SSH4年次(2021年度)

第138回日本森林学会第8回高校生ポスター発表

1 目 的

 日頃取り組んだ研究の成果を発表するとともに,大学教員や県外高校生との意見交換を通して,科学的思考力や課題発見力,課題解決力,プレゼンテーション能力の向上を図る。

 2 主 催  一般社団法人日本森林学会

 3 日 程  2021年3月20日(土)~23日(月)

 4 会 場  オンライン開催

 5 発表題・参加者

★優秀賞★

  「不思議な生き物「マクラギヤスデ」の生態調査」

  〈課題研究〉6名(災害科学科2年6名(発表・受賞当時))

 6 実施内容・評価

 高校生研究ポスター発表において,全国各地の高校から34件の参加があり,そのテーマは森林のみならず環境保全や商品開発など多種多様でありました。

 マクラギヤスデ班の研究は,1年生の終わり頃から本格的に調査をスタートさせ,生息調査や生態観察,それに繁殖など研究は多岐にわたりました。

 ポスター発表本番では,チャット機能を使用して研究者や他校の高校生から質問やコメントが寄せられました。参加生徒は学校で,そして自宅からもコメントを返すなど真剣に取り組みました。その結果,表彰式では優秀賞として「ポスター番号05番「不思議な生き物「マクラギヤスデ」の生態調査」と紹介され,これまでの取り組みが報われた瞬間でした。

 7 生徒感想

■災害科学科3年(受賞当時2年) 伊藤若菜(塩竈一中出身)
  私たちは,マクラギヤスデという多足類について研究しています。宮城県内での生息が初めての報告となるこの生物について,校内のみならず校外に範囲を広げて生息調査を実施したり,生体飼育の方法を模索したりと,1年以上かけて研究してきました。途中で飼育していた個体が死んでしまう等のトラブルもありましたが,これまでの取組をポスターという形にまとめることができ,更には優秀賞に選出して頂いたことで,研究中の全ての苦労が報われたような気がします。