SSH3年次(2020年度)

SSH3年次(2020年度)

各種大会で参加・発表しています!~SSH実践事例(各種大会報告)~

2 学年課題研究 各種大会で参加・発表しています!
~SSH 実践事例(各種大会報告)~
本校では、各学年で課題研究に取り組んでいます。コロナ禍で、webでの参加が多くなりました。このような中で、発表の機会をいただいたことに感謝いたします。生徒たちの感想を含め、詳細をご紹介いたします。

各種大会報告  2学年課題研究.pdf

令和2年度 災害科学科SSHスキルアップ研修Ⅱ「栗駒・気仙沼巡検」

災害科学科2年生が対象の「栗駒・気仙沼巡検」の報告書をアップしました。これまでの災害科学科での学びをより深めるべく,岩手宮城内陸地震の被災地,そして東日本大震災の被災地を巡り,さまざまな先生方と議論を重ねてきました。

詳細は以下のリンクからご覧下さい。

R2_HP_災害科学科栗駒・気仙沼巡検.pdf

令和2年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

令和2年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

(東北地区SSH指定校課題研究発表会)

1 目  的

 東北6県のSSH指定校など,理数系の課題研究に積極的に取り組んでいる高校生が授業や部活動で取り組んできた研究成果を発表し,発表者との対話を通じて相互交流・評価を行うことで切磋琢磨し,これからの活動や研究の質・量の両面で活性化を図る。

2 日  時  2021年1月29日(金) 12:30~18:00 口頭発表

            1月30日(土)  9:00~12:00 ポスター発表

3 会  場  奥州市文化会館Zホール(岩手県奥州市)

4 発表題・参加生徒

 口頭発表,ポスター発表

  「塩竈市浦戸桂島・野々島における地質構造」

   〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)

 ポスター発表

  「都市型津波の脅威と影響

    ~津波発生装置を用いた南海トラフ巨大地震発生時の津波シミュレーション~」

   〈課題研究〉4名(災害科学科2年4名)

  「グレープフルーツを食べた後の味覚の変化」

   〈課題研究〉3名(普通科文系2年3名)

 5 実施内容・評価

 課題研究で取り組んできた成果を校外の聴衆に向けて発表することで,プレゼンテーション能力を大きく向上させることができた。更には,他校における多様な研究への取組や優れた表現技法を学ぶ良い機会となった。参加した生徒が得た経験は,校内での発表以上の収穫をもたらし,今後の研究活動の質を高めるきっかけとなるものである。

 6 生徒感想

▉災害科学科2年 久我 美咲(幸町中出身)

 今回の発表会では,たくさんの気付きや発見がありました。初日の口頭発表では,大学の教授からたくさんの助言をいただき,ポスターのデザインのあり方や発表方法など基礎の基礎から課題が見つかりました。また,質疑応答では自分の想定外の質問が投げかけられた時に応答に困りました。2日目に行われたポスター発表では,他校の着目点が斬新だったりレイアウトが綺麗だったりして,同じ学校の中だけで比べていたら視野が狭まるなと感じるとともに,何事もチャレンジして吸収していくことが大切だと思いました。自分たちでは完璧だと思っていたものが周囲から見ると足りない部分があるんだと改めて感じました。今後は,今回不足したり不明だったりした部分を無くし,万全の状態でつくばScience Edgeに臨みたいと思います。

▉普通科文系2年 佐藤 蒼太(高崎中出身)

 私が所属した課題研究班は,2日目のポスター発表に参加しました。初日の各高校の口頭発表では,どの研究も興味深く,集中して聞き入ることができました。全ての発表が終わるころには既に5時間が経過していましたが,どの発表も内容や態度が素晴らしかったため,明日のポスター発表では自分も気を引き締めなくてはと感じました。2日目のポスター発表本番では,緊張に飲み込まれることなく,自分たちの発表を落ち着いてこなすことができました。発表後の質疑応答の時間には,大学教授の方々から的確なアドバイスや,意見と質問をいただき,自分たちの研究に対する興味と意欲をより一層高めることができ,研究の新たな方向性を見つけることができました。

口頭発表の様子発表会参加者

第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会

第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会

1 目  的

 環境活動を実践する高校生が一堂に会し,創造力を働かせて行う自らの環境活動を発表し,相互研鑽を行う。

2 主  催  全国ユース環境活動発表大会実行委員会

       (環境省/独立行政法人環境再生保全機構)

 3 審  査  一次選考(発表動画):2020年11月25日(水)~11月27日(金)

        高校生・教諭審査:2020年12月1日(火)~12月14日(月)

        審査委員審査:2020年12月15日(火)

 4 発表題・参加者

  「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」

  〈科学部〉4名(普通科1年1名,普通科2年3名)

   ★優秀賞★

 5 実施内容・評価

 科学部マツ班として日頃研究している内容を,環境活動の視点で捉え直しレポートにまとめ,大会にエントリーした。活動レポートを作成して応募し,一次審査を通過したあとに動画を作成しWebに投稿するという形態であった。

 地方大会進出校は,予選を通過したすべての団体の動画を見て審査に加わるという趣向であり,他校の活動内容や動画作成の技術を見ることで,生徒は大いに影響を受けた。

 6 生徒感想

■普通科1年 三橋倭士(仙台市立岩切中出身)

 他校の環境への取り組みを見て,自分たちには無い発想や考え方を知ることができました。特に印象に残っている発表は,地中熱を利用した融雪についての活動報告です。地中熱は地熱と比べて陸上のほとんどの地域で利用でき,二酸化炭素の排出量が少ないという点に大変驚きました。動画を撮る方法も参考になる点がたくさんありました。今回他校の発表から学んだ点を私達の今後の活動に活かし,より良い研究ができるように努力したいです。

第20回環境甲子園

第20回環境甲子園

1 目  的

 環境共生・持続可能な社会(SDGs)の実現を目指し,エネルギー問題(省・創・蓄)やゴミ問題など様々なテーマで取り組んでいる調査や研究,普及活動などの成果をとりまとめ,発表することで,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。

2 主  催  NPO法人環境会議所東北

3 審査通知  2020年11月 4日(水)

4 表 彰 式  2020年12月12日(土)13:30~15:00 *オンライン

5 発表題・参加者

  「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探るPartⅣ~」

  〈科学部〉12名(普通科1年4名,普通科2年4名,災害科学科2年1名,普通科3年3名)

    ★特別奨励賞★

6 実施内容・評価

 日頃研究している松枯れの研究を環境活動の視点で捉えてレポートにまとめ,標記の大会にエントリーした。校内における松枯れの原因を追求し,更にはアカマツの樹勢の衰えを誘引する環境条件を検討し,4年間の研究をレポートにまとめた。

 審査の結果,特別奨励賞を受賞し,オンラインによる表彰式に参加した。自分たちの研究を他県の生徒に伝えることができたほか,他校の取組について情報交換をする場が設けられ,今後の活動につながるものとなった。

7 生徒感想

■普通科2年 志田昌也(多賀城市立高崎中出身)

 今大会はレポート形式で審査されることから,データをいかに簡潔にまとめるかという点に集中しました。これまで4年間継続した調査データに加え,最近の土壌成分の検出データを組み込み,レポートの推敲と再構成を重ねて苦労の末に提出しました。

 皆で協力してレポートを作る中で,私達はデータを簡潔にまとめる力と情報を的確に伝える力の2つを伸ばすことができました。

写真 オンライン表彰式(2020年12月12日)