生徒会

桜美林高校交流会

 3月26日(土)桜美林高校(東京都町田市)の生徒32名、卒業生3名が来校し、「まち歩き」やクロスゲームを通し本校生徒会・防災委員と交流しました。
 まず、多賀城イオン駐車場で3.11津波襲来の様子を動画で見た後、ipadを携えながら本校が取り組んでいる「津波波高標示プレート」を辿り「まち歩き」を体験しました。都市型津波の危険性を実体験しながら、「末の松山」に到着。古歌に読まれた古人の思いに触れることができました。

  

「まち歩き」後は、本校で情報交換・交流会を多賀城高校 大会議室にて行いました。

 はじめに多賀城高校校長小泉博先生より「お互い積極的に意見を交わし、内容ある交流会にしてもらいたい。」という激励の挨拶がありました。続いて桜美林高校 伊藤教頭先生より御挨拶頂きました。
 そしていよいよ生徒同士の交流が始まりました。まずは本校の生徒会執行部が防災活動について説明を行いました。桜美林高校は学校生活などについて、同校の生徒からのインタビュー形式で説明を行いました。学校紹介の後は「クロスロード」を用いたワークショップ活動を行いました。

  

  

 ここでは、震災を想定したジレンマを題材に、それぞれの立場になりきり話し合いを深めていきます。 「避難所にペットを連れてきたらどうするか?」「仮設住宅で隣人がうるさい場合はどう対処するか?」などについて、Yes or NOで自分の考えを決定し、それぞれの立場で意見を交換していきます。
生徒からは「簡単そうなジレンマでも、良く考えると配慮すべきことが多くあることに驚いた。」「その人の立場になりきることで今まで見えなかった被災者の悩みが理解できた。」などの声が上がりました。

  

 最後に、七ヶ浜の被災と復興の様子を見学しました。復興工事の進む菖蒲田浜を経由し、七ヶ浜国際村を訪問。国際村の高橋勉事務局長から震災当時の様子や復興の様子を聞くことができました。