアプリ逃げトレ】

 須崎高校は,平成31年4月に近隣の高校と統合するということですが,統合後も交流させていただきたいと思っています。須崎高校の皆さんありがとうございました。

 

 また,2日目の夕方には,黒潮町に行き,次の日の交流先である高知県立大方高等学校の先生方に,黒潮町の防災関連施設を案内してもらいました。

      【黒潮町の避難タワー内部】              【避難タワーから見た風景】

【3日目】

 3日目は,高知県立大方高等学校と交流してきました。 

 大方高校は,平成28年に「世界津波の日」高校生サミットが行われた高知県幡多郡黒潮町にある学校で,避難所運営ゲームである「HUG」の大方高校版「オリジナルHUG」を作成している学校です。

 まず初めに,大方高校の学校紹介をしていただきました。

            【黒潮町の説明と学校紹介をしていただいている様子】

 次に,オリジナルHUGについて説明していただき,意見交換を行いました。

      【オリジナルHUGの説明】                 【意見交換】

 大方高校の取り組みに対して,本校生徒が,東日本大震災の被災地になかなか足を運べない大方高校の生徒に代わり,避難所運営に関わった方に聞き取りをし,大方高校の生徒に伝えていくという形でお手伝いをすることになりました。東日本大震災の教訓を全国に伝える伝承活動として,継続して取り組んでいきたいと思います。 

 大方高校との交流の後,大方高校の大西校長先生に,黒潮町役場や日本最大の避難タワーに連れて行ってもらいました。

 黒潮町役場では,情報防災課の宮川さんに黒潮町の防災対策について説明していただきました。犠牲者ゼロを目指した自治体の活動はとても参考になるものでした。

         【黒潮町の説明】                【日本一の津波避難タワー】

 大西校長先生には,お忙しい中、前日から本校生徒のために,黒潮町を案内していただくなど大変お世話になり,ありがとうございました。

 

 今回の高知研修では,高知県や高知県の高校が,南海トラフ地震による津波対策に積極的に取り組んでいることを肌で感じることができました。交流を通じて,被災者である私たちができることを積極的に取り組んでいきたいと感じました。 

 お世話になった方々、本当にありがとうございました。 

【生徒の感想】

 ○2年普通科 菅原睦未(多賀城中)

  今回の高知県防災研修では,我が校にはない素晴らしく独創的なアイディアに触れることができました。

  この経験を糧に,これからの防災減災活動にさらに力を入れていきたいと思います。

 ○2年災害科学科 笹千夏(岩切中)

  今回の高知県防災研修では,私たちが行っていない活動について深く知ることができました。

  私たちももっとできることがあると気づかされたので,さらに精進していきたいです。

新生徒会メンバー始動!

10月18日に生徒会役員選挙が行われました。そして新生徒会役員が決まり19日生徒会役員委嘱式が行われました。

 

以下新メンバー。

会 長 宇佐美直輝

副会長 小竹叶多

副会長 畑岡 茜

会 計 箭子優羽

会 計 堀内海里

 

佐々木克敬 校長より「新しいことに挑戦し、これまでの活動を益々発展させてほしい」と激励の言葉を頂くと、新メンバーは気を引き締めた様子でした。

 

新会長の宇佐美君は「生徒の隣にいる親しみやすい生徒会を築きたい」と抱負を述べ、新しい活動を前に決意を新たにしていました。

 

今後の活躍に期待して下さい。

 

 

 

 

白嶺フォーラム2018に参加しました! 

10月20日、21日の2日間に渡って「白嶺フォーラム2018」が新潟県糸魚川市にて行われ、本校生徒3人が参加してきました。

このフォーラムは、平成28年12月に発生した大火から得た教訓を共有し、災害について学んでいる高校生との交流から新たな知見を得ることが目的とされています。

20日は「にぎわい創出広場」にて開会式が行われた後、糸魚川市内巡検を行いました。

火災のあった現場は現在きれいに整備されており、高齢者向けの復興住宅の建設などが進められていました。

巡検後は「糸魚川地区公民館」にて研修会が行われました。

糸魚川市では大火以降「こども消防隊」が組織され規律行動、消化器取り扱い研修、放水作業体験などが行われており、将来を担う人材の育成に力が入れられていることを教えて頂きました。

また「焼山ハザードマップ」などが考案され、防災活動が活発になっていることを教えて頂きました。

 

2日目は糸魚川白嶺高校にて「白嶺防災フォーラム」が行われました。

(こちらはウェルカムセレモニーの様子。IHKチアリーディングの皆さんのよる演技)

生徒代表の挨拶の後、参加した高校がそれぞれの実践活動について発表しました。

その後、ワークショップ形式で生徒同士が意見交換を行いました。

生徒が取り組んでいる防災活動は様々ですが、「ひとの命を守る」「震災の教訓を伝える」といった気持ちを抱き防災活動に取り組んでいることが、生徒の表情から伝わってきました。

参加した生徒はこのフォーラムを通じ、次に行う活動をイメージできたようでした。

参加した皆さん、お疲れ様でした。

 

 

マナーアップ運動 in 下馬駅

下馬駅の利用マナー向上を呼びかける「マナーアップ運動」が行われました。

 

今回はPTA役員の協力を得て、総勢15名で行われました。

 

すっかり秋らしくなった青空の下、マナーアップを呼びかけながらポケットティッシュを配布します。

 

放送部の生徒は、駅の校内放送から駅利用マナーを呼びかけます。

生徒の皆さん、下馬駅は清く正しく利用して下さい。

PTAの皆さん、ご協力ありがとうございました。

岡山県倉敷市を訪問しました! 二日目

二日目です。

二日目は倉敷青陵高校を訪問します。

募金活動で集まった義援金を贈呈させて頂き、生徒間交流会を行います。

学校に到着すると泉 浩明副校長先生、 妹尾教頭先生、生徒指導課長の広瀬先生が対応して下さいました。

義援金贈呈後、学校紹介や生徒会の活動紹介を行い意見交換の時間を持ちました。

どうして防災を専門的に学ぼうとしたのか?、ボランティア活動で優先すべきことは何か?などの質問を皮切りに、被災地におけるボランティア活動をテーマとした話し合いが行われました。

もう少し話し合いを行いたいところでしたが、台風24号の影響もあり午前中で交流会は終了となりました。

今回の訪問では実際にボランティア活動に参加させて頂き、とても貴重な時間を過ごすことができました。また倉敷青陵高校での生徒間交流でも 震災を風化させないことの難しさ が話題としてあげられ、被災地支援物資の在り方について考える良い機会となったと思います。

ボランティアセンターの皆さん、青陵高校の皆さん、ありがとうございました。

岡山県倉敷市を訪問しました!

9月29.30日に岡山県倉敷市を訪れました。
目的は倉敷市真備ボランティアセンターでボランティア活動を行うことと、倉敷青陵高校に義援金を贈呈し、生徒間交流を行うことです。

倉敷市までは仙台空港から神戸空港に向かい、その後ポートライナー、新幹線を乗り継ぎ3時間程で到着します。

こちらはポートライナーからの風景。

清音駅で倉敷青陵高校 妹尾教頭先生と落ち合い、西日本豪雨で被害の大きかった真備町を案内して頂きました。

町内に入ると、一階部分が浸水した建物が数多くありました。

また、瓦礫もまだ一部残っており、水害の爪痕の大きさが改めて感じられました。

土手が決壊した場所も見学させて頂きました。

 

現在は補強工事が終わっていましたが、被害を受けた地区は高齢化が進んでおり、復興には時間がかかる見込みであることなど教えて頂きました。

その後、倉敷市真備ボランティアセンターを訪れ、ボランティア活動に参加させて頂きました。



ボランティアセンターでは、罹災証明書を持つ方々に救援物資の配給を行っています。

倉敷市企画財政局企画財政部 参事 山路浩正さんに活動のやり方やボランティアセンターの運営概要について教えて頂きました。

いよいよ、ボランティア活動の開始です。全国から届いた支援物資の仕分けが主な仕事です。毛布や洗剤、食器、歯ブラシ、衣類などの仕分けをおこないました。市の職員の方々とボランティアの方々が忙しく活動なさっていました。

タオルを仕分けする作業では、コツを掴み素早く作業を行うことができました。

すると、偶然にも倉敷市 伊藤香織市長がボランティア活動に参加していらっしゃいました。


とても明るい方で、お話してみるとこちらまで元気づけられる思いがしました。

2時間程ボランティア活動に参加させて頂きましたが、まだまだ復興のための支援か必要な状態だとわかりました。

その後、ボランティアセンター自体の浸水状況などを見学し、ボランティアセンターをあとにしました。

浸水跡を確認中。

・壁に残った浸水の跡を確認

 

・こちらは倉敷市美観地区

 

二日目に続きます。

 

平成30年度前期生徒総会

 5月11日(金)に,前期生徒総会が行われました。今回は「ペットボトルキャップの回収方法」と「中庭の活用方法について」話し合いをもちました。「ペットボトルキャップの回収方法」については,各クラスから出してもらった意見を多数決で絞り,全校生徒で共通して心掛けるルールを話し合いました。
 また,「中庭の活用方法について」では,ディスカッション形式による話し合いが試みられ,活発に意見が交わされました。例年と同様に,自分のこととして真剣に参加する様子が見られ,多高生の素晴らしさを再認識することができました。

 【本校生徒の感想】
○百々正晶(3年,評議委員長)
 今年の前期生徒総会は,活発な意見交換の場となり時間が足りないほどでした。これからの多賀城高校を自分たちで創り上げていこうという思いが伝わりました。今回の生徒総会を有意義なものにできたのは,各クラスの評議委員や執行部の協力のおかげだと思います,ありがとうございました。

多賀城高校インターアクトクラブ活動報告

5月4日多賀城ロータリークラブ・インターアクト委員会の協力をいただき、会員企業3社の方々に3.11東日本大震災時の震災当時の様子の聞き取りと、残っている津波の痕跡を後世に残す「津波波高標示プレート」の設置活動を生徒会有志で行いました。震災当時の貴重なお話や今後多賀城高校生に期待することなど様々なお話をいただき、大変充実した活動となりました。(以下、生徒会の活動報告書掲載)


津波波高聞き取り調査及び標識設置活動報告書
◆平成30年5月4日㈮ ◎千葉陽太(生徒会副会長) 笹千夏 宇佐美直輝
           小野寺さくら 菅原睦未 岩渕マリコ 以上6名
1. 10:00~10:15 (株)仙塩交通
 常務取締役の鴫原啓文さんに震災当時の様子や復興までの過程などについてお伺いしました。標識は、国道45号線沿いの仙塩交通さん所有の看板に設置させてもらいました。当時の津波の痕跡は残っていなかったため、近くの別の波高標識から波高を写し取り、設置した波高は120㎝でした。

2. 11:00~11:30 (株)小向板金工業所
 代表取締役の小向祐子さんからは当時の様子の写真を見させて頂きながら、津波が襲来した瞬間などについてお話ししてもらいました。標識は県道23号線沿いの作業所の壁に設置させてもらいました。当時の津波の痕跡が残っていたため、その痕跡を測り取りました。設置した波高は160㎝でした。また、差し入れとしてチョコレートなどのお菓子を頂きました。
3. 13:00~13:15 和食の小島
 和食の小島さんでは震災当時、津波が砂押川で氾濫し、堤防を超え、建物一階の厨房などが浸水したということについてお聞きしました。標識は、砂押川堤防沿いの和食の小島さん所有のガードレールに設置させてもらいました。こちらでも当時の津波の痕跡が残っていたため、痕跡を測り取りました。設置した波高は138㎝でした。

 震災から七年が経過した現在、改めて多賀城市内を注意して歩いてみると、津波の痕跡は風化して薄くなっていたり、修繕や建て直しにより無くなっていたりと、一見しただけでは津波が来たことがわからなくなっていました。今回の一連の活動を通じて、私達がもっと波高標識を設置して、津波が来たのだという記憶を少しでも伝え続けていくことが大切なのだと思いました。また、聞き取りさせてもらったことで得た知識や体験談を自分達の心にしまうのではなく、まち歩き活動や他校との生徒間交流などで積極的に伝え、広めていきたいです。

以上