2017年8月の記事一覧

多賀城市大代地区公民館「防災キャンプ」

    

 8月9日(木)から1泊2日で,賀城市大代地区公民館で行われた「防災キャンプ」に本校生徒7名(防災委員・有志)が参加しました。このキャンプには,多賀城東小学校の4~6年生23名と東豊中学校の生徒も参加しました。小・中・高校生が協力して,防災に関する様々な内容について体験を通して学びました。

【消防士による胸骨圧迫・搬送法実習と消火器体験】
    

    

【公民館のかまどベンチを利用してのアルミ缶炊飯】
    

    

【大代地区自主防災組織による防災資材組み立て体験】
    

    

【キャンプファイヤー・花火】
    

【2日目 朝の様子】
    

【本校生による防災・減災アクションゲーム】

    

    

【地元大工さんとの灯籠づくり】
    

【生徒感想】
3年 髙橋 里奈(中野中出身)
 防災キャンプでは,防災・減災アクションゲームや灯籠づくりを地域の小・中学生と共に行った。小学生との防災活動は初めてで不安もあったが,小学生の防災に関する考えなどを間近で聞けたのでとても良い機会だった。
 これから,東日本大震災を経験した子供たちが少なくなっていくので,このような活動はさらに多くの場所で続けていくべきだと感じた。今回の活動を将来に繋げていきたいと思う。

3年 亀山 侑可(しらかし台中出身)
 防災キャンプでは,防災・減災アクションゲームを行いました。ゲームでは,ただ話を聞くのではなく,実際に「自分がこの状況で災害が起きたらどうするか」を考えることで,より深く記憶に残すことができたと思います。小学生に防災意識を高めてもらうと共に,私自身も知識を得ることができました。
 また,灯籠づくりでは,作業道具が少ない中で道具を貸し借りして使ったり,作り終わっていない友達を手伝ったりなど,協力して作ることができました。
 2日目からの参加で少し不安なところもありましたが,たくさんの小学生と関われてとても楽しかったです。
 大学生になっても,またサポート役として参加したいと思いました。

3年 木村 千恵(玉川中出身)
 今回防災キャンプに参加させていただき,小・中学生と「防災」を通して楽しく交流できたことは,私にとって大変貴重な経験になりました。
 また,小学生ながらに震災というものに真剣に向き合っている皆の姿勢を見て,私たち高校生もより一層防災・減災への学びを深めていかなければならないなと改めて感じさせられました。

1年 林田 亜海(高崎中出身)
 私は,この防災キャンプ1泊2日の間,避難所にいるような体験をしました。それはとても辛く,大変なことでした。スプーンやコップはもちろんお皿にラップを敷いて何度も使ったり,残った食べ物をラップに包んだりしたことから,食べ物を大切にするということを学びました。また,テントの中に人がぎっしりと並ぶ状態で寝たことから,避難所生活は,寝返りもできなくて,体にも悪いし,精神的にも辛いものなのだなと考えました。
 普段,当たり前だと思っていたことが当たり前ではないことに気付かされ,考えさせられた2日間でした。

山王地区「防災キャンプ」

    

8月4日(金)に,本校1・2年生の防災委員7名と2年生有志生徒1名が,多賀城市山王地区公民館主催の「防災キャンプ」にボランティアとして参加しました。
 小学生を対象にしたこのキャンプには,11名の小学生が参加しました。本校生徒は,多賀城二中の生徒と一緒に小学生とグループをつくり,共に活動したり体験のサポートをしたりしました。参加者は,「アルミ缶炊飯」や「防災○×クイズ」「ハザードマップから考えよう」「防災倉庫には何が入っているのか」「燃料電池自動車を知ろう」などの体験を通して,防災意識を高めていました。
 本校生徒にとって,小中学生とふれ合い,防災について一緒に考える貴重な機会となりました。

    

    

 「ハザードマップから考えよう」では,ハザードマップを手作りしました。山王地区公民館付近を拡大した地図に,多賀城市が作成した洪水ハザードマップの浸水域を参考にして,0~0.5mは水色,0.5m~1mは黄色など浸水深毎に色分けして描き込みました。自分たちが今いる場所が,大雨が降ったときにどうなることが予想されているのかを確認し,「どのように行動すべきか」「事前にできる備え」について考えました。
 最近では,九州や秋田で大雨による洪水・土砂災害の被害が出ています。地震とは違い,大雨は天気予報などの情報からある程度予想できます。参加者は,自分の住む地域の特徴を知り事前に備えることが大切であることを学び取っていました。

【生徒感想】 2年 関根 愛美(中野中出身)
 私は今回の防災キャンプは大成功だったと思う。小学生と触れ合うのは初めてだったが,全ての企画は計画通り行えた。
 自己紹介ゲームでは,小・中・高校生が1つになれた気がしたし,練習では上手くできなかった「サバ飯づくり」では,とてもきれいに炊くことができた。また,自分たちが企画した「防災○×ゲーム」,先生が企画した「ハザードマップづくり」どちらも小学生は楽しんでおり意欲を感じた。
 私にとって,小学生の笑顔や「勉強になった!」「来年も絶対に来る!」といった言葉がとても嬉しかった。
 こんなに素晴らしい防災キャンプが,いつまでも続けられたらいいなと思った。貴重な機会をありがとうございました。

2年 山本 仁菜 (塩釜三中出身)  私は,今回の防災キャンプで「小さい子と関わることの難しさ」「仲間との協力の大切さ」を改めて実感しました。サバイバル飯がうまく炊けるか?どうしたら小学生にきちんと伝わるように話せるか?などの不安もありましたが,地区の方々,仲間や手伝ってくれた中学生,参加してくれた小学生のおかげでとても良いイベントになったと思います。機会があれば,また参加したいと思います。