教育活動

教育活動

北海道羅臼高等学校避難訓練「防災・減災講話」

  北海道羅臼高校が主催する避難訓練において,自然災害に関する具体的な情報と本校災害科学科の取組を伝えるため,災害科学科の生徒2名が派遣されました。

 避難訓練は11月5日(金)5校時目に行われ,続いて6校時目に本校生徒による防災・減災講話が行われました。講話は「東日本大震災における津波被害の実情」と「宮城県多賀城高等学校災害科学科の取り組み」の二部構成で,生徒2人によって行われました。津波被害の映像や災害科学科のカリキュラム紹介など,講演内容は多岐にわたり,事前に準備したパワーポイントを使って丁寧に紹介しました。

 講話終了後には,本校オリジナルDIGを紹介する時間を設定していただき,市街地における避難行動についてその一部を羅臼高校の生徒に体験してもらいました。本校生徒への質問も積極的で,和やかな雰囲気の中でお互いに交流を深めることができました。

 講演の機会をご提供・ご支援いただきました,羅臼町教育委員会及び羅臼高校の皆様に感謝申し上げます。

 

■災害科学科3年 長谷川 海月(塩竈二中出身)

 今回は講話を聴く側ではなくて自分がする側となって初めて40分間の発表を行いました。準備の段階からとても緊張していましたが,発表本番では,羅臼高校の生徒の皆さんが真剣に聞いてくださり,有意義な時間を過ごすことができました。講話の後には簡易的ではありましたがDIGワークショップを行い,羅臼高校の皆さんと交流することができてとても楽しかったです。

 その他にも,羅臼町を車で走っているとエゾジカやキタキツネなどの野生動物を普通に見かけることができ,それがとても印象的でした。

■災害科学科3年 伊東 優杏(名取一中出身)

 今回,この様な機会を得て発表することが初めてだったので,スライドの作り方もあまり詳しくなく経験も浅いので,本当に不安でした。

 少ない準備期間で友人や先生と発表の準備をして,発表までに多少のトラブルはあったものの無事発表を終えることができて本当に良かったです。羅臼高校の皆さんもたくさん話しかけてくれて交流が深まり,とても楽しく講演を終えることができました。

 羅臼町は本当に自然が豊かで,宮城では絶対に見ることのできない景色と経験を得ることができました。高校生活の中で最初で最後の発表になると思いますが,今回経験したことを忘れずに今後の高校生活を頑張りたいです。

社会と災害 特別授業「災害と自然環境」

11月16日(土)に国際航業株式会社より鈴木雅人さんをお招きして災害科学科1年生に特別
授業を実施しました。
環境省や国土交通省が提唱している「生態系を活用した防災・減災( Ecosystembased Disaster
Risk Reduction;Eco-DRR)」の考え方を基に、災害と自然環境との関わりについて、自然の力を
うまく使って災害による被害を軽減させる方法を教えていただきました。
 また、後半のワークショップでは広瀬川の河畔林問題をテーマに、木を伐採すべきか残すべきか
グループに分かれて話し合いました。 
 
〇1年7組 村上 隼都 
 今回の授業を受けて、環境に配慮しながら工事を行うことの大切さを学びました。広瀬川の中州についてグループで話し合ったときは、たくさん意見が出ました。木を伐採した場合も残した場合もそれぞれの利点があり、結論をどうするかとても迷いましたが、やはり環境を守ることが大切だということを一番に考え、伐採しないという結論を私たちのグループは出しました。

〇1年7組 久我 美咲
 防災や減災のためには人工物で乗り切るしかないとずっと思っていました。木材を使っても腐るし、すぐに崩れたり流されたりするし、盛り土をしても崩れてしまうかもしれない。しかし、今回の授業を受けて、木にもいいところはたくさんあって、伐採すべきではないという考えに変わりました。
グループごとに話し合った際には多様な考え方が出てきて、それを一つにまとめるのは苦労することだし、これが地域住民の方々や市全体で何かを決めるとなるとなかなか決まらないだろうなと思いました。

 

 

 

 

社会と災害 特別授業

6月7日(金)に大崎市立鹿島台中学校の深瀬規友先生をお呼びして『地形や地質の特性と災害』をテーマに特別授業を行いました。深瀬先生は東北地方~北海道南部地域の地質工学を基礎とした災害・土木・環境・地下資源・活断層等の多岐にわたるコンサルタント業務の経験から、地質の特性や岩盤に起因した災害の実例紹介や,「液状化」,「岩盤の泥濘化」,「地下水と安定勾配」などの演示や演習を見せていただきました。

〇1年7組 近藤 壮太 
 一番印象に残ったのは、実際に実験して自分の目で確かめた未固結堆積物についてです。どんなに頑張っても傾斜が40度以上にならないということが新しい発見で、とてもおもしろかったです。
 深瀬先生に教えていただいた「災害そのものに目を奪われすぎている」という言葉を忘れず、もしも災害が発生した場合は次に何をすべきなのか冷静に考えたいです。

〇1年7組 平井 美帆
 人間の生活圏の拡大によって社会基盤が災害を受けやすい状況を起こしていることを知り、災害は人が起こしているといっても過言ではないなと思いました。深瀬先生の授業を受けて災害で発生する現象を自分の目で確かめ、地形と地質に合わせた災害対策を積極的に考えていきたいです。

「『次世代の教育情報化推進事業』および『特色ある学校づくり』に関わる授業公開」について(追加)

予定通り実施いたします。
 10月30日(月)に「次世代の教育情報化推進事業」および「特色ある学校づくり」に関わる授業公開を行います。この授業公開は,大学,高等学校関係者が対象となります。また,参観には申し込みが必要となります。連絡をいただければ必要書類を送付いたしますので,代表アドレスまでご連絡ください。
    実施要項(PDF)

下記の表をクリックすると時間割のPDFが開きます。