2017年1月の記事一覧

平成28年度全国防災ジュニアリーダー育成合宿 最終日

 遂に「全国防災ジュニアリーダー育成合宿」最終日です。

 まずは「朝の集い」。


 ラジオ体操を行います。集団での生活にもだいぶ慣れてきました。

 そして朝食後、「人と防災未来センター」へ移動します。

 ここで人と防災未来センター長 河田惠昭氏より特別講義「地球温暖化と災害の被害の変化」をお話して頂きました。


講義について質問する災害科学科1年 千葉陽太君

 河田先生からは「災害は家屋倒壊だけが被害を生み出すわけではない。停電による地下鉄やエレベーターの停止、また地球温暖化が生み出す新たな災害も視野に入れる必要がある」と教えて頂きました。

 その後、三宮東遊園地へ徒歩で移動します。

 三宮東遊園地では、2日目に作成したキャンドルを用いて「1.17」をかたち作り、黙祷を捧げました。
  

 そしてここで解散となりました。

 今回のジュニアリーダー育成合宿では、これまで行ってきた活動について自らの実感を伴った発表活動を行うことができました。そして全国の中高生と交流する機会にも恵まれ、参加した生徒は「防災」について新たな視点を手に入れると共に、新しい出会いにも感激した様子でした。

 お世話になった関係者の皆様方、本当にありがとうございました。

平成28年度全国防災ジュニアリーダー育成合宿

 平成29年1月13日から15日まで兵庫県立舞子高校、国立淡路青少年交流の家で行われた「全国防災ジュニアリーダー育成合宿」に生徒会執行部、災害科学科の生徒4人か参加してきました。

 仙台から三宮までは、飛行機、高速バスを使い2時間半ほどで到着しました。
  

 初日は合宿のプログラムに組み込まれている、舞子高校「震災メモリアル行事」に参加しました。

太古知惠美 校長先生の挨拶のあと、演奏会、講演会が行われました。


ギター演奏


熊本県教育委員 木之内均氏による講演「熊本地震の経験から思うこと」

 その後は分科会に参加しました。分科会は舞子高校の1,2年生全員が参加してのワークショップです。

  
多賀城高校の活動発表。本校生徒会執行部のチームワークが光ります。発表に対する鋭い質問にも的確に対応できました。

 午後は「舞子千人鍋」が自衛隊、PTAの協力のもと振る舞われました。

その後、淡路青少年交流の家に戻り開講式に参加しました。

舞子高校代表生徒の挨拶

 続いて、諏訪清二氏による講義①「中学生高校生、災害と向き合う子どもたち」を受講しました。

「挨拶が防災の始まり」という話題から、コミュニケーションの大切さ、またコミュニティーの結び付きの大切さについてお話しして頂きました。

 夕食後は他校との交流会を行いました。
  

2日目に続きます。

淡路島青少年交流の家近くの浜辺

12月15日(木) 神戸大学附属中等教育学校との合同巡検(石巻・女川方面)が開催されました

今回は本校災害科学科と神戸大学附属中等教育学校との合同で,東日本大震災の被災地を巡りました。
釣石神社では本校災害科学科生徒が個人のiPadを,そして神戸大学附属中等教育学校の皆さんも文部科学省IE-SCHOOL事業で貸与されたiPadを各自が使用し,アプリ「石巻津波伝承AR」を用いて被災直後の様子や実際にこの地を襲った津波がどのようなものだったのか,そして浸水深についてもiPadを通して考察しました。
写真 石巻市立大川小学校では,東北大学災害科学国際研究所 助教・佐藤翔輔先生,NPO法人KIDS NOW JAPAN 専務理事 佐藤敏郎先生の現地案内・説明のもと,大川小学校の被災の現実を学びました。 写真実際に校舎を前にして,そして裏山を登りお話を聞いて考察し,先生方に直接質問しながら防災・減災の根幹を学んでいました。

  

その後雄勝町を経て,女川町へ。女川町の復興の様子を本校卒業生である東北学院大学・小畑綾香 先生の案内のもと町歩きを通して見学し,南三陸せっけん工房 厨 勝義 先生,NPO法人アスヘノキボウ 代表理事 小松洋介 先生から説明を受けました。

何度も足を運んでいる生徒もいれば,初めて訪れた生徒もいて,災害の現実と厳しさに言葉が続かない生徒もおりましたが, 写真 災害の厳しさとそこから力強く立ち上がろうとする女川町の人々の姿勢に,「災害にまた見舞われてしまう可能性はあるが,そのあとにどう立ち上がるか,自分たちだけで難しいなら積極的に外から力を借りるべき」など,それぞれが復興の第一人者としてどうあるべきかを改めて考察した巡検となりました。