特別授業「住まいの安全」

 2月22日(月)に1年生家庭基礎の授業に東北工業大学ライフデザイン学部安全安心生活デザイン学科の先生方による特別授業がおこなわれました。
 3・4校時1年3組では菊池良覺先生の「安全な住まいのデザイン」,中島敏先生の「安全なモノのデザイン」の講義をいただいた後,「身近な家具の安全点検」を演習形式で行いました。
 普段,滅多に使用しないカッターナイフを使って鉛筆削りの実習を行った後,10分の1サイズの振動模型を用いた実習を行いました。グループ毎に作成した「突っ張り棒」で模型の本棚を固定し,その効果を自分の目で確認しました。新しい発想で本棚の固定を考えるグループもあり,各家庭で家具の固定について点検したり,新たに考えたりする良いきっかけとなりました。

 5・6校時1年7組では伊藤美由紀先生による「災害時に備える看護学」の授業がおこなわれました。講義では,家庭内での死亡事故が大変多いこと,加齢によって体の変化が生じることを確認しました。その後,視覚が狭くなることを体験できるゴーグルを装着して教室や廊下,階段の上り下りをしてみたり,片マヒを想定し,杖を使って歩行してみたりと,体験を通して,体の自由がきかなかったり,思うように行動できないこと,自分たち高校生とは感じ方が全く違うということをそれぞれ実感していました。授業のまとめで自分達にできることを話し合い,災害時はもちろんのこと,日常生活の様々な場面において,高齢者や障がいを持つ方の状況を理解し,気を配っていくことの大切さを確認していました。