平成31年度&令和元年度

人生の先輩に聞く第二弾 仙台89ERS志村雄彦さん

 10月4日(金)に仙台89ERSの志村雄彦さんをお呼びしてお話を伺いました。
志村さんは昨年の5月に現役選手としてのキャリアを終え、現在は仙台89ERSのゼネラルマネージャーとしてチームを日本一にすることを目標にしています。今回の講演会では自身の高校時代のお話や、好きなモノをみつけること、変化を恐れずにチャレンジすることなどについてお話ししていただき、生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。

〇1年女子生徒の感想
 志村さんのお話のなかで印象に残ったのは「好きなものを見つける」についてです。私は小さい頃いろいろな習い事をしていて、自分に合わないと思うとすぐにやめてしまいました。志村さんと同じ小学三年生のときにバスケットボールを習い始めましたが3日でやめてしまいました。理由はもともと運動が得意な方では無かったため周りの選手にどんどん引き離されていき、このまま続けても上手くなれるのか疑問に思ったからです。また、やっていても楽しいと思えなければ意味がないとも思いました。私はこのことがきっかけですごく落ち込み、自分は何をやってもすぐにあきらめてしまう人間なんだと思っていましたが、母が「たくさん挫折した分、いろんな経験ができるってことだから自信を持って」と私に言ってくれたおかげで自信を持つことができました。志村さんが言っていた「変化を恐れずにチャレンジする」ということはまさにこのことだなと思いました。
今では自分の本当に好きなものを見つけてさらに磨きをかけるために日々努力をしています。志村さんが言った通り、努力と結果は必ずしも比例するわけではなく、自分の成長につながって始めて結果が出るということを頭に入れて、失敗してもその失敗が経験となり成長していくことを信じて頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。

〇保護者の方の感想
 子供たちに伝えたい志村さんの言葉が保護者の私にも深く響きとても勉強になりました。志村さんは長いキャリアをお持ちであるにもかかわらず、現役選手の頃からとても謙虚で、どのようなお人柄なのか、どのような家庭環境でお育ちになったのかとても興味がありました。志村さんは才能だけではなく、並外れた努力をされてきたことを今回初めて知りました。
 子に対して私は「ダメ」、「このようにした方が良い」など否定的な言葉や失敗しない近道を投げかけてしまいます。私は褒めることに不慣れで押し付け、子自身で考える機会を与えてこなかったのだと気付きました。志村さんに教えていただいたことを日々の中で意識しながら生活していきたいと思います。