防災学習プログラム 平成29年度

「世界津波の日」2017高校生島サミットin沖縄

 11月7日(火)~8日(水)に「『世界津波の日』2017高校生島サミット」が,沖縄県の沖縄コンベンションセンターを会場に行われ,本校からは2名の生徒が参加してきました。
 今年は,「“みんなを守りたい”津波の脅威を知り,備え,いま自分ができること。~万国津梁の島から発信する“ゆいまーる”の心から」をテーマに,日本を含む世界26カ国の高校生が参加しました。
 このサミットは英語が公用語でした。分科会では,「What We Can Do in Tagajo to Pass on the Lessons We Learned~Connecting the Past and the Future through Machi-aruki~」というタイトルで,これまでの取り組みや今後の課題などを英語で発表してきました。本番では緊張した様子が見られましたが,やり遂げたことで本人たちの自信につながったようでした。
 サミット全体を通して,本校での取り組みを海外に伝える良い機会になったのはもちろんのこと,英語で討論をしたり,海外の高校生と交流したりと貴重な経験ができました。

【参加生徒の感想】
 千葉 陽太(災害科学科2年)
 私は昨年に引き続き,サミットに参加してきました。サミットでは,英語での発表とディスカッションがあり難しい点も多々ありましたが,各国の特色ある防災対策や意見を交換することができ,大変有意義でした。今回で学んだことを,今後の進路や学習に役立てていきたいです。
 後藤 賢太(災害科学科1年)
 今回のサミットでは英語で話さなければならず不安でした。しかし,外国の方が明るくてコミュニケーションを取りやすかったので,十分に楽しむとともに,他の県や国の津波への対策について考えることができ,大変良い経験となりました。

  

海上保安庁・日本赤十字社災害合同訓練

 12月1日、昨年に続き海上保安庁・日本赤十字社災害合同訓練が行われ、2年生の災害科学科生徒9名と医療看護系志望の生徒6名が要救助者役として参加しました。
 今回の訓練は、2015年に締結された海上保安庁と日本赤十字社との業務協力協定に基づき行われているもので、海上保安庁の機動力と日本赤十字社の医療救護活動を生かして相互に連携し、津波災害時の傷病者救出から医療活動に至るまでの対応を確認するためのものです。今年度も東南海沖で発生した地震による津波被害で、多数の要救助者が発生する、といった想定で「巡視船ざおう」を使用し行われました。本校生徒が演じる傷病は、海上保安庁の職員や日赤仙台病院と石巻病院の医師、看護師には、知らされておらず、傷病の状況に合わせ現場でトリアージが行われるという本番さながらの緊迫したものでした。
 参加した生徒は、将来の自分の進路と重ね合わせながら真剣に訓練に臨んでいました。

  

仙台市立南吉成中学校「地域防災の日」に参加しました!

 平成29年11月3日に開かれた,仙台市立南吉成中学校「地域防災の日」に災害科学科2年大場有紗さんと鈴木結依さんが参加しました。南吉成中学校は平成27年度にパナソニック教育財団から防災教育で全国大賞を受賞した学校であり,また防災チャレンジにも応募している学校です。
 当日は午後の部において,南吉成中学校の生徒が地区の危険箇所取材の結果を報告した後に,本校の防災・減災学習についてゲームを交えながら話しました。中学生の皆さんは私たちの活動に興味を持って聞いてくれました。
 南吉成中学校が取り組んでいる地域の危険箇所取材マップ=ハザードマップ作りは大変素晴らしいと感心して拝聴しました。また,PTAや地域の方々,日赤や消防の方々などが一斉に参加する試みは素晴らしいものでした。
 私たちも,さらに地域を考える防災・減災学習に取り組んで行こうと思います。

  

平成29年度 白嶺防災フォーラム

 10月7.8日に行われた白嶺防災フォーラムに参加してきました。

 会場となってた新潟県糸魚川市は、昨年12月に大規模火災か発生した場所です。仙台から大宮まで新幹線でいき、そこから北陸新幹線で糸魚川駅に向かいました。3時間30分の旅となります。

 1日目は白嶺高校で糸魚川大規模火災について概要を説明して頂きました。

 説明は実際に消火活動を指揮した糸魚川消防署長 長野隆一様にしていただきました。

  

 糸魚川は山からの風が強く吹くため、延焼が早く消火に時間が掛かったこと、また木造住宅が密集しており、建物の裏側からの消火ができなかったことなど教えていただきました。
 その後、火災のあった糸魚川駅東口を案内していただきました。

  

 消火の際の苦労した点、被災者の現在の生活などについて教えていただきました。

  

 2日目はヒスイ王国において、白嶺防災フォーラムが行われました。

  

 舞子高校、多賀城高校がそれぞれの取組みについて発表しました。質疑応答では 波高標識取り付けに関して質問が多くありました。

 その後、災害が起きたときに何が大切か、などについて話し合い活動が行われました。様々な意見が出され、学びの多い時間となりました。

というわけで「白嶺防災フォーラム」でした。糸魚川白嶺高校、舞子高校の皆さん、関係の先生がた、大変お疲れ様でした。

全国消防大会と全国和牛大会で本校の防災減災活動を紹介

 第46回全国消防救助技術大会(8月23日グランディ21で開催)と第11回全国和牛能力共進会・宮城大会(9月9日夢メッセせんだいで開催)で、本校の防災減災の取り組みをブース展示しました。参加された方々に本校防災委員が本校の取り組みを説明。多賀城市を襲った「都市型津波」の脅威と「津波波高標示プレート」の設置活動等ついてパネル等を通して話しました。また、全国和牛大会では、「まち歩き」ボランティアも行い、多くの方に防災減災の大切さを訴えることができました。

  

【第46回全国消防救助技術大会での様子】
  

【第11回全国和牛能力共進会・宮城大会での様子】
【左:大会には海外の方も来場され、英語で頑張って説明しました。】
【右:「まち歩き」ボランティアでは砂押川を遡上した津波の脅威について話しました。】