平成28年度

ふたば未来高校との生徒間交流

3月29日(火)に「福島県立ふたば未来学園高等学校」に向かいました。

  

 目的は生徒会交流です。常磐自動車を南下していくと、放射線量を示す看板が設置されています。4.4マイクロシーベルトを超える数字も確認できました。

  

 まず学校の概要について説明して頂きました。「変革者たれ」という建学の精神のもと、「自立」「協働」「創造」を校訓とする開校1年目の新しい学校です。生徒は主体性を強く持ち活動している様子です。

 次に生徒の活動を紹介して頂きました。

 原発事故が地域社会に与えた影響を「演劇」で表現する活動が授業に取り込まれています。題材は生徒が実際に聞取りを行い、関心の深い内容を取り上げています。

 また海外交流では、福島県で原発事故があったことすら知られていなかったことも発表されました。

  

 「社会企業部」の活動発表では、「学校及び地域の活性化」というテーマをもとに、「高校生にしかできない活動」の実践について説明がありました。

 その後、多賀城高校の防災活動についての発表を行い、

グループディスカッションへと移ります。

  

 「宮城→津波 福島→原発」という視点から、震災の風化を防ぐ方法、また風評被害をどのように無くしていくべきか?などについて話し合いが持たれました。

  

 昼食もご一緒させていただきました。なんだか皆さん、とてもうれしそう。

 午後はJビレッジの見学に行きました。TEPCOの河守さんに対応して頂きました。

  

 震災直後、福島第一原発の処理にあたった作業員の除染、車両の除染、物資の保管などを行ったこと、現在は1日に3500人を送り出す人員輸送の拠点になっていることなど丁寧に説明して頂きました。

  

 また廃炉に向けての方法、現状についても教えていただきました。

 短い時間でしたが、ふたば未来高校の独創的で自主性に満ち溢れた活動、そして福島第一原発の現状について知ることができました。