全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加してきました

 1月14日(木)~17日(日)の3泊4日で開催された全国防災ジュニアリーダー育成合宿に,生徒会長の岩佐彩音と生徒会副会長の加藤健太が参加してきました。
 兵庫県の淡路島にある国立淡路青少年交流の家で全国の中高生と寝食を共にし,阪神・淡路大震災や東日本大震災の教訓を共有するとともに,防災や減災の知識を学びました。舞子高校で行われた「震災メモリアル行事」では,本校の活動を紹介するだけでなく,他校の取り組みを学ぶことができました。また,21年前に発生した阪神・淡路大震災の追悼行事「1.17のつどい」に参加し,何年経過しても忘れてはならないことを再認識し,自分のできることを改めて考える機会となりました。他にも,講義やワークショップ,各施設の見学を通して,防災ジュニアリーダーとして成長するための有意義な時間を過ごすことができました。
 【本校生徒の感想】
○岩佐 彩音(2年,生徒会長)
 私は今回初めて参加し、防災に関しての知識やリーダーとしてどうあるべきかなど、今の私に足りないことを多く学ぶことができました。今回の育成合宿を通して大きく感じたことは、全国の中高生の防災意識の高さと、自分のリーダーとしての力の無さです。兵庫県の中高生は、実際に震災を経験していないけれど、当時の様子や被害状況、体験談から学んだ教訓や防災に関する知識が豊富で、他県の中学・高校も、これから予測されている地震に対して備える取り組みをしっかりとしていました。実際に震災を経験した私たちの方が、防災意識が低くなることがあってはならないと思いました。そして、私たちの被災体験をもっと多くの人に伝えて、防災意識を共有できたらいいなと思います。また,今回の合宿では、リーダーシップのある人達の中で、積極的になれなかった自分がいて、とても悔しい思いをしたので、これからは多賀城高校生徒会長として恥じない行動をしていきたいと思います。

○加藤 健太(1年,生徒会副会長)
 私は、今回の全国防災ジュニアリーダー育成合宿に参加して、全国の中高生が行う防災への取り組みに関する発表や講義を通じて、防災への意識を深めたり考え方を広めたりすることができました。私が「防災」と聞いて頭に浮かぶのは、東日本大震災に直面したことです。その時はまだ小学生だった私は、ただ恐怖に怯えるだけで、学校の先生や家族に助けられるばかりでした。でも、高校生となった今、今度は助ける立場になりたいと考えています。直接体験したからこそ、それらを後世に語り継ぎ、次に同様の災害が起きた時に犠牲者を少しでも減らせるよう努めるというのが私たちの使命であると考えます。今回の経験を踏まえて、私たち多賀城高校では、他校との交流の中で得た本校でも取り組めそうな活動を導入し、災害の風化を防ぐ取り組みや、地域の小中学校への出前授業を行うなどし、地域の輪を広げていきたいです。


学校の取り組みを発表する様子


ワークショップでの様子


1.17のつどいの様子