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科学部「メダカ班」塩竈市浦戸諸島における現地踏査

 私たち科学部「メダカ班」のメンバー3人と災害科学科2年生の課題研究「地質班」の4人は,令和2年8月2日(日)に塩竈市浦戸諸島に渡り,現地踏査を行いました。私たち「メダカ班」は,寒風沢島及び野々島においてメダカの生息調査を,課題研究「地学班」は桂島において地質の把握とデータ測定を行いました。
 「メダカ班」がはじめに訪れた寒風沢島では,島の奥部にある田んぼの一角でメダカの生息を確認しました。梅雨明け初日の晴天の元,風景画のようなのどかな景色の中でメダカを追いかけ,大いに夏を感じることができました。
 その後,渡船を使って次の目的地である野々島に渡り,波音が響く浜辺で昼食を済ませ,昨年にメダカの生息が確認されている海辺の細い水路でメダカを確認し,生体を採取しました。水は少し濁っていましたが,メダカが生きていくのに支障が無いらしく,数多くのメダカの生息が確認できました。
 今回のメダカの生息調査では,東日本大震災以降のメダカの生息の有無と,メダカを採集した場所のpHを測定しました。今後の研究では,現地で採水したサンプルの塩分濃度を測定し,さらには浦戸諸島のメダカの塩分耐性を調べ,市販のメダカとの比較実験を行いたいと思います。

▇1年普通科 渡邉 廉(塩竈市立玉川中出身)