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令和2年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

令和2年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

(東北地区SSH指定校課題研究発表会)

1 目  的

 東北6県のSSH指定校など,理数系の課題研究に積極的に取り組んでいる高校生が授業や部活動で取り組んできた研究成果を発表し,発表者との対話を通じて相互交流・評価を行うことで切磋琢磨し,これからの活動や研究の質・量の両面で活性化を図る。

2 日  時  2021年1月29日(金) 12:30~18:00 口頭発表

            1月30日(土)  9:00~12:00 ポスター発表

3 会  場  奥州市文化会館Zホール(岩手県奥州市)

4 発表題・参加生徒

 口頭発表,ポスター発表

  「塩竈市浦戸桂島・野々島における地質構造」

   〈課題研究〉5名(災害科学科2年5名)

 ポスター発表

  「都市型津波の脅威と影響

    ~津波発生装置を用いた南海トラフ巨大地震発生時の津波シミュレーション~」

   〈課題研究〉4名(災害科学科2年4名)

  「グレープフルーツを食べた後の味覚の変化」

   〈課題研究〉3名(普通科文系2年3名)

 5 実施内容・評価

 課題研究で取り組んできた成果を校外の聴衆に向けて発表することで,プレゼンテーション能力を大きく向上させることができた。更には,他校における多様な研究への取組や優れた表現技法を学ぶ良い機会となった。参加した生徒が得た経験は,校内での発表以上の収穫をもたらし,今後の研究活動の質を高めるきっかけとなるものである。

 6 生徒感想

▉災害科学科2年 久我 美咲(幸町中出身)

 今回の発表会では,たくさんの気付きや発見がありました。初日の口頭発表では,大学の教授からたくさんの助言をいただき,ポスターのデザインのあり方や発表方法など基礎の基礎から課題が見つかりました。また,質疑応答では自分の想定外の質問が投げかけられた時に応答に困りました。2日目に行われたポスター発表では,他校の着目点が斬新だったりレイアウトが綺麗だったりして,同じ学校の中だけで比べていたら視野が狭まるなと感じるとともに,何事もチャレンジして吸収していくことが大切だと思いました。自分たちでは完璧だと思っていたものが周囲から見ると足りない部分があるんだと改めて感じました。今後は,今回不足したり不明だったりした部分を無くし,万全の状態でつくばScience Edgeに臨みたいと思います。

▉普通科文系2年 佐藤 蒼太(高崎中出身)

 私が所属した課題研究班は,2日目のポスター発表に参加しました。初日の各高校の口頭発表では,どの研究も興味深く,集中して聞き入ることができました。全ての発表が終わるころには既に5時間が経過していましたが,どの発表も内容や態度が素晴らしかったため,明日のポスター発表では自分も気を引き締めなくてはと感じました。2日目のポスター発表本番では,緊張に飲み込まれることなく,自分たちの発表を落ち着いてこなすことができました。発表後の質疑応答の時間には,大学教授の方々から的確なアドバイスや,意見と質問をいただき,自分たちの研究に対する興味と意欲をより一層高めることができ,研究の新たな方向性を見つけることができました。

口頭発表の様子発表会参加者