SSH2年次(2019年度)

SSH2年次(2019年度)

実習交換「北海道滝川高等学校 道外研修(東北コース)」

実習交換「北海道滝川高等学校 道外研修(東北コース)」

1 目 的
(1)環境保全のあり方を学び,自然環境を科学的に見る能力を養う。
(2)日常の学習活動に関連した内容について専門的な知識,理解を深める。
(3)多角的な視点から物事を考える能力を養い,科学的リテラシーの向上を図る。
(4)県外校との交流を通じて,コミュニケーション能力と研究へのモチベーションを高める。

2 主 催  北海道滝川高等学校

3 日 程  2020年1月5日(日) 伊豆沼内沼サンクチュアリセンター
       2020年1月6日(月) 伊豆沼,化女沼,蕪栗沼

4 参加生徒 災害科学科1学年 2名
                         普通科  1学年 7名 ,2学年 2名

5 対応者 北海道釧路湖陵高等学校     教諭      河田 淳一 氏
                                        同          教諭      池内 理人 氏
      宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 総括研究員   島田 哲郎 氏
                                        同          総括指導員   藤本 泰文 氏
      大崎市役所産業政策課      自然環境専門員 鈴木 耕平 氏
           同          自然環境専門員 三宅 源行 氏

6 実施内容・評価(参加生徒の感想を含む)
①はじめに (普通科1年 堀内芽依 東仙台中出身)
北海道のSSH指定校である滝川高校の生徒が,道外で多高生とコミュニケーションを取りながらフィールドワークしていく中で自然と人間との関係について考えを深め,研究へのモチベーションを高めるために,1/5~1/10までの5日間の日程で宮城県を訪れました。本校からの参加者11名は,1/5~1/6の2日間,このプログラムに一緒に参加しました。
②伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにて(災害科学科1年 櫻井乃綾(多賀城中出身))
1日目は,伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターにて活動を行いました。センターでは最初に伊豆沼周辺の自然環境や,野鳥の種類,自然再生事業などについて学びました。ハクチョウなどの鳥類がどの季節に飛んでくるのかなど,興味深い話ばかりでした。新しい発見が多く,鳥たちと人間はお互い支え合って生きていることが分かりました。
その後,小動物の冬ごもりについて短い講義を受け,実際に小動物の採集を行いました。河川林に放置されている朽木から越冬している虫を取り出し,分類します。私たちのグループは,ムカデやカタツムリ,クワガタの幼虫など色々な虫を観察しました。観察を終えたこの虫たちは,今後センターで管理され,春には自然に戻されるそうです。
③ねぐら入りの観察(普通科1年 堀内芽依(東仙台中出身))
小動物の採集・観察を終えた夕方に,センター付近でガンのねぐら入りを見ました。同じ方角から集団で伊豆沼へと帰ってくる姿を,スコープや双眼鏡を用いて間近で観察しました。今まで見たことがない鳥たちの姿はとても幻想的で,明朝行うねぐら立ちの観察が楽しみになりました。
④北海道滝川高校との交流(普通科1年 吉村綾乃(東仙台中出身))
宿泊施設の伊豆沼交流センターにおいて,滝川高校の生徒と交流会を行いました。お互いの学校や地域についてスライド発表したり,課題研究や科学部が行っている研究について発表し合ったりしました。滝川高校も私たち同様に,地域に根差した研究をしていることが分かりました。
⑤ねぐら立ち(普通科1年 吉田天比古(西山中出身))
2日目の早朝,私達は宿を出発して伊豆沼のほとりのねぐら立ち観察ポイントに向かいました。朝6時を過ぎたばかりの真っ暗な沼では,せわしなくなく動くマガンや,体を丸めているオオハクチョウが遠くに見えました。観察を始めてから数10分が経ち,周囲が少しずつ明るくなってくると,ぽつぽつとマガンが飛び始め,その後,日の出と共にマガンが一斉に飛び立ちました。美しい日の出を背景として飛び去っていくマガンはとてもきれいでした。自然の雄大さを知ることができる貴重な体験ができました。
⑥蕪栗沼でのフィールド実習(普通科1年 千葉瑠輝(大潟町中出身))
朝食後,蕪栗沼に場所を移し,オオハクチョウの観察を行いました。目を閉じて体を丸め,とても気持ち良さそうに眠っているオオハクチョウが多くいました。当日は5時半起きで寝不足ぎみだったので,気持ち良さそうに眠っている白鳥たちがとても羨ましかったです。
⑦化女沼観光資料館での講義(普通科1年 志田昌也(高崎中出身))
最後に訪れた化女沼は,ラムサール条約に登録されたこともあり,様々な取り組みが行われていました。その中でも特に,これからの世代に伝えていく為の活動に興味をひかれました。地元のNPO法人などと協力して,小中学生に様々な体験を提供していくとのことでした。他にも,未来へこの景観を残すための特別な構想もあるということで,とても充実した事業だと思いました。今後も,地球温暖化などによって様々な影響が現れると思いますが,今回訪れた湿地の環境保全の取り組みは,これからの良いモデルになると思いました。
⑧化女沼観光資料館での講義(普通科1年 武田侑真(向洋中出身))
その他にも防災関連のお話を聞くことができました。この地域は昔から洪水が多く起こっており,住人達は洪水の被害を受けにくい場所に家を建てたそうです。また,家柄に応じて,より洪水被害の受けにくい場所に家を建てたそうで,その話が面白く,とても印象に残りました。さらには,居久根という屋敷林で家を囲い,台風や暴風から家屋を守っているとのことでした。私の住んでいる町でも同じことが行われているのかと疑問に思い調べてみると,屋敷林ではありませんが町木の黒松が暴風林の役目を果たしていることが分かりました。せっかくの機会だったので,居久根にどのような種類の木が使われているのか質問すれば良かったなと思いました。次に同じような機会があれば質問したいと思います。
⑨全体の感想・研修の様子(災害科学科1年 伊藤 若菜(塩竈一中出身))
今回の巡検では,自然について学ぶことや,自然と人間の共存などのテーマを持って臨みました。自分たちで積極的に学習に取り組み,普段体験することのできない多くのことを吸収しようとするなど,主体性を持ち,実りの大きい巡検にすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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