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2020年2月の記事一覧

令和元年度 黎明サイエンスフェスティバル

令和元年度 黎明サイエンスフェスティバル

1 目 的
 古川黎明高校の2学年生徒の課題研究発表を中心としながら,県内のSSH校,SGH校,地域の小中高の児童・生徒が一堂に会して研究発表を通した交流を行い,研究改善のためのディスカッションを通して主体的に課題解決に向かう態度を高める。

2 主 催  宮城県古川黎明中学校・高等学校

3 日 時  2020年2月4日(火) 開会行事,口頭発表10:00~12:15
                  ポスター発表,閉会行事13:05~15:20

4 会 場  宮城県古川黎明中学校・高等学校

5 口頭発表・ポスター発表題・参加者
   「ベニーランドを有名にしたい!!!」
     〈普通科文系〉2年 阿部 花映,小岩 璃緒,合田 野乃花,佐藤 萌衣
  ポスター発表題・参加者
   「浦戸・野々島における地質構造」
     〈災害科学科〉1年 大山 朝陽,鈴木 雄飛,村上 隼都,久我 美咲,平井 美帆

6 実施内容・評価
 県内のSSH校並びにSGH校など合計7校,海外の高校1校,近隣小学校3校の児童・生徒が一堂に会して行われた生徒研究発表会に,本校を代表して災害科学科1年生5名,普通科2年の文系生徒4名が参加した。特に今回,校外における口頭発表を,科学部や災害科学科の生徒ではなく,普通科文系の生徒が初めて行った。
午前中に行われた口頭発表の部において,地元の遊園地の現状報告と活性化への提言をまとめた研究発表を行った。スライドや発表原稿の作成など,授業で行う課題研究の時間以外にも多くの時間を割いて準備を行ってきたこともあり,発表した生徒の中には大きな満足感が得られるものとなった。
午後に行われたポスター発表の部では,生徒や引率教員など多くの参観者を前に発表し,研究に対する質問やアドバイスをいただくことで,参加生徒は自分たちの研究に対する改善点を見出すとともに,プレゼンテーションスキルや科学的探究心を向上させた。

7 生徒感想・研修の様子
▇ 普通科2年 合田 野乃花(塩竈一中出身)
 私たちが発表会に参加するにあたって,聞く方々の目線を意識しながら口頭発表やポスター発表の準備を進めてきました。そして実際に参加したことで,私たちの発想には無かった意見や案をいただき,課題研究は沢山の方々の視点から見たり考えたりすることで,より深みのある研究を作ることができると分かりました。この経験を生かし,研究ではもちろんですが,いろいろな物事に対して沢山の視点から向き合っていこうと思いました。
 また,他の人の発表では,聞く人々を引きつけるために,クイズ形式や問いかけなどの工夫も見られ,発表する側も聞く側もその課題や問題に対して向き合えていました。この様な活動をもっと広げていけば,社会問題や環境問題に対して私たちのような若い世代であっても解決のために取り組んでいけるのではないかと考えました。
▇ 災害科学科1年 平井 美帆(田子中出身)
 この度,「黎明サイエンスフェスティバル」に参加して,宮城県塩釜市浦戸野々島における地質構造に関する研究発表を行いました。松島層と大塚層の構造を,9月27日に参加した浦戸巡検での調査結果を基に,横断面図,下半球投影図を作成し,ポスターにまとめました。
 ポスター発表では,地質構造が分かりやすいとのお言葉をいただきました。また,専門用語の解説がさらにあると良い,展望を示すとより良くなる,とのご指摘をいただきました。確かに,ポスターの図が小さくて見えにくかったことや,専門用語の解説が充分ではなかったことなど,反省点がいくつか見えてきました。
 他校の発表から,課題研究のテーマ設定,ポスターの作り方,発表の仕方を学ぶことができました。古川黎明高校では,地域に関するテーマ設定が多く,その解決策としても身近にできることが多かったです。他にも,模型を作ったり,ロボットを展示したりと分かりやすい発表がたくさんあり,これからの研究活動の参考にしたいと思いました。
 今後の私たちの研究の展開として,野々島の隣にある寒風沢島や桂島の地層を調査し,どのように削られているのか,その歴史的背景や過去の災害を基に研究を深めていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和元年度 HOKKAIDOサイエンスフェスティバル

令和元年度HOKKAIDOサイエンスフェスティバル

1 目 的  北海道地区のSSH指定校の生徒が,各校における活動状況や研究成果の発表を行い議論することで相

       互に刺激し合い,研究内容の深化や研究活動の活性化を図る。

2 主 催  北海道教育委員会,北海道旭川西高等学校

3 日 時  2020年2月1日(土) 開会行事,口頭発表9:30~12:40
                  ポスター発表,閉会行事13:40~16:00

4 会 場  旭川市公会堂(口頭発表会場),旭川勤労者福祉会館(ポスター発表会場)

5 ポスター発表題・参加者
  「海洋ごみの現状について」
   〈科 学 部〉1年 志田 昌也,佐藤 蒼太,櫻井 乃綾
  「災害時における情報伝達」
   〈災害科学科〉2年 伊藤 凜,細井 実桜
  「ツヤツヤな髪の毛をGETする方法 ~私たちの600万円の研究~」
   〈普通科理系〉2年 阿部 結愛,大槻 琴羽,大貫 蘭美,土井 遥加,米滿 くるみ

6 実施内容・評価
 北海道のSSH校10校,生徒約130名が一堂に会して行われた生徒研究発表会に,特別に参加枠をいただき,宮城県を代表して本校の災害科学科2年生,普通科2年の理系生徒,科学部員が参加した。この発表会は例年札幌市で開催されているものであるが,今年は旭川市が会場となったことで,移動に多くの時間を割くことになった。
本校生徒が参加するポスター発表の部では,質疑応答が非常に活発に行われたこともあり,本校の生徒は大いに刺激を受け,自分自身の研究を深めるきっかけを掴むことができた。
 最後に,科学部及び災害科学科の生徒はこれまでにも幾度か県外における研究発表会に参加してはいるが,普通科からの参加は今回が初めてのことであり,参加した普通科生徒はもちろんのこと,選出されなかった生徒たちにとっても,研究に対する意欲を高めるきっかけとなる発表大会であった。

7 生徒感想・研修の様子
▇ 災害科学科2年 細井 実桜(高崎中出身)
 今回のHOKKAIDOサイエンスフェスティバルに参加して,他校の方からのアドバイスや質問をたくさんいただき,お互いを高め合うことができました。ユニークで型にはまらない発表もあり,あまり緊張もせずに楽しく発表を聞くことができました。北海道のSSH校の研究発表は,一つ一つのレベルが高く,大変参考になりました。また,私たちの発表を北海道の生徒たちに聞いていただけたのがとても嬉しかったです。この経験を忘れずに,今後の研究や活動に活かしていきたいです。
▇ 災害科学科2年 伊藤 凜(田子中出身)
 宮城県内の高校生とはまた違った視点からの研究は非常に興味深く,色々と考えさせられました。
午前中に行われた口頭発表では,その発表の仕方やパワーポイントを使った研究内容の紹介は,聞き手にとってとても伝わりやすいもので,自分たちの今後の活動に活かせると思いました。
午後に行われたポスター発表では,今まで経験した発表以上にきちんと話すことができ,聞いてくださった方々から素敵なコメントをいただくこともできました。今後の研究に対する展望がはっきりと見えてきたので,さらにより良いものにするために研究を深めていきたいと思います。時間は限られていましたが,多くの発表を聞くことができ,とても有意義な時間を過ごすことができました。
 そして,災害科学科について多くの関心や期待の声をいただきました。改めて自分の周りの環境に感謝して,様々な活動に積極的に参加していきたいと意識を高めることもできました。
▇ 普通科2年 阿部 結愛(高崎中出身)
 発表を見て感じたことは,どの学校も長い時間をかけて研究しており,自分たちの研究に愛着と自信を持っている印象を受けました。かなり専門的な部分まで踏み込んで研究したり,実験装置を制作していたりする学校もありました。質疑応答では,教授からの質問はもちろん,生徒からの質問も鋭いものばかりでした。一見完璧に見える発表も欠点を指摘されている姿を見て,レベルの高さを実感しました。
▇ 普通科2年 大貫 蘭美(高崎中出身)
 周りがレベルの高い発表ばかりで,自分たちの発表の際には少し緊張しましたが,多くの人がポスター発表を見に来てくれてとても嬉しかったです。発表後は質問やアドバイスを多くいただき,改善点や今後の課題が見つかったので,今後の研究に活かしていきたいです。
▇ 普通科2年 土井 遥加(多賀城二中出身)
 北海道で発表する機会を頂けると思ってもいなかったのでとても嬉しかったし,何度実験を失敗しても最後まであきらめずに研究を続けてきて良かったなと思いました。
 実際に他県の発表を見て,私達の研究の甘さを痛感しましたが,私達の目指すレベルが上がったので成長につながったと思います。また,私達の課題研究に協力してくれた先生方のおかげで貴重な経験を得ることができたと思っているので,感謝したいです。