SSH2年次(2019年度)
令和元年度 黎明サイエンスフェスティバル
令和元年度 黎明サイエンスフェスティバル
1 目 的
古川黎明高校の2学年生徒の課題研究発表を中心としながら,県内のSSH校,SGH校,地域の小中高の児童・生徒が一堂に会して研究発表を通した交流を行い,研究改善のためのディスカッションを通して主体的に課題解決に向かう態度を高める。
2 主 催 宮城県古川黎明中学校・高等学校
3 日 時 2020年2月4日(火) 開会行事,口頭発表10:00~12:15
ポスター発表,閉会行事13:05~15:20
4 会 場 宮城県古川黎明中学校・高等学校
5 口頭発表・ポスター発表題・参加者
「ベニーランドを有名にしたい!!!」
〈普通科文系〉2年 阿部 花映,小岩 璃緒,合田 野乃花,佐藤 萌衣
ポスター発表題・参加者
「浦戸・野々島における地質構造」
〈災害科学科〉1年 大山 朝陽,鈴木 雄飛,村上 隼都,久我 美咲,平井 美帆
6 実施内容・評価
県内のSSH校並びにSGH校など合計7校,海外の高校1校,近隣小学校3校の児童・生徒が一堂に会して行われた生徒研究発表会に,本校を代表して災害科学科1年生5名,普通科2年の文系生徒4名が参加した。特に今回,校外における口頭発表を,科学部や災害科学科の生徒ではなく,普通科文系の生徒が初めて行った。
午前中に行われた口頭発表の部において,地元の遊園地の現状報告と活性化への提言をまとめた研究発表を行った。スライドや発表原稿の作成など,授業で行う課題研究の時間以外にも多くの時間を割いて準備を行ってきたこともあり,発表した生徒の中には大きな満足感が得られるものとなった。
午後に行われたポスター発表の部では,生徒や引率教員など多くの参観者を前に発表し,研究に対する質問やアドバイスをいただくことで,参加生徒は自分たちの研究に対する改善点を見出すとともに,プレゼンテーションスキルや科学的探究心を向上させた。
7 生徒感想・研修の様子
▇ 普通科2年 合田 野乃花(塩竈一中出身)
私たちが発表会に参加するにあたって,聞く方々の目線を意識しながら口頭発表やポスター発表の準備を進めてきました。そして実際に参加したことで,私たちの発想には無かった意見や案をいただき,課題研究は沢山の方々の視点から見たり考えたりすることで,より深みのある研究を作ることができると分かりました。この経験を生かし,研究ではもちろんですが,いろいろな物事に対して沢山の視点から向き合っていこうと思いました。
また,他の人の発表では,聞く人々を引きつけるために,クイズ形式や問いかけなどの工夫も見られ,発表する側も聞く側もその課題や問題に対して向き合えていました。この様な活動をもっと広げていけば,社会問題や環境問題に対して私たちのような若い世代であっても解決のために取り組んでいけるのではないかと考えました。
▇ 災害科学科1年 平井 美帆(田子中出身)
この度,「黎明サイエンスフェスティバル」に参加して,宮城県塩釜市浦戸野々島における地質構造に関する研究発表を行いました。松島層と大塚層の構造を,9月27日に参加した浦戸巡検での調査結果を基に,横断面図,下半球投影図を作成し,ポスターにまとめました。
ポスター発表では,地質構造が分かりやすいとのお言葉をいただきました。また,専門用語の解説がさらにあると良い,展望を示すとより良くなる,とのご指摘をいただきました。確かに,ポスターの図が小さくて見えにくかったことや,専門用語の解説が充分ではなかったことなど,反省点がいくつか見えてきました。
他校の発表から,課題研究のテーマ設定,ポスターの作り方,発表の仕方を学ぶことができました。古川黎明高校では,地域に関するテーマ設定が多く,その解決策としても身近にできることが多かったです。他にも,模型を作ったり,ロボットを展示したりと分かりやすい発表がたくさんあり,これからの研究活動の参考にしたいと思いました。
今後の私たちの研究の展開として,野々島の隣にある寒風沢島や桂島の地層を調査し,どのように削られているのか,その歴史的背景や過去の災害を基に研究を深めていきたいです。
令和元年度 HOKKAIDOサイエンスフェスティバル
令和元年度HOKKAIDOサイエンスフェスティバル
1 目 的 北海道地区のSSH指定校の生徒が,各校における活動状況や研究成果の発表を行い議論することで相
互に刺激し合い,研究内容の深化や研究活動の活性化を図る。
2 主 催 北海道教育委員会,北海道旭川西高等学校
3 日 時 2020年2月1日(土) 開会行事,口頭発表9:30~12:40
ポスター発表,閉会行事13:40~16:00
4 会 場 旭川市公会堂(口頭発表会場),旭川勤労者福祉会館(ポスター発表会場)
5 ポスター発表題・参加者
「海洋ごみの現状について」
〈科 学 部〉1年 志田 昌也,佐藤 蒼太,櫻井 乃綾
「災害時における情報伝達」
〈災害科学科〉2年 伊藤 凜,細井 実桜
「ツヤツヤな髪の毛をGETする方法 ~私たちの600万円の研究~」
〈普通科理系〉2年 阿部 結愛,大槻 琴羽,大貫 蘭美,土井 遥加,米滿 くるみ
6 実施内容・評価
北海道のSSH校10校,生徒約130名が一堂に会して行われた生徒研究発表会に,特別に参加枠をいただき,宮城県を代表して本校の災害科学科2年生,普通科2年の理系生徒,科学部員が参加した。この発表会は例年札幌市で開催されているものであるが,今年は旭川市が会場となったことで,移動に多くの時間を割くことになった。
本校生徒が参加するポスター発表の部では,質疑応答が非常に活発に行われたこともあり,本校の生徒は大いに刺激を受け,自分自身の研究を深めるきっかけを掴むことができた。
最後に,科学部及び災害科学科の生徒はこれまでにも幾度か県外における研究発表会に参加してはいるが,普通科からの参加は今回が初めてのことであり,参加した普通科生徒はもちろんのこと,選出されなかった生徒たちにとっても,研究に対する意欲を高めるきっかけとなる発表大会であった。
7 生徒感想・研修の様子
▇ 災害科学科2年 細井 実桜(高崎中出身)
今回のHOKKAIDOサイエンスフェスティバルに参加して,他校の方からのアドバイスや質問をたくさんいただき,お互いを高め合うことができました。ユニークで型にはまらない発表もあり,あまり緊張もせずに楽しく発表を聞くことができました。北海道のSSH校の研究発表は,一つ一つのレベルが高く,大変参考になりました。また,私たちの発表を北海道の生徒たちに聞いていただけたのがとても嬉しかったです。この経験を忘れずに,今後の研究や活動に活かしていきたいです。
▇ 災害科学科2年 伊藤 凜(田子中出身)
宮城県内の高校生とはまた違った視点からの研究は非常に興味深く,色々と考えさせられました。
午前中に行われた口頭発表では,その発表の仕方やパワーポイントを使った研究内容の紹介は,聞き手にとってとても伝わりやすいもので,自分たちの今後の活動に活かせると思いました。
午後に行われたポスター発表では,今まで経験した発表以上にきちんと話すことができ,聞いてくださった方々から素敵なコメントをいただくこともできました。今後の研究に対する展望がはっきりと見えてきたので,さらにより良いものにするために研究を深めていきたいと思います。時間は限られていましたが,多くの発表を聞くことができ,とても有意義な時間を過ごすことができました。
そして,災害科学科について多くの関心や期待の声をいただきました。改めて自分の周りの環境に感謝して,様々な活動に積極的に参加していきたいと意識を高めることもできました。
▇ 普通科2年 阿部 結愛(高崎中出身)
発表を見て感じたことは,どの学校も長い時間をかけて研究しており,自分たちの研究に愛着と自信を持っている印象を受けました。かなり専門的な部分まで踏み込んで研究したり,実験装置を制作していたりする学校もありました。質疑応答では,教授からの質問はもちろん,生徒からの質問も鋭いものばかりでした。一見完璧に見える発表も欠点を指摘されている姿を見て,レベルの高さを実感しました。
▇ 普通科2年 大貫 蘭美(高崎中出身)
周りがレベルの高い発表ばかりで,自分たちの発表の際には少し緊張しましたが,多くの人がポスター発表を見に来てくれてとても嬉しかったです。発表後は質問やアドバイスを多くいただき,改善点や今後の課題が見つかったので,今後の研究に活かしていきたいです。
▇ 普通科2年 土井 遥加(多賀城二中出身)
北海道で発表する機会を頂けると思ってもいなかったのでとても嬉しかったし,何度実験を失敗しても最後まであきらめずに研究を続けてきて良かったなと思いました。
実際に他県の発表を見て,私達の研究の甘さを痛感しましたが,私達の目指すレベルが上がったので成長につながったと思います。また,私達の課題研究に協力してくれた先生方のおかげで貴重な経験を得ることができたと思っているので,感謝したいです。
実習交換「北海道滝川高等学校 道外研修(東北コース)」
実習交換「北海道滝川高等学校 道外研修(東北コース)」
1 目 的
(1)環境保全のあり方を学び,自然環境を科学的に見る能力を養う。
(2)日常の学習活動に関連した内容について専門的な知識,理解を深める。
(3)多角的な視点から物事を考える能力を養い,科学的リテラシーの向上を図る。
(4)県外校との交流を通じて,コミュニケーション能力と研究へのモチベーションを高める。
2 主 催 北海道滝川高等学校
3 日 程 2020年1月5日(日) 伊豆沼内沼サンクチュアリセンター
2020年1月6日(月) 伊豆沼,化女沼,蕪栗沼
4 参加生徒 災害科学科1学年 2名
普通科 1学年 7名 ,2学年 2名
5 対応者 北海道釧路湖陵高等学校 教諭 河田 淳一 氏
同 教諭 池内 理人 氏
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 総括研究員 島田 哲郎 氏
同 総括指導員 藤本 泰文 氏
大崎市役所産業政策課 自然環境専門員 鈴木 耕平 氏
同 自然環境専門員 三宅 源行 氏
6 実施内容・評価(参加生徒の感想を含む)
①はじめに (普通科1年 堀内芽依 東仙台中出身)
北海道のSSH指定校である滝川高校の生徒が,道外で多高生とコミュニケーションを取りながらフィールドワークしていく中で自然と人間との関係について考えを深め,研究へのモチベーションを高めるために,1/5~1/10までの5日間の日程で宮城県を訪れました。本校からの参加者11名は,1/5~1/6の2日間,このプログラムに一緒に参加しました。
②伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにて(災害科学科1年 櫻井乃綾(多賀城中出身))
1日目は,伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにて活動を行いました。センターでは最初に伊豆沼周辺の自然環境や,野鳥の種類,自然再生事業などについて学びました。ハクチョウなどの鳥類がどの季節に飛んでくるのかなど,興味深い話ばかりでした。新しい発見が多く,鳥たちと人間はお互い支え合って生きていることが分かりました。
その後,小動物の冬ごもりについて短い講義を受け,実際に小動物の採集を行いました。河川林に放置されている朽木から越冬している虫を取り出し,分類します。私たちのグループは,ムカデやカタツムリ,クワガタの幼虫など色々な虫を観察しました。観察を終えたこの虫たちは,今後センターで管理され,春には自然に戻されるそうです。
③ねぐら入りの観察(普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身))
小動物の採集・観察を終えた夕方に,センター付近でガンのねぐら入りを見ました。同じ方角から集団で伊豆沼へと帰ってくる姿を,スコープや双眼鏡を用いて間近で観察しました。今まで見たことがない鳥たちの姿はとても幻想的で,明朝行うねぐら立ちの観察が楽しみになりました。
④北海道滝川高校との交流(普通科1年 吉村綾乃(東仙台中出身))
宿泊施設の伊豆沼交流センターにおいて,滝川高校の生徒と交流会を行いました。お互いの学校や地域についてスライド発表したり,課題研究や科学部が行っている研究について発表し合ったりしました。滝川高校も私たち同様に,地域に根差した研究をしていることが分かりました。
⑤ねぐら立ち(普通科1年 吉田天比古(西山中出身))
2日目の早朝,私達は宿を出発して伊豆沼のほとりのねぐら立ち観察ポイントに向かいました。朝6時を過ぎたばかりの真っ暗な沼では,せわしなくなく動くマガンや,体を丸めているオオハクチョウが遠くに見えました。観察を始めてから数10分が経ち,周囲が少しずつ明るくなってくると,ぽつぽつとマガンが飛び始め,その後,日の出と共にマガンが一斉に飛び立ちました。美しい日の出を背景として飛び去っていくマガンはとてもきれいでした。自然の雄大さを知ることができる貴重な体験ができました。
⑥蕪栗沼でのフィールド実習(普通科1年 千葉瑠輝(大潟町中出身))
朝食後,蕪栗沼に場所を移し,オオハクチョウの観察を行いました。目を閉じて体を丸め,とても気持ち良さそうに眠っているオオハクチョウが多くいました。当日は5時半起きで寝不足ぎみだったので,気持ち良さそうに眠っている白鳥たちがとても羨ましかったです。
⑦化女沼観光資料館での講義(普通科1年 志田昌也(高崎中出身))
最後に訪れた化女沼は,ラムサール条約に登録されたこともあり,様々な取り組みが行われていました。その中でも特に,これからの世代に伝えていく為の活動に興味をひかれました。地元のNPO法人などと協力して,小中学生に様々な体験を提供していくとのことでした。他にも,未来へこの景観を残すための特別な構想もあるということで,とても充実した事業だと思いました。今後も,地球温暖化などによって様々な影響が現れると思いますが,今回訪れた湿地の環境保全の取り組みは,これからの良いモデルになると思いました。
⑧化女沼観光資料館での講義(普通科1年 武田侑真(向洋中出身))
その他にも防災関連のお話を聞くことができました。この地域は昔から洪水が多く起こっており,住人達は洪水の被害を受けにくい場所に家を建てたそうです。また,家柄に応じて,より洪水被害の受けにくい場所に家を建てたそうで,その話が面白く,とても印象に残りました。さらには,居久根という屋敷林で家を囲い,台風や暴風から家屋を守っているとのことでした。私の住んでいる町でも同じことが行われているのかと疑問に思い調べてみると,屋敷林ではありませんが町木の黒松が暴風林の役目を果たしていることが分かりました。せっかくの機会だったので,居久根にどのような種類の木が使われているのか質問すれば良かったなと思いました。次に同じような機会があれば質問したいと思います。
⑨全体の感想・研修の様子(災害科学科1年 伊藤 若菜(塩竈一中出身))
今回の巡検では,自然について学ぶことや,自然と人間の共存などのテーマを持って臨みました。自分たちで積極的に学習に取り組み,普段体験することのできない多くのことを吸収しようとするなど,主体性を持ち,実りの大きい巡検にすることができました。
第2回生徒研修会 兼 全国高総文祭最終選考会
第2回生徒研修会 兼 全国高総文祭最終選考会
1 目 的
研究発表のプレゼンテーション能力の向上を目指すと共に,第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)に参加する研究グループの選考を行う。また,発表を公開し,県内の自然科学系部活動部員の聴衆としてディスカッションに加わる機会とする。
2 主 催 宮城県高等学校文化連盟自然科学専門部
3 日 時 2019年12月25日(水)
4 会 場 仙台市戦災復興記念館
5 発表題・参加者
「多賀城高校の松枯れの原因を探る PartⅢ」
〈科学部〉 2年 伊藤 瑛玲奈,市川 一紀,伊勢 太一
1年 吉田 天比古,志田 昌也,堀内 芽依,千葉 瑠輝
6 実施内容・評価
11月7日(木)に開催された第72回宮城県高等学校生徒理科研究発表会において,物理・化学・生物・地学の4分野でそれぞれ表彰された上位2題合計8題による口頭発表が行われた。本校科学部は,生物部門で参加し,12分間の発表時間と4分間の質疑応答時間を有効に使い,これまで継続研究してきた研究内容を披露した。審査の結果,残念ながら全国大会への切符に僅差で及ばなかったとの講評であったが,生徒達は今回の体験をこれからの研究に活かし,真理を追究していくものと期待する。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科2年 市川 一紀(利府西中出身)
昨年,これまで先輩達が果たせなかった最優秀賞を獲得し,今回の最終選考会に臨んだ。発表前日のギリギリまで準備を行い,悔いを残さないよう努力した。しかしその思いは叶わず,全国大会出場の機会を逃してしまった。
審査員の先生からの講評の中で,我々の研究に対して「丁寧な研究かつ有益なものである」とお言葉をいただいた。他校の発表は,聴衆に分かりやすく伝えるための工夫(図表の活用やスライドの構成など)が随所に見られ,今回初めて発表者側として参加した我々にとって,大変貴重な経験となった。
閉会式後には,生物分野の審査員である宮城教育大学の小林恭士先生に,松枯れ研究の課題や発展について,長時間に渡りアドバイスをいただいたことに感謝いたします。
令和元年度「宮城県多賀城高等学校災害科学科課題研究発表会」 兼「東日本大震災メモリアルday2019ポスターセッション」について
令和2年1月26日(日),本校を会場に「宮城県多賀城高等学校災害科学科課題研究発表会」兼「東日本大震災メモリアルday2019ポスターセッション」を開催します。
このイベントは,本校災害科学科2年生が通年で取り組む「SS課題研究」における発表会を,県教委主催の「東日本大震災メモリアルday2019」の一環として行われる記念行事を兼ねて行うものです。
詳細につきましては,案内文書(PDF)をご覧下さい。また,参加を希望する場合には,参加申込書をダウンロードして必要事項をご記入の上,FAXもしくはEメールにてお申し込み下さい。(参加申込〆切:令和2年1月17日(金))
令和元年度 みやぎのこども未来博~学びの術~
(1)目 的
小学生,中学生及び高校生が,夏休みの自由研究や部活動,総合的な探究の時間などで取り組んだ様々な分野の研究や探究活動に対して,中間発表や成果発表の場を提供するとともに,大学教員等からのアドバイスや小学生,中学生,高校生及び大学生の研究についての意見交換をとおして,各学校段階での探究的な活動への取組を促進し,児童生徒の思考力,判断力,表現力等の向上を図る。
(2)主 催 宮城県教育委員会
(3)期 日 令和元年12月14日(土)
(4)会 場 宮城県総合教育センター
(5)発表生徒 SS科学部9名,普通科2年生3名
(6)生徒感想
・SS科学部1年生
私は,「校内の松枯れの被害」について先輩と役割分担をしてポスター発表を行いました。しかし,前回まで担当していたテーマではなかったので苦戦しました。
今回,「みやぎのこども未来博」に参加し他校の生徒や小・中学生の発表を聞くことができ,良い刺激になりました。今後も彼らに負けぬよう,自分を高める努力をしていきたいと思います。また,今回の発表の準備では,私は土壌からのイオン検出をする実験を担当しましたが,発表に間に合わせられなかったので,今後は余裕をもって計画的に取り組みたいです。
・普通科2年生
私たちの研究で苦労したことは,実験と結果のまとめ方でした。私たちが行った実験は,ジェンガで五重塔のモデルを作成し,手で揺らす方法だったのですが,モデルを作成するときに五重塔と同じ構造を再現することが大変でした。また,結果をまとめるときに,静止画を採用したので,どの場合がどのくらいの影響を受けるかがわかりにくくなってしまったと思います。
今日,「みやぎのこども未来博」に参加し他校の発表を聞き,普段学校では学ぶことのできない研究の考え方や,他校の発表から私たちの発表の改善点を見つけ出すことができ,とても有意義な時間を過ごせたと思います。これからは,他校から学んだ結果のまとめ方や実験方法の正確化などの改善点,研究方法を活かして,私たちの研究をより良いものにしたいと思いました。
サイエンスキャッスル2019 東北大会
サイエンスキャッスル2019 東北大会
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,プレゼンテーションスキルの向上と,科学的思考力や課題発見力,課題解決力の向上を図る。
2 主 催 富谷市・株式会社リバネス
3 日 時 2019年12月14日(土)
4 会 場 宮城県富谷市成田公民館
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ Part2」
〈SS科学部〉 2年 伊藤 瑛玲奈,市川 一紀,1年 堀内 芽依
6 実施内容・評価
事前提出の書類審査の結果,ポスター発表の機会を得ることができた。昨年度の研究を土台に,気孔の観察や土壌成分の分析結果を加えてポスターを作成した。当日は,4分間の発表時間に4分間の質疑応答時間といった非常に少ない時間での発表の中で適切に説明することができた。結果,研究奨励賞をいただきましたが,それ以上に,県外から参加した生徒の高いレベルの発表や,研究者や教職員とのやり取りの中で,新たな課題を発見したことが大きな収穫である。
7 生徒感想・研修の様子
▇ 普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身)
私たちSS科学部は,12月14日に富谷市成田公民館を会場に行われた「サイエンスキャッスル2019東北大会」に参加し,4年前から継続している我が校におけるマツ枯れに関する研究の成果をポスター形式で発表しました。審査員の方や多くの聴衆を前に発表するのは大変でしたが,短い時間でより正確な実験結果を発表できるよう心掛けながら話すことができました。発表をする中で色々な質問を受け,明確でない箇所が明らかになり,自分たちの研究が客観的にどう見えているかが分かりました。今後もデータを正確なものとするため,実験および観察を進めていきたいと思います。
他校の口頭,ポスター発表では食物関連のものから植物や海洋関係など,様々なテーマがありました。今までなんとも思っていなかった些細なことも細かく研究されているのが見受けられ,新しく研究を設定したくなるような内容ばかりでとても勉強になりました。
特別講演では,若い私たちの働き方や学び方,生活の仕方の自由について深く考えさせられました。
今後も引き続きマツ枯れについての研究を深めていき,今回知識として得た多くの情報も参考にしながら,独創性のある実験やより良いポスター,パワーポイント作りに力を入れていきたいと思います。
第9回 高校生バイオサミット in 鶴岡
第9回 高校生バイオサミット in 鶴岡
1 目 的
日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 高校生バイオサミット実行委員会(慶應義塾大学先端生命科学研究所,山形県,鶴岡市)
3 日 時 2019年7月29日(月)~7月31日(水) 2泊3日
4 会 場 鶴岡市先端研究産業支援センター(鶴岡メタボロームキャンパス)
5 発表題・参加者
「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズ ~多賀城高校の松枯れの原因を探る PART2~」
〈科学部〉3名(普通科1年1名,普通科2年1名,普通科3年1名)
6 実施内容・評価
本校科学部から1テーマ3名でバイオサミットに参加した。事前の一次審査(書類審査)を通過した75テーマ,のべ200名を超える生徒が集まる生物部門のみの科学発表大会である。日頃の研究の成果を,1回のポスター発表が4分間という短い制限の中,本校生徒は適切に発表を行った。残念ながら決勝に進出することはできなかったが,審査員から直接コメントをいただいたり,他校生から意見をいただいたりすることで,今後の研究における新たな課題を見つけることができたようである。学校の枠を外して混成された部屋割りやラボ見学など,生徒間交流が自然と生まれるプログラムとなっていたことも,参加生徒にとって大変有意義なものであった。
7 生徒感想・研修の様子
▇普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身)
私たち多賀城高校SS科学部は,校内の松くい虫被害について発表しました。その中で私は,アカマツ林の被害の様子やマツノザイセンチュウの動画をiPadを用いて紹介し,発表を補助しました。
残念ながら決勝に進むことはできませんでしたが,審査員の方々からの評価やアドバイスを参考にし,今後の研究をより良いものにしていきたいです。
ラボツアーにも参加しましたが,普段入ることのできない研究室を見学でき,貴重な時間を過ごすことができました。生命科学に関する最新の研究を間近で見ることができて,とても興味深かったです。
今回の経験を踏まえて,これまでの研究の一歩先を目指して,科学部みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。
▇普通科3年 船山遥斗(塩竈三中 出身)
今回の発表は4分という限られた時間内での発表だったので,調整が難しかったです。結果は二次予選敗退という形で終わってしまいましたが,審査員によるアドバイスの中で「失敗はするかもしれないけれど,飛躍的なアイデアがあるとより良い発表になる」と言われた時,基本に忠実な研究ではなく,今の私たちにしかできない発想に基づいた研究が大切であるということを学びました。
これからは後輩への引き継ぎがメインの活動となりますが,自ら得た経験をこれからの進路だけではなく,将来にも役立てていきたいです。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2019
1 目 的
体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』に参加することで,「“科学”って,そもそもなんだろう?」というテーマに沿って,自分たちで体験型プログラムを考え,企画し,実施することで, 科学や技術に関する,各人各様の感じ方から自己と対象との関係性を可視化・再構築することを目指す。また,来場者への応対を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 特定非営利活動法人 natural science
3 日 時 2019年7月14日(日) 9:00~16:00
4 会 場 東北大学川内北キャンパス 講義棟
5 参加者 科学部18名
6 実施内容・評価
会場となる東北大学川内北キャンパス講義棟では109のプログラムが参加し,当日は10,000人を超える来場者を数え,今年も大盛況であった。本校からは科学部が参加し,「地面の下で起こることを知ろう!~災害の脅威~」をテーマに,災害の原因や仕組み,そして災害への対策に関する講座を開設した。
来場者は子どもから大人まで多様であり,災害の仕組みの説明では二様の対応をする必要があり,生徒は大いに苦労していた。しかし,来場した小さな女の子が竜巻発生装置の前から10分以上動かずに,説明を聞いたり回転するミストに手をかざしたりするなど,大いに好奇心をくすぐり,液状化現象の解説では,詳しい説明を求める大人と意見を交わすなど,対応した生徒も大いに刺激を受けるものであった。
7 生徒感想・研修の様子
■普通科1年 金須 友吾(高崎中出身)
サイエンスデイでは様々な科学技術の展示を見ることができたので,とても楽しい科学イベントでした。その中で僕たち科学部は,竜巻の発生,汚水の浄化,液状化現象,避難持ち出し袋,避難時の行動を問う○×クイズの5つの発表を行いました。私は液状化現象の展示を担当しましたが,小さな子ども達を対象に発表するということだったので,子どもに伝わるようにするためにはどうすれば良いのかとても悩みました。その時に先輩からのアドバイスがあり,上手に伝えることができるようになりました。
今回の体験を通して,液状化現象のメカニズムに関する知識だけではなく,その対策まで教えることが大切だと思いました。今後は,展示の仕方や発表の仕方などにおける課題を修正しながら,今後の部活動に取り組んでいきたいと思います。
■普通科2年 伊勢 太一(高崎中出身)
私は,今回で二度目の参加となるサイエンスデイに挑みました。今回は去年ほどの緊張はありませんでしたが,去年は緊張からお客さんに上手に説明することができませんでした。失敗してもいい,とにかく積極的にお客さんに話しかけていこうという思いで行っていた去年とは違い,今年は2年生に進級して後輩が入部してきたこともあり,去年自分が一年を通して学んできた発表の仕方やコツを後輩に教えたりしながら,大勢のお客さんの前で発表することができました。
今回のサイエンスデイでは,去年とは全く異なるテーマでの展示に,お客さんの反応がどうなるのかと少し不安もある中で行いましたが,お客さんの表情から,全員に楽しんでいただけたと思います。来年は,今回のサイエンスデイよりもさらにお客さんに楽しんでいただけるような展示にするため,多くの知識や考え方を吸収し,日々頑張っていきたいです。
SSHスキルアップ研修Ⅱ「関東研修」
令和元年度 SSHスキルアップ研修Ⅱ「関東研修」
1 日 時 令和元年7月11日(木)~7月12日(金)
2 訪問先 令和元年7月11日(木)
東京湾第三海堡
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
令和元年7月12日(金)
ペリー公園,ペリー記念館
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所(PARI)
横浜まち歩き「関東大震災を歩く~山手・山下コース~」
3 参加者 2学年の災害科学科全員(24名)
4 対応者 東京湾第三海堡
NPO法人アクションおっぱま 理事長 昌子 佳江 氏
国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋科学技術戦略部 広報課 調査役 中條 秀彦 氏
ペリー公園,ペリー記念館
所長 三富 有希 氏
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
管理調整・防災部 企画調整・防災課 課長補佐 増門 孝一 氏
横浜まち歩き
NPO法人横浜シティガイド協会 理事 山岡 進 氏
5 実施内容・評価
各施設を訪問することで,自然科学・災害科学の最先端研究に関する知見を深めることができた。また,実験装置や研究手法について研究者から直接学ぶことで,「課題研究」や「自然科学と災害」をはじめとした日頃の学習のヒントを得ることができた。特にJAMSTECとPARIにおいては,大型実験装置から得られるデータの活用や,生徒が取り組む課題研究への具体のアドバイスなど,この研修で得られた効果は少なくなかった。また,東日本大震災との関連付けを行った説明を加えたことで,生徒の学習により深みが出た。
研修の最後に実施した「横浜まち歩き」では,関東大震災の被害状況やその後の復興の経過を聞くことで,被災地である東北地方における復興とその後の街づくりについて,より具体的なイメージを持つことができ,さらには震災伝承の大切さについても学んだ。
6 生徒感想・研修の様子
■災害科学科2年 大堀 楓河(塩竈一中出身)
私たち災害科学科2年生は,関東研修で国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)や国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾航空技術研究所(PARI)などの研究施設を訪れ,最先端の科学研究や技術について学んできました。また,東京湾第三海堡の見学や横浜まち歩きを通じて,関東大震災で受けた当時の被害状況やその後の街づくりについて,知見を深めることができました。今回の研修を通して,災害へのさらなる理解や課題研究への活用など,研究者や講師の方々から学んだことをこれからの学習に活かし,さらには,新しい知識や技能を身に付ける“学ぶ姿勢”を忘れずに生活していきたいと思います。
■災害科学科2年 小田切 亮(蒲町中出身)
災害科学科2年生24名で関東研修に行ってきました。一番印象に残っているのは,国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)です。JAMSTECでは7隻の船を所有しており,今回はその中の1隻である最新鋭の「かいめい」に乗船することができました。さらには,有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大模型に乗り込んだり,無人探査艇の保守点検の現場も見ることができました。日本の海底調査やロボット開発の技術がとても素晴らしく,ここに足を運ばなければ学べなかった調査技術の実際を学ぶことができ,充実した時間を過ごすことができました。
この2日間を通じて,関東研修ならではの学びを多く体験することができました。ここで学んだ驚きや発見をこれからの学習に活かしていきたいと思います。
SSH共同研究「釧路湿原巡検」
令和元年度 SSH共同研究「釧路湿原巡検」
1 主 催 北海道釧路湖陵高等学校
2 日 程 令和元年6月25日(火) 移動日
令和元年6月26日(水) 達古武湖森林再生事業地
夢が丘木道及び展望台
令和元年6月27日(木) 恩根内ビジターセンター
環境省釧路湿原野生生物保護センター・猛禽類医学研究所
3 参加生徒 災害科学科1学年 3名
4 対応者 北海道釧路湖陵高等学校 教諭 渡邊 理実 氏
同 教諭 宮澤 宜法 氏
釧路自然環境事務所・釧路湿原自然保護官事務所 自然保護官 矢部 敦子 氏
さっぽろ自然調査館 渡辺 展之 氏
5 実施内容・評価
(1)達古武湖森林再生事業地におけるフィールドワーク(沢班:水生生物)
夢が丘木道および展望台におけるフィールドワーク
ラムサール条約に指定されている釧路湿原において,水生生物の採捕とスケールの測定など,湿原環境の保全を目的とした科学的な探究方法を学んだ。さらには,釧路出身の生徒たちが生まれ育った自然環境を科学的に理解し,後世に残すことを目的とした環境教育の機会を与えるものとしており,本校から参加した生徒にとっても,自分たちが住む宮城の自然との共存について考える機会となった。
(2)恩根内ビジターセンターにおけるフィールドワーク
環境省釧路湿原野生生物保護センター・猛禽類医学研究所における研修
温根内木道では,ハンノキ林を抜けてヨシ・スゲ湿原に至る行程において,湿原における植生とそこに生息する動物の痕跡を観察した。
野生生物保護センター及び猛禽類医学研究所では,レッドデータにおいて絶滅危惧Ⅱ類に指定されているオオワシやオジロワシ,絶滅危惧ⅠA類のシマフクロウといった希少種の生息状況や保護活動の具体について学ぶことができた。これらの鳥類の生態調査や保護活動を通じて,少しずつ個体数を増やしてはいるものの,交通事故や感電事故が後を絶たない現状に,生物保護の難しさを生徒たちは直に感じ取ることができた。
6 生徒感想・巡検の様子
■災害科学科1年 池田 孝太(幸町中出身)
今回の巡検で最も印象的だったのは,釧路湖陵高校の生徒と一緒に行った沢班における調査活動でした。沢を登る際に,周囲に生える植物の種類を事前調査しておくとさらに楽しい活動になったと思いました。
また,釧路湖陵高校の生徒の方々が積極的にコミュニケーションをとってくださり,とても活動しやすかったです。ありがとうございました。
■災害科学科1年 門脇 孝太朗(宮教大附属中出身)
今回の巡検を通して,初対面の人たちとコミュニケーションをとることと,課題のとらえ方や解決方法を学びました。
人の手で環境を守ること,自然との共生とはどの様なことなのか,事前学習や実地での調査を通じて,疑問をさらに深めることができました。今後は課題研究などの学習の中で,今回学んだことを活かしたいと思います。
■災害科学科1年 伊藤 若菜(災害科学科1年,塩竈一中出身)
3日間の巡検で,当初の目的であった生物の多様性の理解や,環境科学における科学的な研究手法の研修などを達成できたと思います。北海道の雄大な自然に触れ,改めて野生生物の保護や自然環境における生物の多様性を感じました。また,貴重な生物の保護現場を実際に見ることで,保護の難しさと大変さを感じることができました。
第4回 きて,みて,さわって,たのしめる「環境マルシェ2019」
第4回 きて,みて,さわって,たのしめる「環境マルシェ2019」
1 目 的
社会で行われている環境への取り組みに触れることで,環境にまつわる現状を知るとともに,高校生ポスター発表に参加し,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。
2 主 催 尚絅学院大学
3 日 時 令和元年6月23日(日) 10:30~16:00
4 会 場 サンモール一番町商店街アーケード
5 参加者 科学部4名
6 実施内容・発表
高校生ポスター発表のコーナーでは,本校の他に仙台二華高校,利府高校,柴田農林高校,気仙沼高校が参加し,日頃取り組む環境に関する研究発表を行った。
発表に携わった生徒は,屋外での発表という異質な空間において,全くの一般者へ研究成果を発表するという貴重な経験を得た。一般者への説明は,普段の発表以上に丁寧かつ分かりやすい表現が必要とされ,参加生徒にとって有益なものであった。
7 生徒感想・研修の様子
■普通科2年 市川 一紀(利府西中出身)
私たち科学部は,仙台のサンモール一番町を会場に開催された「環境マルシェ」に参加しました。ポスター発表では,以前参加したポスター発表から3ヶ月ほどのブランクがあったことで,上手に伝えられないことも間々ありましたが,興味を持って見て下さる人達に自分たちの取り組んだ研究を丁寧に説明することができました。
昨年参加した環境マルシェでは,残念ながら受賞できませんでしたが,今年はSDGs賞を獲得することができ,良い結果を残すことができました。今回の発表を新たなスタートとして,今後は研究をさらに発展させ,より良い内容で発表できるよう,熱心に取り組んでいきたいと思います。
つくばScience Edge 2019
つくばScience Edge 2019
1 主 催 Science Edge 2019実行委員会
2 日 程 平成31年3月22日(金)…ポスター発表コアタイム,フリータイム
3月24日(土)…オーラルプレゼンテーション,ポスター発表コアタイム,
サイエンスワークショップ
3 会 場 つくば国際会議場 〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-10-3
4 参加生徒 SS科学部
災害科学科(1年生)
5 発表題(本校生徒によるポスター発表)
SS科学部「宮城県多賀城高校Bursa.バスターズPart2」2年 船山遥斗,大澤杏也佳
「海藻類による環境評価と環境保全」2年 大江透真,鷄德俊樹
「縦波と横波の速さの違いについて」1年 伊勢太一,石川一紀
災害科学科「いのちとくらしを守る災害医療」2年阿部美鈴,渡邉怜那
「震災による植生への影響と環境要因の結びつき」1年 佐藤清華,伊藤凜
「土壌中の窒素化合物濃度測定による津波被災地域の一考察」
1年佐藤美咲,佐藤紘依
6 内容・評価
未来の科学者を目指す中・高生がつくばの地に集い,ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈博士をはじめとした日本を代表する科学者達が直接審査・アドバイスを行う,未来の科学者に贈る新しいタイプのコンテストであるScience Edgeに参加した。この体験を通して生徒達は,情報発信力や表現力を養うとともに,多くの発表を目の当たりにしたことで,図表の効果的な配置の仕方やテーマ設定等,探究活動の基礎の多くを学ぶことができた。
7 生徒感想
■1年7組 佐藤 美咲(田子中出身)
つくばScience Edge2019は,北は北海道から南は沖縄まで,更には海外からの発表者が来る大きな発表会でした。
私はこのような素晴らしい発表会に参加することができ心から嬉しく思うとともに,全国の研究発表のレベルの高さを知りました。
進級して2年生になったら,全国の方々の研究発表に負けないよう,研究内容で今回指摘された部分をしっかり修正して,次の発表会に繋げて行きたいと思いました。
■2年7組 阿部 美鈴(多賀城中出身)
つくばscience edgeに参加して,自分たちが一年間掛けて取り組んできた研究内容を研究者の方々に伝えることができ,更には同じ年代である中高生との議論を経ることで,自分たちの研究をより良いものにするための刺激をたくさん得ることができました。これから3年生に進級してからも,より一層内容を掘り下げて研究に取り組みたいと思います。